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ChatGPTの始め方

【2026年最新】親にChatGPTを教える方法|70代でも挫折しない7ステップ

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親にChatGPTを教える7ステップ — シニア・家族向け実践ガイド

結論:親にChatGPT(AIチャット)を教えるコツは、「文字を打たせない」「生活に直結する話題から始める」「一度に1つだけ教える」の3つです。

  • 要点1:60代のスマホ所有率は95%(NTTドコモ モバイル社会研究所 2026年1月調査)。スマホは持っている。あとは「使い方」を教えるだけ
  • 要点2:ChatGPTの音声モード(声で話しかけるだけ)なら、キーボード操作が苦手なシニアでもすぐに使い始められる
  • 要点3:この記事の7ステップに沿えば、早い方で3日、ゆっくりでも2週間で「ひとりで使える」状態に到達できた(個別サポート実績より)

対象読者:親(60〜80代)にChatGPTを教えたい子世代(30〜50代)、シニア本人で「自分でも使えるか不安」な方

今日やること:この記事のステップ1「アプリのインストール」だけ、親のスマホで一緒にやってみる

「お母さん、ChatGPTって知ってる? すごく便利だよ」

そう言ったら、母(当時72歳)はこう返しました。

「チャット……なに? 私にはむずかしいでしょ」

正直、そこから教えるのは大変でした。最初はスマホの画面を見せても「どこを押せばいいの?」の連続。でも、ある日「声で話しかけるだけでいいんだよ」と伝えた瞬間、母の表情が変わったんです。3日後には毎朝ChatGPTに「今日の天気と、膝が痛いときのストレッチ教えて」と話しかけるようになりました。

この記事では、私たちがシニアの方への個別サポートで実際に効果のあった「教え方の7ステップ」を、コピペで使える練習プロンプトつきで全部お伝えします。教える側(子世代)の方も、シニアご本人も、ぜひ参考にしてください。

シニアのスマホ・AI事情 — 2026年のリアルな数字

「うちの親はスマホも使えないし、AIなんて無理」と思っていませんか? 実は、シニアのデジタル環境は想像以上に変わっています。

スマホはもう「当たり前」の時代

NTTドコモ モバイル社会研究所の2026年1月調査(全国60〜84歳男女、n=1,300)によると、シニアのスマートフォン所有率は以下のとおりです。

  • 60代:95%
  • 70代:86%
  • 80代前半:69%

10年前(2016年)の約4倍。もはや「シニアはスマホを持っていない」は過去の話です。

でも、AI(人工知能)はまだ遠い存在

一方で、総務省「令和7年版 情報通信白書」(2024年度調査)によると、生成AI(文章や画像を自動で作るAI)を使ったことがある人は全体で26.7%。20代は44.7%ですが、60代以上になるとぐっと下がります。

つまり、「スマホは持っているけど、AIはまだ使っていない」というシニアが大多数。ここに大きなチャンスがあります。ChatGPTを教えてあげれば、親の毎日がぐっと便利になるんです。

シニアのスマホ活用やAI入門については、シニアのChatGPT入門ガイドでも基本から解説しています。

教える前に絶対やってほしい3つの準備

いきなり「ChatGPTはね……」と説明を始めると、高い確率で挫折します。私たちが個別サポートで学んだのは、教える前の「下ごしらえ」が成功の8割を決めるということでした。

準備1:親のスマホ環境を整える

まず確認してほしいのは、以下の3つです。

  • 文字サイズ — 設定画面で「大」か「特大」になっているか。ChatGPTの画面は文字が小さめなので、スマホ全体の文字サイズを上げておきましょう
  • Wi-Fi接続 — 音声モード(声で話しかける機能)はデータ通信量が多いので、自宅のWi-Fiに接続しておくと安心です
  • ストレージ(保存容量) — アプリをインストールするために200MB程度の空きがあるか確認しましょう

準備2:「何に困っているか」を聞いておく

これがいちばん大事です。ChatGPTの機能を教えるのではなく、親が「困っていること」をChatGPTで解決するのがゴール。事前に聞いてみてください。

  • 「最近、何か面倒だなって思うことある?」
  • 「スマホで調べものするとき、困ることない?」
  • 「病院に行くとき、先生に何を聞けばいいか迷わない?」

実際にサポートした68歳の読者の方は「役所からの通知が読めない」が悩みでした。そこからChatGPTで「この文章をかんたんな言葉で説明して」と教えたら、一発で「これ便利!」となったんです。

準備3:「30分だけ」と時間を区切る

シニアの方は長時間の画面操作で目が疲れやすいです。最初は30分、慣れても1時間以内に区切りましょう。「今日は1つだけ覚えよう」が合言葉です。

親にChatGPTを教える7ステップ

ここからが本題です。この7ステップは、私たちが個別サポートでシニアの方(65〜78歳・20名以上)に実際に使った順番です。ステップ1〜3は初日、4〜5は2日目、6〜7は3日目以降がおすすめのペースです。

ステップ1:一緒にアプリをインストールする

App Store(iPhone)またはGoogle Play(Android)で「ChatGPT」と検索。OpenAI公式のアプリ(緑色のアイコン)をインストールします。

ポイントは「一緒に」です。「あとで自分でやってね」はNG。隣に座って、画面を一緒に見ながら進めてください。アカウント作成はGoogleアカウントやApple IDでのログインがいちばん簡単です。

ステップ2:最初の質問は「声」で

キーボード入力はハードルが高いので、最初から音声モードを使います。ChatGPTアプリの画面下にあるマイクのアイコンをタップして、こう言ってもらいましょう。

今日の夕飯に、冷蔵庫にあるキャベツと鶏肉で作れるかんたんなレシピを教えてください。
※不足している情報があれば、最初に質問してから回答してください。

親の目の前でChatGPTが答え始めると、ほとんどの方が「えっ、すごい!」と驚きます。この最初の「すごい!」体験が、続けるモチベーションになります。

ステップ3:「もう一回聞いていいんだよ」と伝える

シニアの方に多いのが、「一度聞いたら終わり」と思ってしまうこと。ChatGPTは何度聞き直してもOKです。

  • 「もうちょっとかんたんに説明して」
  • 「材料を3つだけにして」
  • 「漢字を減らして読みやすくして」

この「追加で聞く」ができるようになると、使い方が一気に広がります。

ステップ4:毎日のルーティンに組み込む

2日目からは、毎日のルーティン(日課)に1つだけChatGPTを組み込むのがコツです。たとえば:

  • 朝:「今日の天気と、洗濯物を外に干していいか教えて」
  • 昼:「お昼ごはん、残り物で何か作れる?」
  • 夜:「今日のニュースで大事なことを3つ教えて」

私たちがサポートした74歳の男性は、毎朝の天気確認から始めて、1週間後には「孫の誕生日プレゼント、小学3年生の女の子に何がいい?」とChatGPTに相談するようになりました。

ステップ5:文字入力も少しずつ練習する

音声に慣れたら、かんたんな文字入力も試してみましょう。最初は「ありがとう」「もう少し詳しく」など短い文から。

音声入力(マイクボタンを使ってキーボードに声で文字を入れる方法)もおすすめです。ChatGPTの音声モードとは別に、スマホ自体の音声入力機能で文字を打てます。声で話してテキストに変換されるので、キーボードを打つ必要がありません。詳しくはシニアのChatGPT音声入力ガイドで解説しています。

ステップ6:「やってはいけないこと」を教える

便利さに慣れてきたら、安全に使うためのルールを伝えましょう。これはとても大事です。

  • 個人情報は入れない — 名前、住所、電話番号、保険証の番号、銀行口座、マイナンバーは絶対にChatGPTに教えない
  • お薬の相談は必ず主治医に — ChatGPTは医師ではありません。「この薬を飲んでいいですか?」のような質問はChatGPTではなく、かかりつけの先生や薬剤師さんに相談してください
  • お金の話は専門家に — 年金、相続、保険の判断はChatGPTに任せず、税理士さんや社会保険労務士さんに確認してください
  • AIの答えは「参考」 — ChatGPTは時々まちがえます。大事なことは、AIの答えだけで決めないで、公式サイトや専門家にも確認しましょう

ステップ7:「自分で聞けた!」を一緒によろこぶ

3日目以降、親が自分ひとりでChatGPTに質問できた瞬間が来ます。「お母さん、ひとりで聞けたね!」と一緒によろこんでください。この成功体験が、その後の継続につながります。

息子さん世代から教わって始めた67歳の女性は、「自分で聞けるようになったら、もう息子に電話しなくてよくなった(笑)」とおっしゃっていました。でも、息子さんは「電話が減ってさみしい」と笑っていました。

音声モードで「文字を打たない」から始めよう

7ステップの中でも特に強調したいのが、音声モード(ボイスモード)の活用です。

音声モードとは?

ChatGPTアプリのマイクアイコンをタップすると、スマホに話しかけるだけでAIが答えてくれる機能です。電話で人に聞くのと同じ感覚で使えます。

  • キーボード入力が不要
  • 目が悪くても、耳で答えを聞ける
  • 無料プランでも1日2時間まで使える(OpenAI公式 2026年5月時点)

音声モードの始め方(3ステップ)

  1. ChatGPTアプリを開く
  2. 画面下のマイクアイコン(波形マーク)をタップ
  3. 「こんにちは、今日の天気を教えてください」と話しかける

初めてのシニアの方には「電話だと思って話しかけてみて」と伝えると、すっと入れます。実際に試してくれた71歳の読者の方からは「電話と同じなら私にもできる」という感想をいただきました。

すぐ使える練習プロンプト(AIへの指示文)5選

教えるときに「何を聞けばいいの?」と聞かれたら、以下のプロンプト(指示文)をそのまま使ってみてください。全部、音声でも文字でもOKです。

プロンプト1:今日の献立を考える

冷蔵庫に豚こま肉、にんじん、玉ねぎ、卵があります。
70代の一人暮らし向けに、塩分控えめで15分以内に作れる夕飯を1つ教えてください。
材料の分量は1人分でお願いします。
※不足している情報があれば、最初に質問してから回答してください。

なぜこれが効くか:具体的な食材と条件(塩分控えめ・15分・1人分)を入れることで、ちゃんと使えるレシピが返ってきます。

プロンプト2:病院の先生に聞くことリストを作る

来週、膝の痛みで整形外科に行きます。
先生に聞いておいたほうがいいことを5つリストにしてください。
73歳の女性で、血圧の薬を飲んでいます。
やさしい言葉で、短い文にしてください。
※このリストは参考です。最終的な判断はかかりつけの先生にご相談ください。

なぜこれが効くか:病院で「何を聞けばいいか分からない」はシニアの方の共通の悩み。事前にリストを作っておくと安心です。ただし、ChatGPTは医師ではないので、リストはあくまで「先生に聞く準備メモ」として使ってください。

プロンプト3:役所からの通知を読み解く

以下の文章が役所から届きました。
「後期高齢者医療保険料の算定方法が変更になります」
この内容を、70歳の人にも分かるようにかんたんな言葉で説明してください。
漢字は少なめに、1文を短くしてください。
※仮定した点は必ず「仮定」と明記してください。

なぜこれが効くか:行政の通知文は専門用語が多くて、シニアの方には読みにくいです。ChatGPTにかんたんな言葉に直してもらうと「そういうことだったのか」とスッキリします。なお、保険料や税金の具体的な金額については、お住まいの市区町村の窓口で確認してください。

プロンプト4:お孫さんへの手紙を書く

小学4年生の孫(男の子)に誕生日のメッセージを書きたいです。
おじいちゃんらしい温かい言葉で、200字くらいでお願いします。
「勉強がんばれ」みたいな説教っぽくならないようにしてください。
※出てきた文章は「たたき台」です。自分の言葉に直して使ってください。

なぜこれが効くか:「何を書けばいいか」から相談できます。AIに丸投げではなく、出てきた文章を自分の言葉に直して使うのがポイントです。

プロンプト5:脳トレの相手になってもらう

私は72歳です。頭の体操になるクイズを3問出してください。
歴史か地理のジャンルで、ヒントつきでお願いします。
正解は、私が答えてから教えてください。
※不足している情報があれば、最初に質問してから回答してください。

なぜこれが効くか:ChatGPTは対話形式のクイズが得意。毎日やると、いい頭の体操になります。ChatGPTを使った脳トレについてはシニアのChatGPT脳トレ7選で詳しく紹介しています。

【要注意】よくある失敗パターンと回避策

ここからは、教えるときにやりがちな失敗と、その回避策です。私たちの個別サポートでも繰り返し起きたパターンなので、ぜひ先に読んでおいてください。

失敗1:最初から機能をたくさん教えてしまう

❌ 「画像生成もできるし、ファイルも読めるし、翻訳もできるし……」と一度に説明する

⭕ 「今日は1つだけ。声で話しかけて、夕飯のレシピを聞いてみよう」と、1日1機能に絞る

なぜこれが重要か:情報が多すぎると、シニアの方は「やっぱりむずかしい」と感じてフリーズしてしまいます。デイサービスで一緒に試してくれたシニアの皆さんも、「1つずつ教えてくれたから覚えられた」とおっしゃっていました。

失敗2:「かんたんだよ」と言ってしまう

❌ 「こんなのかんたんだよ、大丈夫」

⭕ 「最初はちょっと戸惑うかもしれないけど、一緒にやるから大丈夫だよ」

なぜこれが重要か:「かんたん」と言われると、できなかったときに「自分が悪い」と感じてしまいます。「一緒にやる」という姿勢が、安心感を生みます。

失敗3:エラーが出たときに親のせいにする

❌ 「さっき言ったじゃん、そこじゃないよ」

⭕ 「あ、ここ分かりにくいよね。私も最初まちがえたよ」

なぜこれが重要か:教える側がイライラすると、シニアの方は「もう聞きたくない」と心を閉じてしまいます。正直にお伝えすると、教え方の技術よりも雰囲気作りのほうがずっと大事です。

失敗4:個人情報の注意を後回しにする

❌ 便利さだけ教えて、セキュリティの話は「また今度」にする

⭕ ステップ6で説明したとおり、「名前・住所・電話番号・保険証の番号は絶対に入れない」を早い段階で伝える

なぜこれが重要か:シニアの方はAIに対する警戒心が薄い場合があります。便利さに夢中になって、うっかり個人情報を入力してしまうケースがあります。「何を入れてはいけないか」の明確なルールを最初に伝えることで、安全に使い続けられます。最近のAI詐欺の見分け方についてはシニアの詐欺電話対策チェックリストもあわせてご覧ください。

ChatGPTの料金 — 無料で始められます

「お金がかかるんでしょ?」と聞かれることが多いので、料金をまとめておきます。

無料プランでできること

  • テキスト(文字)での会話 — 制限はありますが日常使いには十分
  • 音声モード — 1日2時間まで(OpenAI公式 2026年5月時点)
  • 画像の認識 — 写真を見せて「これは何?」と聞ける

まずは無料プランで始めてみて、もっと使いたくなったら有料を検討するのがおすすめです。

有料プラン(参考)

プラン名 月額(目安) 特徴
ChatGPT Go 約1,200円 無料の10倍のメッセージ量
ChatGPT Plus 約3,000円 最新AIモデル使い放題

(OpenAI公式サイト 2026年5月時点。為替レートにより変動します。最新の料金はOpenAI公式サイトでご確認ください)

シニアの日常使いなら、無料プランで十分です。お子さんが有料プランに入って、家族で使うという方法もあります。

よくある質問(FAQ)

Q1:ChatGPTとは何ですか?

ChatGPT(チャットジーピーティー)は、OpenAI(オープンエーアイ)社が提供するAI(人工知能)チャットサービスです。文字や声で質問すると、人間のように答えてくれます。レシピ、手紙の書き方、言葉の意味など、幅広い相談ができます。

Q2:料金はかかりますか?

基本は無料で使えます。音声モード(声で話しかける機能)も無料プランで1日2時間まで利用可能です(2026年5月時点)。もっと使いたい場合は月額約1,200円〜の有料プランもあります。

Q3:スマホが苦手でも使えますか?

はい。音声モードを使えば、スマホに話しかけるだけで使えます。キーボードで文字を打つ必要はありません。電話をかける感覚に近いです。

Q4:個人情報を入力しても大丈夫ですか?

名前、住所、電話番号、保険証番号、銀行口座番号、マイナンバーなどの個人情報は、ChatGPTに入力しないでください。日常の質問(レシピ、天気、言葉の意味など)は安心して聞けます。

Q5:ChatGPTの答えは正確ですか?

ChatGPTは非常にかしこいですが、まちがえることもあります。特に最新のニュース、数字、固有名詞は不正確な場合があります。大事なことは必ず公式サイトや専門家にも確認してください。AIの答えは「参考情報」として使うのが正しい使い方です。

Q6:Googleの「Gemini」やAppleの「Siri」とは何が違いますか?

Gemini(ジェミニ)はGoogle、Siri(シリ)はAppleのAI(人工知能)です。ChatGPTの特徴は「長い文章での相談」や「やりとりを続けながら答えを深める」のが得意なこと。Siriは短い命令(タイマーセット、電話など)が得意です。目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること:親のスマホにChatGPTアプリをインストールする。一緒に座って、5分で完了します
  2. 今週中:音声モードで「夕飯のレシピ」を1回聞いてみる。この記事のプロンプト1をそのまま使ってください
  3. 2週間後の目標:親がひとりでChatGPTに質問できる状態を目指す。ステップ7の「自分で聞けた!」体験を一緒によろこびましょう

次回予告:次の記事では「シニアがChatGPTで旅行計画を立てる方法」をテーマに、宿の比較からお土産選びまで、声だけでできる旅行準備術をお届けします。


参考・出典


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AI(人工知能)の可能性に魅了され、X(旧Twitter)で活用法を発信(@SuguruKun_ai、フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。シニア向けAI個別サポートも実施中。

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