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【2026年最新】シニアの詐欺相談窓口7選|188と#9110の使い分けガイド

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【2026年最新】シニアの詐欺相談窓口7選|188と#9110の使い分けガイド

結論:「詐欺かもしれない」と思ったら警察相談専用電話「#9110」、通販や契約などお買い物のトラブルなら消費者ホットライン「188」。そして、今まさにお金を取られた・犯人とやりとり中なら、ためらわず110番です。この3つの番号を電話帳に入れておくだけで、いざという時の動きがまったく変わります。

  • 要点1:2025年(令和7年)の特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害は、合計で認知件数43,000件・被害額約3,257億円にのぼりました(警察庁・令和7年確定値)。「相談先を知っている」ことは、それ自体が大きな備えです。
  • 要点2:相談窓口は「覚える」必要はありません。電話帳への登録と、電話の近くへの貼り紙で十分です。188も#9110も、全国どこからかけても地元の窓口につながる共通番号です(消費者庁・政府広報オンライン)。
  • 要点3:ChatGPT(チャットジーピーティー=対話型のAI)は、電話の前に「いつ・誰から・何があったか」を整理した相談メモを作るのに役立ちます。ただし「詐欺かどうか」の判断はAIに任せず、必ず公的な窓口で確認します。

対象読者:「困った時にどこへ電話すればいいか分からない」というシニアの方と、離れて暮らす親御さんに連絡先を伝えておきたいご家族(お子さん・お孫さん世代)。

今日やること:スマホの電話帳に「消費者ホットライン 188」と「警察相談 #9110」を登録しておきましょう。

「怪しい電話があったけれど、110番するほどではない気がする」「通販で頼んだ覚えのない商品が届いたけれど、誰に聞けばいいの?」——そんな時、相談先が分からずに一人で抱え込んでしまう方は少なくありません。

実は、困りごとの種類ごとに、国や自治体が用意した公的な相談窓口がきちんとあります。しかも、その多くは「188」「#9110」のような短い共通番号で、全国どこからでもつながるようになっているんです。

被害は増えています。警察庁の確定値によると、2025年(令和7年)の特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺は、合計で認知件数43,000件・被害額約3,257億円と報告されています(警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」・参照日2026-07-16)。手口は次々に変わりますが、「迷ったらここに電話する」という行き先さえ決まっていれば、あわてずにすみます。

この記事では、シニアの方とそのご家族が覚えておきたい公的相談窓口7選を、「どんな時に・どこへ・何と言えばいいか」まで含めて、やさしく順番に紹介します。個別の手口への対策は、還付金詐欺のATM誘導を断る7チェックの記事SNS型投資詐欺の有名人広告を見抜く7チェックの記事もあわせてどうぞ。

まず早見表|困りごと別・どこに電話する?

細かい説明の前に、全体を一枚の表にまとめます。印刷して電話の近くに貼っておける形です。

こんな時 電話する先 番号
今まさにお金を取られた・犯人と接触中 警察(緊急) 110
「詐欺かも?」という不審な電話・メッセージ 警察相談専用電話 #9110
通販・定期購入・点検商法など契約のトラブル 消費者ホットライン 188
188が話し中でつながらない 国民生活センター(平日バックアップ相談) 03-3446-0999
介護・お金・暮らし全般の心配ごと 地域包括支援センター 市区町村ごと
法律の困りごと・どこに相談すべきか不明 法テラス・サポートダイヤル 0570-078374
お金を振り込んでしまった直後 警察+振込に使った銀行 110(または#9110)+銀行の窓口

それぞれの窓口を、順番に見ていきましょう。

覚えておきたい公的相談窓口7選

窓口1:110番|「今まさに」の緊急時は、ためらわない

お金やキャッシュカードを渡してしまった直後、犯人らしき人物と今やりとりしている最中、家に取りに来ると言われた——こうした「進行中」の場面は、相談ではなく通報です。ためらわず110番してください。

「110番は大げさでは」と遠慮する方が多いのですが、被害の直後ほど、警察が動けることは多くなります。「大したことではなかったら申し訳ない」と思う必要はありません。

窓口2:警察相談専用電話「#9110」|「詐欺かも?」の段階で使える番号

「不審な電話があった」「これは詐欺だろうか」という、事件になる前の心配ごとのための全国共通番号が#9110です。電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります(政府広報オンライン)。

受付時間は平日の午前8時30分から午後5時15分が目安で、都道府県警察によって異なります。土日祝日や夜間は、一部の県警を除き、当直または音声案内での対応になります(政府広報オンライン・参照日2026-07-16)。

「シャープ・キュー・イチ・イチ・マル」。スマホなら「#」も普通に押せます。詐欺電話への対策記事でも紹介しているとおり、「怪しいと思ったら一度切って#9110」が基本の動きです。

窓口3:消費者ホットライン「188」|通販・契約・点検商法のトラブルはここ

「解約したいのに定期購入をやめられない」「屋根の無料点検と言われて高額な契約をすすめられた」——こうしたお買い物や契約のトラブルは、消費者ホットライン188の出番です。

188は、お住まいの地域の消費生活センターなど、身近な相談窓口を案内してくれる全国共通の3桁番号です(消費者庁)。「イヤヤ(188)」と覚えます。土日祝日にお住まいの自治体の窓口がお休みの場合は、国民生活センターにつながり、土日祝も10時から16時まで相談できます(国民生活センター・参照日2026-07-16)。

「泣き寝入りするしかない」と思っていた契約の悩みに、解決の道筋が見つかることもあります。サポート詐欺の偽警告画面の記事で紹介したような「画面に出た番号に電話してしまった」相談も、188で受け付けています。

窓口4:国民生活センターの平日バックアップ相談|188がつながらない時に

相談が集中する時期は、188が話し中でつながらないことがあります。そんな時のために、国民生活センターが平日の「バックアップ相談」(03-3446-0999)を用意しています(国民生活センター)。

受付時間などの最新情報は、国民生活センターの公式サイトで確認してください。「つながらないから、もういいや」とあきらめないことが大切です。

窓口5:地域包括支援センター|高齢者の暮らし全般の「よろず相談所」

地域包括支援センターは、お住まいの市区町村が設置している、高齢者のための総合相談窓口です。介護や健康のことだけでなく、お金の管理の不安、悪質な訪問販売への心配など、暮らし全般の相談に乗ってくれます。

ご本人だけでなく、離れて暮らすご家族からの相談も受け付けています。「最近、親のところに変な電話が多いようで心配」という段階で連絡してかまいません。連絡先は、市区町村の公式サイトや広報誌で「地域包括支援センター」と探すと見つかります。

窓口6:法テラス・サポートダイヤル|法律の困りごとの案内所

「契約を取り消したいが、法律的にどうなのか」「損害を請求されて困っている」——法律がからむ困りごとで相談先に迷ったら、国が設立した法的トラブルの総合案内所「法テラス」のサポートダイヤル(0570-078374)があります。

問い合わせの内容に応じて、解決に役立つ制度や、弁護士会・司法書士会・自治体などの適切な相談窓口を案内してくれます。受付は平日9時から21時、土曜9時から17時です(祝日・年末年始を除く。IP電話からは03-6745-5600。法テラス公式サイト・参照日2026-07-16)。

窓口7:お金を振り込んでしまったら|警察と「振込に使った銀行」へすぐ連絡

万が一お金を振り込んでしまったことに気づいたら、警察(110番、迷う場合は#9110)と、振込に使った銀行の両方に、できるだけ早く連絡してください。振込先の口座を止める手続きにつながり、被害の回復につながる制度もあります。ただし、必ず全額戻るとは限りません。だからこそ、一刻も早い連絡が大切です。

そして、「手数料を払えば取り戻せる」「被害回復を代行します」という話は、すべて二次被害への入り口です。追加の支払いは絶対にしないでください。

電話の前にChatGPTで「相談メモ」を作ると話がスムーズ

相談窓口に電話をすると、「いつ」「誰から」「何と言われたか」を順番に聞かれます。あわてていると、この整理がなかなか難しいものです。そこで役立つのがChatGPTです。話すだけで、相談用のメモを作ってくれます。

1つだけ、大事な約束があります。氏名・住所・電話番号・口座番号などの個人情報は、ChatGPTに入力しないでください。メモに必要なのは「出来事の順番」であって、個人情報ではありません。

プロンプト1:出来事を「相談メモ」の形に整理する

相談窓口に電話する前に、状況を整理したいです。
「いつ・どんな連絡が来た・相手は何を名乗った・何と言われた・
お金や個人情報を渡したか」を、私にひとつずつ質問して聞き取り、
電話で読み上げられる短いメモにまとめてください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

プロンプト2:どの窓口が近いか、当たりをつける

次の困りごとについて、日本の公的な相談窓口のうち
「消費者ホットライン188」と「警察相談専用電話#9110」の
どちらに電話するのが近いか、理由つきで教えてください。
(ここに困りごとを書く。個人情報は書かない)
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。

※あくまで「当たりをつける」ためです。窓口が違っても、電話先で適切な窓口を案内してもらえるので、迷ったらまず電話してかまいません。

プロンプト3:電話の第一声を用意する

相談窓口に電話した時の最初の30秒で話す内容を作ってください。
条件:
・「相談したいことの種類」を最初のひと言で伝える
・そのあと「いつ・何があったか」を2文で
・ゆっくり読んで30秒以内の長さ
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

プロンプト4:家族に状況を知らせるLINE文面を作る

怪しい電話があったことを、離れて暮らす家族にLINEで知らせたいです。
心配させすぎず、状況が伝わる短い文面を作ってください。
「これから188(または#9110)に相談する」という一文も入れてください。
仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。

プロンプト5:電話の近くに貼る「連絡先カード」を作る

シニアが電話の近くに貼っておく「困った時の連絡先カード」の
文面を作ってください。
条件:
・「110」「#9110」「188」の3つと、それぞれ「どんな時にかけるか」
・大きな字で読みやすい、短い言葉で
・全体で6行以内
数字と固有名詞は、根拠(出典/計算式)を添えてください。

正直にお伝えすると、ChatGPTは便利ですが、間違えることもあります。制度や窓口の細かい条件は変わることがあるため、「詐欺かどうか」「どう対応すべきか」の最終判断は、必ず#9110・188などの公的窓口で確認してください。AIは補助ツールであり、最終判断者ではありません。

【要注意】よくある失敗パターンと回避策

失敗1:「恥ずかしい」「大ごとにしたくない」と誰にも相談しない

❌ 「だまされかけたなんて、家族にも言えない」
⭕ 「相談は早いほど、打てる手が多い」と考えて、その日のうちに電話する

なぜ重要か:詐欺の犯人はだますプロで、幅広い年代が同じ手口の被害にあっています。恥ずかしいことではまったくありません。時間がたつほど、お金を取り戻す手続きも、証拠の確認も難しくなっていきます。

失敗2:インターネット検索で出てきた「相談窓口」に電話してしまう

❌ 「『詐欺 相談』で検索して、一番上に出てきた窓口に電話しよう」
⭕ この記事のような公的な番号(110・#9110・188)だけを使う

なぜ重要か:検索結果には、公的機関ではない業者のサイトや、「被害金を取り戻します」とうたう広告が混ざっていることがあります。中には高額な手数料を請求されるケースもあります。相談先は、短い公的番号と決めておくのが安全です。偽サイトの見分け方は偽サイト・偽通販対策の記事で詳しく紹介しています。

失敗3:相手の業者と一人でやりとりを続けてしまう

❌ 「まず自分で業者に電話して、解約を交渉してみよう」
⭕ 交渉の前に188に電話して、進め方を確認する

なぜ重要か:悪質な業者との直接のやりとりは、言いくるめられたり、新たな契約を結ばされたりする危険があります。消費生活センターの相談員は、こうした事例を数多く見てきた専門家です。「どう動くべきか」を先に確認してから動くほうが、結果的に早く解決します。

家族でできる備え3つ

この記事を読んでいるのが、お子さん・お孫さん世代の方なら、次の帰省や電話のときに、この3つをぜひ。

  1. 親のスマホの電話帳に「188」と「#9110」を登録する:「消費者ホットライン 188」「警察そうだん #9110」のように、用途が分かる名前で登録しておくと、いざという時に迷いません。
  2. 「連絡先カード」を一緒に作って電話の近くに貼る:上のプロンプト5を使えば数分で作れます。手書きで大きく書き写すのもおすすめです。
  3. 「お金の話が出たら、動く前に電話して」と約束する:電話で家族を名乗る相手への備えは、AI音声詐欺から守る家族の合言葉の記事が参考になります。責めるのではなく「一緒に確認しよう」という言い方が、相談しやすい関係を作ります。

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること:スマホの電話帳に「消費者ホットライン 188」と「警察そうだん #9110」を登録する。
  2. 今週中:ChatGPTでプロンプト5の「連絡先カード」を作り、電話の近くに貼る。ご家族にも「登録した」と伝えておく。
  3. 今月中:お住まいの市区町村のサイトで「地域包括支援センター」の連絡先を調べてメモしておく。ご家族と「困った時はまずどこに電話するか」を一度話題にする。

次回予告:次回も、暮らしの中の安心とAIの付き合い方をやさしく解説していきます。電話で来るお金の詐欺は還付金詐欺のATM誘導を断る7チェックの記事、スマホの広告から始まる投資の誘いはSNS型投資詐欺の有名人広告を見抜く7チェックの記事もどうぞ。

参考・出典

よくある質問(FAQ)

188への電話は無料ですか?

通話料はかかりますが、消費生活センターでの相談そのものに料金はかかりません。188は、お住まいの地域の消費生活センターなど身近な相談窓口を案内する全国共通番号です(消費者庁)。最新の利用条件は消費者庁の公式サイトで確認してください。

夜間や土日に「詐欺かも」と思ったら、どこに電話すればいいですか?

緊急の場合(お金を取られた直後、犯人と接触中など)は、時間に関係なく110番です。#9110は平日日中が目安で、土日祝・夜間は一部を除き当直または音声案内での対応になります(政府広報オンライン)。買い物や契約のトラブルであれば、土日祝も188から国民生活センターにつながり、10時から16時まで相談できます(国民生活センター)。

本人ではなく、家族の代わりに相談してもいいですか?

かまいません。地域包括支援センターは、離れて暮らすご家族からの相談も受け付けている高齢者の総合相談窓口です。消費生活センター(188)にも、ご家族から「親がこんな契約をしてしまったようだ」という相談が数多く寄せられています。心配な段階で早めに連絡してください。

お金を振り込んでしまいました。戻ってきますか?

すぐに警察(110番、迷う場合は#9110)と、振込に使った銀行の両方に連絡してください。振込先の口座を止める手続きや、被害の回復につながる制度もありますが、必ず全額戻るとは限りません。また「手数料を払えば取り戻せる」「被害回復を代行します」という話は二次被害の入り口なので、追加の支払いは絶対にしないでください。

ChatGPTに相談すれば、窓口に電話しなくてもいいですか?

いいえ。ChatGPTが手伝えるのは、電話の前に状況を整理する「メモ係」の役割までです。詐欺かどうかの判断や、契約の取り消しなどの実際の手続きは、#9110や188などの公的窓口でなければできません。また、氏名・住所・口座番号などの個人情報はChatGPTに入力しないでください。AIは補助ツールであり、最終判断者ではありません。


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AIの可能性に魅了され、X(旧Twitter、@SuguruKun_ai)で活用法を発信(フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。

ご質問・ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。本記事は一般的な情報提供であり、個別の被害・契約・法律・お金のトラブルについては、警察(#9110)・消費生活センター(188)・法テラスなどの公的な窓口にご相談ください。

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