この記事の要点
- 国が携帯ショップなどで開いてきた「デジタル活用支援推進事業」の講習会は、令和3年度から令和7年度までの5年間の事業で、2026年3月末をもって終わりました(総務省「高齢者・障害者のICT利活用支援」、総務省北海道総合通信局「デジタル活用支援推進事業(令和7年度まで)」)。
- それでも、無料のスマホ教室はなくなっていません。ドコモ、au、ソフトバンクの3社は、それぞれの店で自前の教室を続けています。3社とも、ほかの携帯会社を使っている人も受けられます(ドコモスマホ教室「よくある質問」、auスマホ教室「店舗で学ぶ」、ソフトバンク「スマホアドバイザー」)。
- 自治体の教室もあります。東京都は「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」として、教室と相談会を9月から11月も開いています(東京都デジタルサービス局「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」)。
- スマホを持っていなくても大丈夫です。ドコモは体験用のスマホを貸してくれますし、東京都の教室には約1か月の試用スマホの申し込みがあります。
- 申し込みは「店か自治体のホームページで探す」か「電話」の2通りです。この記事の7手順のとおりに進めれば、家族が代わりに探して申し込むこともできます。
この記事の対象:「本を読んでも分からない。誰かに横で教えてほしい」と感じている60代から80代の方と、「無料のスマホ教室って、まだやってるの?」と親御さんに聞かれた30代から50代のご家族です。
今日やること:①お使いの携帯会社に関係なく、近くのドコモ・au・ソフトバンクの店の教室のページを開く ②お住まいの市区町村のホームページで「スマホ教室」の案内を探す ③気になる教室を1つ決めて、電話か画面から申し込む。この3つで十分です。
なお、この記事は各社と東京都が公開している案内にそって書いたものです。教室の内容、開催日、有料の講座の有無は店ごと、時期ごとに変わります。最終的には、申し込む店や事務局の案内でご確認ください。
1. 2026年9月時点の結論|国の事業は3月で終了、いまは携帯3社と自治体が無料で続けている
「去年まで公民館でやっていたスマホ教室が、今年は見当たらない」。そう感じた方は、勘違いではありません。しくみが変わりました。

国の「デジタル活用支援推進事業」は令和7年度で終わった
総務省は、スマホを使うときの不安や困りごとに応えるため、全国の携帯ショップや公民館などで無料の講習会を開く「デジタル活用支援推進事業」を、令和3年度から令和7年度までの5年間、行ってきました(総務省「高齢者・障害者のICT利活用支援」)。総務省の地方の出先機関のページでも、この事業は「令和7年度まで」と案内されています(総務省北海道総合通信局「デジタル活用支援推進事業(令和7年度まで)」)。令和7年度の終わりは2026年3月末ですから、国のお金で開かれていた「総務省のスマホ教室」は、そこで一区切りになりました。
事業の案内をしていた専用のホームページも、いまはつながりません。「デジタル活用支援」で検索して出てきた古いチラシや案内は、開催日が2026年3月より前のものである可能性が高いので、そのまま電話をかける前に日付を確かめてください。
なくなったのは「国の看板」で、教室そのものは続いている
ここが大事なところです。国の事業が終わっても、携帯電話の会社は、それとは別に自分たちの店で教室を開いています。ドコモは「ドコモスマホ教室」、auは「auスマホ教室」、ソフトバンクは「スマホアドバイザー」による教室という名前です。3社とも参加費は基本的に無料で、ほかの会社のスマホを使っている人も受けられます(くわしくは3章)。
また、東京都のように、都道府県や市区町村が自分のお金で教室を続けているところもあります。東京都の「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」は、2026年9月2日に更新された案内で、9月から11月の教室と相談会の予定を出しています(東京都デジタルサービス局「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」)。
つまり、探す先が「総務省の案内」から「携帯ショップ」と「自治体」の2つに変わった、と考えれば間違いありません。
2. スマホ教室で学べること、向いている人
「教室」と聞くと構えてしまう方もいますが、中身は「スマホを持って、店の人と一緒に画面を触る時間」です。何を学べるか、誰に向いているかを先に見ておきます。

学べることの例
各社の案内に出ている講座を見ると、次のような内容が並んでいます。
- はじめてのスマートフォン、電源の入れ方や画面の触り方
- 文字の入力、電話のかけ方、カメラの使い方
- メール、LINE、インターネットの調べもの
- アプリの入れ方、スマホ決済(キャッシュレス)の使い方
- あんしん・安全な使い方(詐欺やニセの警告への備え)
ドコモは「スマートフォンの使い方をレベル別にお教えします」としてスマホ教室を入門から段階に分け、それとは別に「くらしに役立つ最新情報を学べる教室」も開いています(ドコモスマホ教室)。ソフトバンクの講座には「初めてのスマートフォン体験」「iPhone/Android/シンプルスマホの使い方」「ライフスタイル」といった区分があります(ソフトバンク「スマホアドバイザー」)。auは店で学ぶ教室のほかに、自宅でパソコンやスマホから見られる動画の講座も用意しています(auスマホ教室)。
向いている人、向いていない人
向いているのは、「本や動画では分からなかった」「家族に聞くと早口で分からない」「自分のスマホを持って、目の前で一緒に押してほしい」という方です。1回の教室は、ドコモの案内では「基本的には、1つの教室を30~60分で行います」とされています(ドコモスマホ教室「よくある質問」)。短い時間で、1つのことを覚えて帰る場所だと思ってください。
一方で、「自分のスマホが動かない」「特定の設定をその場で直してほしい」というときは、教室よりも、店の窓口や、自治体の「相談会」の方が合っています。東京都の相談会は、マンツーマンで、ガラケーとの違い、二次元コードの読み込み、Wi-Fiのつなぎ方、ビデオ通話のカメラやマイクの使い方などを相談できるとされています(東京都デジタルサービス局「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」)。「みんなで学ぶ教室」と「1対1の相談会」を分けて考えると、選びやすくなります。
3. 携帯ショップのスマホ教室|ドコモ・au・ソフトバンクの共通点と違い
3社の教室の共通点は、公式の案内を並べると3つあります。「参加費は基本的に無料」「ほかの携帯会社の人も受けられる」「事前の予約が必要」です。細かい違いは表のとおりです。

| 見比べる点 | ドコモスマホ教室 | auスマホ教室 | ソフトバンクのスマホ教室 |
|---|---|---|---|
| 開く場所 | 全国のドコモショップ/d garden、オンライン | 全国のau Style/auショップ、自宅で見る動画 | ソフトバンクショップ、自治体と連携した公民館、専用車両 |
| 参加費 | 受講料は無料、一部有料の講座あり | 参加費無料 | 一部有料の講座あり |
| ほかの会社の人 | ドコモを契約していなくても受講できる | au以外の方もOK | 他社のお客さまも、ガラケー利用中でも参加できる |
| スマホを持っていない人 | 体験用のスマホを貸してくれる | まだ持っていない方も参加できる | 参加できる |
| 申し込み | ホームページの「店舗から探す」「講座から探す」、または電話 | ホームページから予約 | 店頭または電話で事前に予約 |
ドコモ|貸出スマホがあり、家族や友人と一緒に受けられる
ドコモの案内では、全国のドコモショップやd garden、オンラインで講座を開いていて、講座の受講料は無料ですが、一部有料の講座があります(ドコモスマホ教室「ドコモスマホ教室とは」)。よくある質問には、「ドコモのスマートフォンを契約していないお客さまでも、スマホ教室を受講いただけます」「ご自分のスマートフォンをお持ちでない方には、体験用のスマートフォンをお貸ししますので、来店の際に店舗スタッフへお伝えください」と書かれています。持ち物は「ご利用中のスマートフォン」で、「お友達やご家族での参加も可能です」とされています(ドコモスマホ教室「よくある質問」)。
一人で行くのが心配な方は、お友達を誘って同じ回に申し込むと、気が楽です。
au|「参加費無料、au以外の方もOK」と明記
auの「店舗で学ぶ」の案内には、「参加費無料!」「au以外の方もOK!」と大きく書かれていて、「まだスマホを持っていない方やスマホに慣れていない方も安心してご参加いただけます」とあります(auスマホ教室「店舗で学ぶ」)。店に行く前に、自宅のパソコンやスマホで動画の講座を見ておくこともできます(auスマホ教室)。
ソフトバンク|資格を持つ「スマホアドバイザー」が教える
ソフトバンクは、「スマホアドバイザー」という、会社が独自に資格認定したスタッフが教室を開きます。「ソフトバンクのお客さまも、他社のお客さまも、ガラケーをご利用中でもご参加いただけます」とあり、「店頭またはお電話にて、事前のご予約が必要です」「一部有料の講座があります」と案内されています(ソフトバンク「スマホアドバイザー」)。会社の紹介ページでは、この教室を年約100万回開いていて、自治体と連携した公民館での「スマホセミナー」や、専用車両による移動型の教室も行っているとしています(ソフトバンク「スマホ教室(社会課題に、アンサーを。)」)。
「一部有料」に気をつける
ドコモとソフトバンクは、無料が基本ですが「一部有料の講座」があります。申し込むときに、「この講座は無料ですか」と一言聞いておくと安心です。なお、教室とは別に、データの引っ越しや設定の代行のような「作業」は有料になることがあります。教室の申し込みと、作業の依頼は分けて考えてください。
4. 自治体のスマホ教室|東京都の例と、お住まいの市区町村での探し方
携帯ショップが遠い方や、店に入るのに気後れする方には、自治体の教室があります。ここでは案内がいちばん整っている東京都を例に、探し方を見ます。

東京都の教室は6つのコース、相談会は1対1
東京都の「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」では、2026年9月2日更新の案内で、次の6つの開催予定が「9月~11月開催分」として出ています(東京都デジタルサービス局「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」)。
- スマホ教室(1回コース)
- スマホ教室(4回コース)
- スマホ教室(フォローアップコース)
- スマホ教室(ステップアップコース)
- スマホ教室(正しい情報の見分け方コース)
- スマホ相談会
参加には事前の申し込みが必要で、申込者が多いときは抽選です。スマホを持っていない参加者は、約1か月の試用スマホを申し込めます。受付のときに、運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカードのいずれか1つの本人確認書類が要ります。問い合わせ先は「スマートフォン普及啓発事業事務局」で、電話は03-6316-3169です。同じページでは、警視庁の「スマホ防犯教室」も案内されています。
島や山あいには「どこでもスマホ教室・相談会」の車が来る
東京都は、機材を積んだ車で島しょ部や西多摩地域を回る「どこでもスマホ教室・相談会」も開いています。対象は都内在住の60歳以上の方で、費用は無料です。自分のスマホを持っていく決まりですが、「お持ちの携帯電話会社は問いません」とあり、スマホを持っていない方には車両内でのみ貸し出しがあります。申し込みは電話で、東京都どこでもスマホ事務局(0800-111-7356、毎日9時から17時、年末年始を除く、通話料は無料)です。2026年9月16日更新の予定表では、青ヶ島村、小笠原村、奥多摩町、檜原村などの日程が出ています(東京都デジタルサービス局「どこでもスマホ利用普及啓発事業」)。
東京都にはこのほか、スマホに慣れた都民がボランティアとして不慣れな方を手伝う「TOKYOスマホサポーター」のしくみもあります(東京都「TOKYOスマホサポーター」)。
東京都以外にお住まいの方の探し方
都道府県や市区町村によって、教室のあるなしと呼び名はまちまちです。探すときは、次の順に見ると早く見つかります。
- お住まいの市区町村のホームページで、「スマホ教室」「スマートフォン講座」「スマホ相談会」の3つの言葉で探す。
- 見つかったら、開催日が2026年4月より後になっているかを確かめる(3月より前の案内は、終わった国の事業のものである可能性があります)。
- 見つからなければ、市区町村の高齢者向けの窓口(高齢者福祉の課や地域包括支援センター)に電話で「スマホ教室の予定はありますか」と聞く。
- それでも無ければ、3章の携帯ショップの教室に切り替える。ソフトバンクの公民館セミナーのように、携帯会社が自治体と組んで開く回もあります。
5. 無料スマホ教室を探して申し込む7手順
ここからが本題です。この順番で進めれば、ご本人でも、離れて暮らすご家族が代わりに探す場合でも、迷いません。

手順1|「教室で覚えたいこと」を1つに決める
「スマホ全部」ではなく、「LINEで写真を送れるようになりたい」「二次元コードを読めるようになりたい」のように、1つに絞ります。教室は1回30分から60分(ドコモの案内)なので、1回で覚えるのは1つが現実的です。決まらないときは、8章のようにAIに相談して候補を出してもらう方法もあります。
手順2|携帯ショップの教室のページを開く
お使いの携帯会社に関係なく、近くにある店のページから見ます。ドコモは「ドコモスマホ教室」のホームページで「店舗から探す」「講座から探す」のどちらかから手続きができます(ドコモスマホ教室「よくある質問」)。auは「auスマホ教室」のページから予約に進めます(auスマホ教室「店舗で学ぶ」)。ソフトバンクは店頭か電話での予約です(ソフトバンク「スマホアドバイザー」)。
手順3|自治体のページで「スマホ教室」を探す
4章の手順で、市区町村のホームページと高齢者向けの窓口を見ます。東京都の方は、都の「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」のページに、コースごとの開催予定と申し込み方法が出ています(東京都デジタルサービス局「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」)。
手順4|無料かどうか、他社でも受けられるかを確かめる
候補が決まったら、次の2つを案内文で確かめます。「参加費は無料か(一部有料の講座ではないか)」「ほかの携帯会社でも受けられるか」。3社とも他社の人を受け入れていますが、店ごとの回で条件が違うことがあるので、申し込み画面か電話で一言聞きます。
手順5|日時を選んで申し込む
画面から申し込む場合は、店と講座と日時を選び、名前と電話番号を入れます。電話の場合は、「スマホ教室の〇月〇日の回に申し込みたい」と伝えます。東京都の教室は申込者が多いと抽選なので、結果の連絡が来るまで待ちます。ご家族が代わりに申し込むときは、受講するご本人の名前で申し込み、連絡先をどちらにするか決めておきます。
手順6|持ち物をそろえる
持っていくのは、いま使っているスマホと、充電した電池です。ドコモは持ち物を「ご利用中のスマートフォン」としています(ドコモスマホ教室「よくある質問」)。スマホを持っていない方は、ドコモなら体験用の貸出をスタッフに頼めますし、東京都の教室なら試用スマホの申し込みができます。メモ帳と筆記用具、老眼鏡も忘れずに。スマホの暗証番号やパスワードは、紙に書いて持ち歩かず、必要なら頭の中に入れておきます。
手順7|当日は「同じことを、もう一度」と頼む
教室では、分からなければその場で「もう一度お願いします」と言って大丈夫です。覚えたい1つのことが、自分の指でできるようになるまで繰り返してもらいます。帰る前に、次の回や相談会の予定を聞いておくと、続けやすくなります。ドコモは「お友達やご家族での参加も可能」なので、2回目は誰かと一緒に来るのも手です。
6. 教室の当日|聞いておくとよいこと
せっかく店の人と1対1に近い時間が取れるので、「今日の講座の内容」以外にも、聞いておくと後で役に立つことがあります。
自分のスマホのことを3つだけ聞く
- 「この機種の名前と、使っている携帯会社は何ですか」(家族に説明するときに要ります)
- 「文字を大きくするのは、どこから設定しますか」
- 「困ったときに、この店の教室はいつ開いていますか」
文字の大きさや音の設定は、教室で教わったあと、家で見直せます。設定の見直しはシニアのスマホ設定をChatGPTで確認|文字サイズ・音声入力・通知整理で手順を書いています。
「契約」と「教室」は別だと知っておく
教室は店の中で開かれるので、機種変更や料金プランの話が出ることはあります。教室に参加したからといって、その場で何かを契約する必要はありません。「今日は教室だけで」と伝えれば十分です。料金の見直しを考えたいときは、家に帰ってからシニアのスマホ料金見直しをChatGPTで|格安SIM相談7ステップを読んで、落ち着いて考えてください。
7. うまくいかないときの対処|満席・遠い・内容が合わない
申し込んでみると、思いどおりにいかないこともあります。よくある3つの困りごとと、その対処です。

満席、抽選に外れた
携帯ショップの教室は店ごとに回数が違うので、隣の駅の店や、別の会社の店も見ます。3社とも他社の人を受け入れているので、「自分はドコモだからドコモの店だけ」と決める必要はありません。東京都の教室は抽選に外れても、9月から11月の間に別のコースや相談会が続いています。
店も会場も遠い
auは自宅で見られる動画の講座を用意しています(auスマホ教室)。ドコモはオンラインでも講座を開いています(ドコモスマホ教室「ドコモスマホ教室とは」)。東京都の島しょ部や西多摩地域なら、車で来る「どこでもスマホ教室・相談会」の日程を確かめます(東京都デジタルサービス局「どこでもスマホ利用普及啓発事業」)。また、家にいながら聞ける相手として、パソコン・スマホの困りごとをChatGPTに聞いて解決の方法もあります。
内容が合わなかった、ついていけなかった
入門の回なのに知っていることばかりだった、逆に速すぎた、ということはあります。ドコモは「レベル別」に講座を分けているので、次は1つ上か下の回を選びます。東京都には「フォローアップコース」「ステップアップコース」があり、1回で終わりにしなくてよいしくみです。「1対1でゆっくり聞きたい」なら、教室ではなく相談会に切り替えるのが早道です。
8. AI(人工知能)に手伝ってもらえること
スマホ教室そのものは人に教わる場ですが、教室を探す前と後に、ChatGPTなどのAIが役に立つ場面があります。AIに入力しないものと、下書きに使えるものを分けておきます。
AIに入力しないもの
- 電話番号、住所、生年月日などの個人情報
- スマホの暗証番号、パスワード
- 家族の名前や、家族の連絡先
教室の申し込みに必要なのは、店や事務局に伝える名前と電話番号だけです。それをAIに教える必要はありません。
下書きに使えるもの
覚えたいことを1つに絞る:「70代です。スマホで、孫に写真を送る、二次元コードを読む、地図で道を調べる、の3つがしたいです。スマホ教室に1回だけ行くなら、どれから覚えるのがよいか、理由と一緒に3行で教えてください」と頼むと、手順1の「1つに絞る」が進みます。
電話で言うことを準備する:「携帯ショップに電話してスマホ教室を申し込みます。相手に伝えることと、聞いておくこと(無料か、他社でも受けられるか、持ち物)を、話す順番にメモにしてください」と頼むと、そのまま読み上げられるメモになります。
家族への説明文を作る:「80代の父に、スマホ教室が無料で、ほかの携帯会社の店でも受けられることをLINEで伝えます。5行以内で、やさしい言葉で書いてください」と頼むと、そのまま送れる文になります。
教室で教わったことを整理する:帰ってきてから、「今日、教室でLINEの写真の送り方を教わりました。自分で思い出せるように、5つの手順に番号をつけて書き直してください。手順は、写真を選ぶ、送る相手を選ぶ、送信を押す、の順でした」のように、覚えている範囲を伝えて整理してもらいます。AIが手順を勝手に足すことがあるので、教わった内容と違うところは消してください。
AIの使い方そのものは、親にChatGPTを教える方法|70代でも挫折しない7ステップにまとめています。
9. まとめ
- 国の「デジタル活用支援推進事業」は令和7年度までの事業で、2026年3月末に終わりました。探す先は「携帯ショップ」と「自治体」の2つに変わりました。
- ドコモ、au、ソフトバンクの教室は、参加費は基本的に無料で、ほかの携帯会社の人も、スマホを持っていない人も受けられます。事前の予約が必要で、一部有料の講座があります。
- 東京都は9月から11月も6つのコースと相談会を開いていて、島しょ部や西多摩地域には車で来る教室もあります。ほかの地域は市区町村のホームページと高齢者向けの窓口で探します。
- 7手順は、覚えたいことを1つに決める、携帯ショップのページを開く、自治体のページを探す、無料と他社可を確かめる、日時を選んで申し込む、持ち物をそろえる、当日は「もう一度」と頼む、です。
- 満席なら別の会社の店へ、遠ければ動画や相談会へ。契約と教室は別なので、その場で何かを決める必要はありません。
よくある質問
Q. 総務省のスマホ教室は、もうやっていないのですか?
国の「デジタル活用支援推進事業」は令和3年度から令和7年度までの5年間の事業で、2026年3月末で終わりました(総務省「高齢者・障害者のICT利活用支援」)。ただし、携帯電話の各社と、東京都などの自治体は、自分たちの教室を続けています。
Q. 自分はauなのに、ドコモの店の教室に行ってもいいのですか?
はい。ドコモは「ドコモのスマートフォンを契約していないお客さまでも、スマホ教室を受講いただけます」としています(ドコモスマホ教室「よくある質問」)。auは「au以外の方もOK」、ソフトバンクは「他社のお客さまも、ガラケーをご利用中でもご参加いただけます」と案内しています。
Q. スマホを持っていなくても行けますか?
行けます。ドコモは体験用のスマホを貸してくれるので、来店のときにスタッフに伝えます。auは「まだスマホを持っていない方」も参加できると案内しています。東京都の教室では、約1か月の試用スマホを申し込めます(本人確認書類が要ります)。
Q. 本当に無料ですか?
ドコモは「参加費は基本的に無料」で「一部有料の教室」があります。auは「参加費無料」と明記しています。ソフトバンクは「一部有料の講座があります」としています。申し込むときに、その講座が無料かどうかを一言確かめてください。東京都の「どこでもスマホ教室・相談会」は「無料です」と案内されています(東京都デジタルサービス局「どこでもスマホ利用普及啓発事業」)。
Q. 1回の教室はどのくらいの時間ですか?
ドコモの案内では「基本的には、1つの教室を30~60分で行います」とされています(ドコモスマホ教室「よくある質問」)。auとソフトバンクは、講座ごとに店で確かめてください。
Q. 家族が代わりに申し込んでもいいですか?
ドコモは電話でも予約を受け付けているので、ご家族が電話で申し込むことができます。受講するご本人の名前で申し込み、連絡先をどちらにするか決めておきます。東京都の教室は事務局(03-6316-3169)に電話で問い合わせできます。
Q. 教室で機種変更や契約をすすめられませんか?
教室は店の中で開かれるので、話が出ることはあります。ただ、教室に参加したからといって契約する必要はありません。「今日は教室だけで」と伝えれば十分です。データの引っ越しや設定の代行のような作業は有料になることがあるので、教室と分けて考えてください。
Q. 東京都以外に住んでいます。どこで探せばいいですか?
市区町村のホームページで「スマホ教室」「スマートフォン講座」「スマホ相談会」の3つの言葉で探し、見つからなければ高齢者向けの窓口や地域包括支援センターに電話で聞きます。無ければ、携帯ショップの教室に切り替えます。開催日が2026年4月より後かどうかは必ず確かめてください。
参考・出典
- 総務省「情報バリアフリー環境の整備 高齢者・障害者のICT利活用支援」(2026年9月19日閲覧)
- 総務省北海道総合通信局「デジタル活用支援推進事業(令和7年度まで)」(2026年9月19日閲覧)
- NTTドコモ「ドコモスマホ教室 よくある質問」(2026年9月19日閲覧)
- NTTドコモ「ドコモスマホ教室とは」(2026年9月19日閲覧)
- NTTドコモ「ドコモスマホ教室」(2026年9月19日閲覧)
- KDDI「auスマホ教室 店舗で学ぶ」(2026年9月19日閲覧)
- KDDI「auスマホ教室」(2026年9月19日閲覧)
- ソフトバンク「スマホアドバイザー」(2026年9月19日閲覧)
- ソフトバンク「スマホ教室(社会課題に、アンサーを。)」(2026年9月19日閲覧)
- 東京都デジタルサービス局「高齢者向けスマートフォン利用普及啓発事業」(2026年9月2日更新)
- 東京都デジタルサービス局「どこでもスマホ利用普及啓発事業」(2026年9月16日更新)
- 東京都「TOKYOスマホサポーター」(2026年9月19日閲覧)