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【2026年11月】年金の受取口座の変更|受取機関変更届の7手順

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【2026年11月】年金の受取口座の変更|受取機関変更届の7手順

この記事の要点

年金を受け取っている人が、年金を受け取る銀行やゆうちょ銀行を変える時は、「年金受給権者 受取機関変更届」を出します。 出す先は、近くの年金事務所か街角の年金相談センターです(日本年金機構「年金を受けている方が年金の受取機関や住所を変更するとき」)。

  • 次の年金の支払日の1カ月以上前までに出します。 新しい口座に初めて年金が入ったのを確かめるまで、前の口座は解約しません(手順1・7)。
  • 12月15日(火)の支払い(10月分と11月分)から新しい口座にしたい人は、11月15日より前に出すのが目安です。 11月15日は日曜日なので、窓口に出す人はその前の平日のうちに出します(手順1)。
  • 新しい口座の名義のフリガナは、年金の記録のフリガナと同じにします。 違うと年金が振り込まれません。貯蓄預金の口座では受け取れません(手順2)。
  • マイナポータルで「公金受取口座」の口座を変えただけの人は、年金の受取口座は変わっていません。 年金も新しい口座で受け取るには、この届書を出します(手順2)。
  • スマホの電子申請を使えるのは、年金を受け取る口座を公金受取口座に変える人だけです(手順6)。

この記事は、2026年11月4日に確認した、日本年金機構とデジタル庁の公式ページの内容です。

今すぐやること3つ

  1. 年金証書を出して、基礎年金番号と年金コードを確かめます(手順4)。
  2. 新しい口座の通帳かキャッシュカードを出して、名義のフリガナを確かめます(手順2)。
  3. 届書を年金事務所などで受け取るか、日本年金機構のページから印刷します(手順3)。

まず知っておくこと|受取口座を変えるには届け出が要る

年金は偶数月の15日に振り込まれる

年金は、原則年6回、偶数月の15日に支払われます。15日が土日か祝日の時は、その前の平日に支払われます。各支払月には、原則、前月までの2カ月分が支払われます。12月に支払われるのは10月分と11月分、2月に支払われるのは12月分と1月分です(日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」)。

左の「公金受取口座」の箱と右の「年金の受取口座」の箱の間に「自動的に変更されません」の札があり、右の箱の下から矢印で「年金受給権者 受取機関変更届」へ進む図
図解1|公金受取口座の登録口座を変えても、年金の受取口座は自動的に変更されない。年金も変えるには受取機関変更届を出す

口座を変える届書は、この支払日に合わせて出す時期を決めます。

振込先を変えるには、日本年金機構への届出が要る

年金の振込先は、日本年金機構に届け出た口座です。日本年金機構は、受け取る金融機関やゆうちょ銀行を変える時は「年金受給権者 受取機関変更届」の届出が必要だと書いています。

公金受取口座を変えただけでも、年金の振込先は変わらない

公金受取口座(給付金などを受け取るために国(デジタル庁)に登録する口座)は、年金の振込先とは別の登録です(デジタル庁「公金受取口座登録制度」)。日本年金機構は、「公金受取口座に登録している口座を変更しても、年金の受取口座は自動的に変更されません。」と書いています(日本年金機構の年金Q&A)。

手順1|次の支払日から、出す時期を決める

1カ月以上前までに出す

日本年金機構は、「次の年金の支払日の1カ月以上前までには手続きをしてください。」と書いています(日本年金機構の案内)。

左から「11月15日より前」「12月15日(火)」「2027年2月15日(月)」の3つの箱が矢印でつながり、「12月15日(火)」の下に「10月分と11月分」の札がある図
図解2|12月15日(火)の支払い(10月分と11月分)に合わせたい人は、11月15日より前に出すのが目安。その次の支払日は2027年2月15日(月)

2026年の次の支払日は12月15日(火)です。12月15日の支払いに合わせたい人は、1カ月前の11月15日より前に出すのが目安です。11月15日は日曜日なので、窓口に出す人はその前の平日のうちに出します。その次の支払日は2027年2月15日(月)です。

間に合わない時は、前の口座に入ることがある

電子申請の案内は、手続きから1カ月程度は、変更前の口座に年金が振り込まれることがあると書いています。届書の注意書きは、変更には「1カ月程度」かかると書いています(日本年金機構「年金受給権者 受取機関変更届」(PDF))。スマホの電子申請の案内は、手続きから「1~3カ月程度」で変更後の口座での受け取りが始まると書いています(日本年金機構の電子申請のリーフレット(PDF))。だから、前の口座は手順7まで残しておきます。

手順2|新しい口座で受け取れるか確かめる

名義のフリガナをそろえる

日本年金機構は、「日本年金機構で管理する年金受給者記録のフリガナと、口座名義人のフリガナが相違していると、年金の振込ができませんのでご注意ください。」と書いています(日本年金機構の案内)。口座の名義は本人の名前で、フリガナが年金の通知書と同じかを見ます。

「名義のフリガナをそろえる」「貯蓄預金の口座は使えない」「インターネット専業銀行の口座」の3つの帯が、矢印でつながずに上から同じ大きさ・同じ色で並ぶ図
図解3|新しい口座で確かめる3つのこと。名義のフリガナ、貯蓄預金の口座ではないか、インターネット専業銀行なら受け取り先にできる銀行か

貯蓄預金の口座は使えない

同じ案内は、「年金は貯蓄預金口座では受け取りできません。」と書いています。届書で選べる預金の種類は「普通」と「当座」です。貯蓄預金の口座ではないかを、通帳で確かめます。

インターネット専業銀行の口座

日本年金機構は、一部のインターネット専業銀行は年金の受け取り先として指定できると書き、主な銀行として、ソニー銀行、楽天銀行、ドコモSMTBネット銀行、イオン銀行、PayPay銀行、GMOあおぞらネット銀行、auじぶん銀行、UI銀行、みんなの銀行、セブン銀行を挙げています(2026年8月3日更新)。詳しくは、使いたい銀行に問い合わせるように書いています。届書を出す時は、金融機関名、支店名、口座番号、口座名義(カタカナ)が分かるページをインターネットから印刷して添えます(日本年金機構「インターネット専業銀行で年金の受け取りはできますか。」)。

この届書では変えられない人

次の人は、この記事の手順だけでは変えられません。

  • 共済組合から共済年金を受けている人: 届書の注意書きは、共済組合等に別に届け出るように書いています。
  • 年金を担保にした公的な貸付を受けている人: 独立行政法人福祉医療機構から貸付を受けている人は、完済するまで年金の振込先を変えられません(日本年金機構「個人の方の電子申請(年金受取機関変更届)」)。
  • 成年後見人などが手続きをする人: 財産管理が認められている後見人等が口座を変える時は、別の申出書(成年後見人等用)と、後見人等であることを証明する書類を出します(日本年金機構の案内)。
  • 海外の金融機関の口座で受け取りたい人: 国内に住む人と手続きが違います。

手順3|届書を手に入れる

手に入れる3つの方法

日本年金機構の案内では、届書は次の3つの方法で手に入ります。

  1. 日本年金機構のページからダウンロードする(日本年金機構「年金の受取機関や住所を変えるとき」)。PDFとエクセルと記入例があります。
  2. 年金事務所か街角の年金相談センターの窓口で受け取る。
  3. ねんきんダイヤルに問い合わせて、送ってもらう。

書く時に手元に置くもの

年金証書(基礎年金番号と年金コードが書かれています)、マイナンバーカード、新しい口座の通帳かキャッシュカード、黒のボールペンを用意します。届書は、黒インクのボールペンで書くように指定されています。

手順4|届書に書く

本人のこと

届書(年金受給権者 受取機関変更届(兼 年金生活者支援給付金 受取機関変更届))の欄は、上から次のとおりです(届書のPDF)。

  1. 個人番号(マイナンバー)か、基礎年金番号(10桁は左詰め)
  2. 変える年金の指定: 受けているすべての年金を変える人は、チェックの欄に✔を書きます。年金を指定する人は、年金コードを書きます。
  3. 生年月日
  4. 受給権者の氏名(フリガナ)と電話番号
  5. 郵便番号と住所

新しい口座のこと

  1. 公金受取口座の利用の意思: 「1 利用する」か「2 利用しない」を選びます。公金受取口座を利用する人も、下の口座の欄は必ず書きます。
  2. 口座名義(カタカナ): 氏名のフリガナと同じかを確かめます。
  3. 銀行などの人は、金融機関名と支店名、金融機関コードと支店コード、普通か当座か、口座番号(左詰め)を書きます。
  4. ゆうちょ銀行の人は、貯金通帳の記号(左詰め)と番号(右詰め)を書きます。

日本年金機構の年金Q&Aも、変更後の銀行名、支店名、預金口座番号と、マイナンバーか、年金証書の基礎年金番号と年金コードなどを書くように答えています(日本年金機構「年金の受け取り先を別の銀行に変更したいのですが、どうすればいいですか。」・2026年5月22日更新)。

手順5|口座の証明と、本人確認の書類をそろえる

口座の証明は3つのうちどれか

新しい口座が本人の物だと示すために、次のどれかにします(日本年金機構の案内)。

  • 新しい口座の金融機関かゆうちょ銀行(郵便局)で、届書の「金融機関またはゆうちょ銀行の証明欄」に証明を受ける。
  • 年金事務所などの窓口に、通帳を持っていく。
  • 通帳のコピー(金融機関名、支店名、口座番号、口座名義人フリガナが書かれた部分)を添える。
左に「証明を受ける」「通帳を持っていく」「通帳のコピー」の3つの箱が縦に並び、3本の矢印が右の「口座の証明」の1つの箱に集まる図
図解4|口座の証明は、証明欄に証明を受ける、通帳を持っていく、通帳のコピーを添える、の3つのうちどれか

公金受取口座を利用する人は、証明欄の証明も通帳のコピーも要りません。

マイナンバーを書いた人の本人確認の書類

届書に個人番号(マイナンバー)を書いた人は、次の(1)か(2)を添えます。郵送で出す人は、コピーを添えます(届書の注意書き)。

  • (1)マイナンバーカード
  • (2)次の2種類を1つずつ
  • 個人番号が分かる書類: 個人番号が書かれた住民票か、通知カード(氏名、住所等が住民票と同じ場合だけ)
  • 身元を確かめる書類: 運転免許証、旅券、身体障害者手帳、療育手帳、在留カード等

身元を確かめる書類はほかにもあるので、分からない時は年金事務所に問い合わせます。

手順6|年金事務所か街角の年金相談センターに出す

窓口に出す

届書と添付書類を、近くの年金事務所か街角の年金相談センターに出します。

左下から右上へ同じ高さずつ上がる6段の階段に、「「署名用電子証明書のパスワード」の設定」「マイナポータルの利用者登録」「マイナポータルとねんきんネットの連携」「「公金受取口座」の登録」「届書を作成する」「電子署名を付与する」が順に並ぶ図
図解5|スマホの電子申請は、署名用電子証明書のパスワードの設定、マイナポータルの利用者登録、ねんきんネットとの連携、公金受取口座の登録の4つの準備をしてから、届書を作成し、電子署名を付与する

スマホの電子申請で出す(公金受取口座に変える人だけ)

日本年金機構は、電子申請を利用できるのは「年金の受け取りを希望する口座を公金受取口座に変更する場合に限ります。」と書いています。始める前に、次の4つの準備が要ります(日本年金機構「個人の方の電子申請(年金受取機関変更届)」・2026年10月1日更新)。

  1. マイナンバーカードの「署名用電子証明書のパスワード」の設定
  2. マイナポータルの利用者登録
  3. マイナポータルとねんきんネットの連携
  4. 「公金受取口座」の登録

公金受取口座を登録したり変えたりした直後は、審査と登録に最長で2週間程度かかるので、電子申請はその後にします。

電子申請の画面の順番

マイナポータルにログインし、トップ画面を「おかね」までスクロールして「年金」を押します。「老齢年金の受給」欄の「老齢年金の受け取り開始」を押し、「年金受取機関変更届」欄の「届書を作成する」を押します。その後は、注意事項の確認、事前確認事項への回答、基本情報の確認と電話番号の入力、変える年金の選択、口座の情報の入力、内容の確認と進みます。内容に誤りがなければ「電子署名を付与して申請する」を押します。最後に「電子署名を付与する」を押し、署名用電子証明書パスワード(英数字6桁~16桁)を入れて、スマホの背面にマイナンバーカードをかざします。「受取金融機関(口座)を変更する(申請完了)」の画面が出たら、申請は終わりです。

電子申請の案内のリーフレットは、マイナポータルとねんきんネットを連携できる時間を8:00~23:00(土日祝日を除く)と書いています。それ以外の時間に連携した時は、翌営業日に連携されます(リーフレット(PDF))。

手順7|新しい口座に入るまで、前の口座を残す

前の口座は解約しない

日本年金機構は、変更の後、新しい受取機関への初めての入金を確かめるまでは、念のため前の口座をそのままにしておくように書いています。電子申請の案内も、手続きから1カ月程度は前の口座に年金が振り込まれることがあると書いています。

年金生活者支援給付金も同じ口座に変わる

届書の注意書きは、年金生活者支援給付金を受けている人が基礎年金の受取機関を変えると、年金生活者支援給付金の受取機関も基礎年金と同じに変わると書いています。電子申請では、年金生活者支援給付金の受取口座だけを変える選び方もあります(日本年金機構の年金Q&A)。

何度も変えない

日本年金機構の年金Q&Aは、受け取り先の変更を過度に行うと、支払日に希望する受け取り先で年金が受けられなかったり、受け取りが遅くなったりすることがあると書いています。

家族が手伝う時

一緒に見るもの

離れて暮らす親の口座を変える手伝いをする時は、年金証書と新しい口座の通帳を、電話かビデオ通話で一緒に見ます。名義のフリガナ(手順2)と、年金コード(手順4)を、声に出して読み合わせると、書き間違いに気づきやすくなります。

知らない人からの電話やメールに番号を答えない

マイナンバー、基礎年金番号、口座番号は、知らない人からの電話やメールに答えないようにします。後見人等が手続きをする時は、手順2の別の申出書を使います。

よくある質問

Q. 年金の受取口座を、銀行からゆうちょ銀行に変えられますか?
A. 変えられます。届書には、ゆうちょ銀行の貯金通帳の記号と番号を書く欄があります。日本年金機構の案内も、金融機関やゆうちょ銀行を変える時はこの届書を出すと書いています。

Q. ネット銀行で年金を受け取れますか?
A. 一部のインターネット専業銀行は受け取り先にできます。日本年金機構は主な銀行として10行を挙げ、詳しくは使いたい銀行に問い合わせるように書いています。届書には、口座の情報が分かるページを印刷して添えます。

Q. マイナポータルで公金受取口座を変えました。年金の口座も変わりますか?
A. 変わりません。年金も新しい口座で受け取るには、年金受給権者 受取機関変更届を出します。

Q. 12月15日の年金から新しい口座にできますか?
A. 日本年金機構は、次の支払日の1カ月以上前までに手続きするように書いています。12月15日に合わせたい人は11月15日より前に出すのが目安です。手続きから1カ月程度は前の口座に振り込まれることがあるので、新しい口座に入るまで前の口座は残します。

Q. 引っ越しもしました。住所の届け出は要りますか?
A. 日本年金機構にマイナンバーが登録されている人は、住所変更の届出は原則要りません。マイナンバーが登録されていない人や、住民票の住所と違う場所に住む人などは、年金受給権者 住所変更届を出します(住所を変えてから10日以内)。

Q. 窓口に行けません。郵送で出せますか?
A. 届書の注意書きに、郵送で出す時はマイナンバーカードなどのコピーを添えると書かれています。送り先は、近くの年金事務所に問い合わせて確かめます。公金受取口座に変える人は、スマホの電子申請も使えます(手順6)。

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参考・出典

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