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【2026年最新】サポート詐欺の偽警告画面からシニアを守る|閉じ方7チェック

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【2026年最新】サポート詐欺の偽警告画面からシニアを守る|閉じ方7チェック

結論:パソコンやスマホに突然出る「ウイルスに感染しました」という警告画面と大きな警告音は、その多くが「サポート詐欺」と呼ばれるニセモノです。画面が出ただけなら、あなたのパソコンは壊れていません。「画面に書かれた電話番号には絶対に電話しない」「あわてず画面を閉じる」。この2つを覚えておけば、被害はほぼ防げます。

  • 要点1:IPA(情報処理推進機構)の安心相談窓口には、2025年1月〜3月だけで「ウイルス検出の偽警告」の相談が1,084件寄せられ、相談のなかで最も多い手口になっています
  • 要点2:警告画面は「ESC(エスケープ)キー」を長押しすると閉じやすくなります。それでも消えないときは「Ctrl(コントロール)+Alt(オルト)+Delete(デリート)」の3つのキーを同時に押す方法があります(くわしくは本文で)
  • 要点3:もし電話してしまった・お金を払ってしまった場合も、あわてないで。IPA安心相談窓口(03-5978-7509)や消費者ホットライン(188)に相談すれば、対処の道があります

対象読者:パソコンやスマホをお使いのシニアご本人(60代〜80代)と、離れて暮らす親の「パソコンが詐欺っぽい画面になった」という電話に困ったことのある子・孫世代(30代〜50代)

今日やること:ご家族と「あの怖い警告画面が出ても、電話番号には電話しない。まず家族に相談する」と約束しておきましょう。この記事を印刷して、パソコンのそばに貼っておくのもおすすめです。

パソコンでニュースを読んでいたら、突然画面が真っ赤になり、「ウイルスに感染しました!」という文字と大きな警告音。「Microsoft(マイクロソフト)サポート」と書かれた電話番号が表示され、ピーッという音が鳴りやまない――。こんな経験はありませんか。

このとき、いちばんやってはいけないのが「画面に出ている番号に電話をかけてしまう」ことです。じつはこの警告、そのほとんどが「サポート詐欺」と呼ばれるニセモノ。本当にウイルスを見つけたわけではなく、あなたを驚かせて電話をかけさせ、お金をだまし取るための仕掛けなのです。

私たちはふだん、シニアの方やそのご家族からAI(人工知能)やスマホ・パソコンの相談を受けていますが、「親のパソコンに怖い画面が出て、電話してしまった」「高額なサポート契約を結ばされた」というご相談は、いまも後を絶ちません。だからこそ、仕組みと「正しい閉じ方」を一度知っておくことが、いちばんの予防になります。

はじめに大切なことをお伝えします。この記事は不安をあおるためのものではありません。落ち着いて画面を閉じる手順さえ知っていれば、こわい画面が出ても被害は防げます。万が一、電話をしてしまった・お金を払ってしまった場合も、一人で抱え込まず、必ず公的な窓口(IPA安心相談窓口や消費者ホットライン188、警察)に相談してください。最後にまとめてご案内します。

そもそもパソコンやスマホの困りごとが多い方は、先にパソコン・スマホの困りごとをChatGPTに聞いて解決もあわせてご覧ください。

サポート詐欺とは——「ウイルスに感染しました」の偽警告で電話をかけさせる手口

本物のウイルスではなく、ただの「おどし画面」

サポート詐欺とは、インターネットを見ている最中に、突然「ウイルスに感染した」などの偽の警告画面や警告音を表示させ、画面に書かれた電話番号に電話をかけさせる手口です。電話に出るのは詐欺師。「あなたのパソコンは危険な状態です」「すぐに有料のサポートが必要です」などと言って、サポート料金やソフト代としてお金を払わせます。

大事なのは、IPA(情報処理推進機構)がはっきり明言している次の事実です。「画面が表示されただけであれば、パソコンはコンピュータウイルスには感染していない」。つまり、警告が出ただけでは何も起きていません。被害が発生するのは、あなたが電話をかけてしまったときなのです。

どこで、どうやって出てくるのか

この偽警告は、こんな場面で突然あらわれます。

  • ニュースサイトや動画サイトを見ているときに、画面の広告などをきっかけに表示される
  • あやしいリンクや「無料」をうたうボタンを押したとき
  • 画面いっぱいに広がって、ピーッという警告音が鳴り続ける
  • 「Microsoft」「セキュリティセンター」などそれらしい名前と、電話番号が大きく表示される

IPAによると、あわてて画面の中をクリックすると、ディスプレイいっぱいに表示されてしまい、マウス操作で閉じられなくなることがあります。だからこそ、次の章の「正しい閉じ方」を知っておくことが大切です。

相談件数で見る「いま、とても多い手口」

IPAの情報セキュリティ安心相談窓口に寄せられた相談を見ると、サポート詐欺(ウイルス検出の偽警告)の多さがよく分かります。

時期(IPA安心相談窓口) 「ウイルス検出の偽警告」の相談件数
2025年1月〜3月 1,084件(この四半期で最も多い手口)
2025年4月〜6月 912件
2025年7月〜9月 647件
2025年10月〜12月 789件

(出典:IPA「情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況」2025年 各四半期。数字は当該窓口への相談件数です)

1年を通して、毎月のように多くの方が相談しています。さらに国民生活センターは、2024年3月の発表で「70歳以上のサポート詐欺の相談が大幅に増加している」と注意を呼びかけています。シニア世代がとくに狙われやすい手口だということです。

あわてず画面を閉じる正しい手順——IPA・警察庁の公式やり方

ここがこの記事のいちばん大事なところです。偽警告が出ても、次の手順で落ち着いて閉じれば大丈夫です。くりかえしますが、画面に出ている電話番号には絶対に電話しないでください。

手順1:パソコンの場合——まず「ESC(エスケープ)キー」を長押し

キーボードのいちばん左上にある「ESC」キー(「Esc」と書かれています)を、数秒間ぐっと押し続けます(長押し)。すると、画面の上のほうに「×(閉じる)」ボタンが出てくることがあります。そのボタンを押して、ブラウザ(インターネットを見る画面)を閉じてください。

もし「×」が出てこないときは、いったん偽の警告画面の中をマウスで1回クリックしてから、もう一度ESCキーを長押ししてみてください(IPAが案内している方法です)。

手順2:それでも閉じないとき——「Ctrl+Alt+Delete」でタスクマネージャー

ESCキーで消えないときは、次の方法です。少し難しく感じるかもしれませんが、ゆっくりやれば大丈夫です。

  1. キーボードの「Ctrl(コントロール)」「Alt(オルト)」「Delete(デリート)」の3つのキーを同時に押します
  2. 青い画面が出てきたら、「タスク マネージャー」という文字を選んで押します
  3. 一覧の中から、警告が出ているブラウザ(Edge=エッジ、Chrome=クローム など)を選びます
  4. それを選んだまま右クリックして、「タスクの終了」を選びます

これで、こわい画面はいったん消えます。これは警察庁とIPAの両方が案内している、公式の閉じ方です。

手順3:スマホ・タブレットの場合

スマホやタブレットでも同じような画面が出ることがあります。あわてず、次のようにしてください。

  • 画面の中の「OK」「許可」「ダウンロード」などのボタンは押さない
  • ブラウザのアプリ(SafariやChromeなど)を、いったん完全に終了させる(アプリを一覧から上にスワイプして閉じる)
  • IPAによると、タブレットでは全画面表示中に画面を長押し(ロングタップ)すると上部に「×」が出ることがあります
  • 不安なときは、いったんWi-Fi(ワイファイ)を切るか、電源を切って少し待ってから入れ直しても大丈夫です

手順4:閉じたあとに確認すること

画面が閉じられたら、深呼吸を一つ。前に書いたとおり、画面が出ただけならパソコンは感染していません。あらためてウイルス対策ソフトで簡単な検査(スキャン)をしておくと、より安心です。やり方が分からなければ、お子さんやお孫さんに頼んでもまったく問題ありません。

絶対にやってはいけない3つのこと

サポート詐欺の被害は、ほとんどが「やってはいけないこと」をしてしまったときに起こります。次の3つは、何があっても避けてください。

やってはいけない1:画面の電話番号に電話する

これがいちばん大事です。偽警告に書かれた電話番号は、詐欺師につながる番号です。電話をかけた瞬間から、被害への入り口が開いてしまいます。「Microsoftサポート」「至急お電話を」と書かれていても、本物のマイクロソフトが警告画面に電話番号を出して電話を促すことはありません。

やってはいけない2:言われるままにソフトを入れる・遠隔操作を許す

電話の相手は「パソコンを直すために、このソフトを入れてください」と、遠隔操作(あなたのパソコンを離れた場所から動かすこと)のソフトを入れさせようとします。これを許すと、パソコンの中を勝手に見られたり、操作されたりします。「画面共有してください」「数字を入力してください」と言われても、応じないでください。

やってはいけない3:電子マネーやコンビニで支払う

詐欺師は「サポート料金は、コンビニで電子マネー(プリペイドカード)を買って、番号を教えてください」と指示してきます。正規のサポートが、コンビニのプリペイドカードで支払えと言うことはありません。国民生活センターも、サポート詐欺でプリペイド型電子マネーの支払いが増えていると注意しています。「コンビニで買ってきて」と言われたら、それは詐欺だと考えてください。

場面 ❌ やってしまいがちな行動 ⭕ 正しい行動
警告画面が出た あわてて画面をクリックする クリックしない。ESCキー長押しで閉じる
電話番号が表示された 「念のため」電話してみる 絶対に電話しない。家族に相談する
電話で支払いを求められた コンビニで電子マネーを買う 支払わない。電話を切る
不安で判断できない 一人で抱え込む 188や家族にすぐ相談する

ChatGPTを「落ち着くための相談相手」にする使い方

このサイトはAI(人工知能)の活用をお伝えする場所です。サポート詐欺そのものはChatGPT(チャットジーピーティー)で防ぐものではありませんが、「これは詐欺かな?」と不安になったときに、状況を整理する相談相手としては役立ちます。落ち着きを取り戻すために使ってみてください。

※ ChatGPTは判断の参考になりますが、詐欺かどうかを保証するものではありません。氏名・住所・電話番号・口座情報などの個人情報は入力しないでください。最終的な確認は、家族や公的な窓口で行いましょう。

プロンプト1:表示された画面が詐欺か相談する

パソコンで急に「ウイルスに感染しました」という赤い画面と警告音が出て、
電話番号が表示されました。これはサポート詐欺の可能性がありますか。
私がいま安全のためにすべきことを、難しい言葉を使わずに3つ教えてください。
(個人情報は書きません。一般的な注意点で大丈夫です)

使いどき:怖い画面が出て、頭が真っ白になったとき。まず落ち着くために。

プロンプト2:閉じ方を手順で教えてもらう

Windows(ウィンドウズ)のパソコンで、消えない警告画面を閉じる方法を、
パソコンが苦手な高齢者にも分かるように、一つずつ順番に説明してください。
ESCキーやタスクマネージャーの使い方も、ボタンの場所から教えてください。

使いどき:本記事の手順を「もう少しやさしく」確認したいとき。

プロンプト3:家族への報告メモを作る

パソコンに詐欺っぽい警告画面が出ましたが、電話はせず画面を閉じました。
このことを離れて暮らす家族に伝えるための、短い連絡メッセージを作ってください。
あわてさせず、でも一度確認してほしい、というやさしい文章でお願いします。

使いどき:家族に共有して、見守ってもらうとき。LINE(ライン)にそのまま貼れます。

プロンプト4:相談窓口を整理する

日本で、パソコンのサポート詐欺について相談できる公的な窓口を教えてください。
電話番号もあれば一緒に。高齢の親が相談する前提でお願いします。

使いどき:どこに相談すればいいか分からないとき(本記事末尾にも一覧があります)。

プロンプト5:日ごろの予防策を学ぶ

パソコンやスマホでサポート詐欺の偽警告に出会わないために、
日ごろ気をつけられることを、高齢者向けにやさしく5つ教えてください。

使いどき:これから気をつけたいことを、自分の言葉で整理したいとき。

ChatGPTの使い方そのものが初めての方は、高齢者のためのChatGPT入門|家族と始める安心5ステップから始めると安心です。

万が一、電話・支払い・遠隔操作をしてしまったら

「もう電話してしまった」「お金を払ってしまった」――そんなときも、あきらめないでください。早く相談するほど、取れる手立ては増えます。

すぐにやること

  1. 支払ってしまったお金がクレジットカード払いなら、すぐにカード会社に連絡し、「支払いを止められないか」相談してください
  2. 遠隔操作のソフトを入れてしまったら、そのソフトを削除(アンインストール)し、不安ならパソコンをいったんインターネットから切り離して、家族や専門窓口に相談してください
  3. 口座番号や暗証番号、ネットバンキングの情報を伝えてしまったら、すぐに銀行に連絡してください

ネットバンキングの安全な使い方は、シニアのネットバンキング安全術|振込ミス防止7チェックでくわしく解説しています。

相談できる公的な窓口

  • IPA情報セキュリティ安心相談窓口:電話 03-5978-7509(平日10:00〜12:00/13:30〜17:00)。技術的なこと(画面の閉じ方・遠隔操作の対処など)の相談に
  • 消費者ホットライン:188(いやや):お金を払ってしまった・契約してしまった、というトラブルの相談に
  • 警察相談専用電話:#9110/緊急のときは110。被害の届け出や相談に

これらの番号を、スマホの電話帳に登録しておくと、いざというとき安心です。

よくある質問(FAQ)

警告音が鳴り続けて止まりません。どうすればよいですか?

音はブラウザ(インターネットの画面)から鳴っています。本記事の手順でブラウザを閉じれば音も止まります。それでも止まらないときは、パソコンの音量をいったんゼロにし、落ち着いてからCtrl+Alt+Deleteでブラウザを終了させてください。電話番号には電話しないでください。

画面に「あなたのパソコンはロックされました」と出ました。本当にロックされたのですか?

多くの場合、それも偽の表示です。実際にはロックされておらず、おどして電話をかけさせるための文言です。あわてず画面を閉じてください。判断に迷うときは、電話番号にではなく、IPA安心相談窓口(03-5978-7509)や家族に相談しましょう。

マイクロソフトやアップルの正規サポートは、こういう警告を出しますか?

いいえ。マイクロソフトやアップルなどの正規のメーカーが、警告画面に電話番号を表示して「すぐ電話して」と促すことはありません。電話番号付きの警告は、詐欺だと考えて差し支えありません。

一度だけ電話して、すぐ切りました。被害はありますか?

すぐ切って、ソフトを入れたり情報を伝えたり支払ったりしていなければ、被害が出ないことが多いです。ただし不安なときは、念のためIPA安心相談窓口や188に相談しておくと安心です。電話番号がしつこくかかってくる場合は着信拒否に設定しましょう。

親のパソコンに出たそうです。離れて暮らす私は何ができますか?

まず「電話はしていないか」を確認してください。していなければ落ち着いて。していたら、上記の窓口へ一緒に相談しましょう。日ごろから、この記事を印刷してパソコンのそばに貼っておく、相談窓口を電話帳に登録しておく、といった準備が見守りになります。

参考・出典

まとめ:今日から始める3つのアクション

サポート詐欺は、こわい見た目とは裏腹に、対策はとてもシンプルです。「画面の電話番号には電話しない」「あわてず閉じる」。この2つを覚えておけば、ほとんどの被害は防げます。

  1. 今日やること:この記事を印刷して、パソコンのそばに貼っておきましょう。「電話番号には電話しない/ESCキー長押しで閉じる」とだけでも覚えておけば十分です
  2. 今週中:ご家族に電話かLINEで連絡し、「怖い警告画面が出ても、まず家族に相談する」と約束しておきましょう
  3. 今月中:IPA安心相談窓口(03-5978-7509)・消費者ホットライン(188)・#9110を電話帳に登録しておきましょう。いざというとき、すぐ相談できます

次回予告:次の記事では「シニアのスマホに入れておきたい安心設定」をテーマに、迷惑電話・迷惑メッセージをスマホ側でブロックする方法をお届けします。


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(旧Twitter)で生成AI(人工知能)の活用法を発信(@SuguruKun_ai、フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開し、シニアの方への個別サポートにも力を入れています。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆。

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