この記事の要点
電話がつながらない時のために、声を預ける番号がある
地震や台風のあと、家族に電話をかけても話し中ばかりでつながらない。そんな時のために「171」という番号が用意されています。
- 171は、災害で被災地への電話がつながりにくい状態(ふくそう)になった時に提供が始まる、声の伝言サービスです(NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)概要とご提供のしくみ」)
- 伝言は1件あたり30秒以内。1つの電話番号あたり1〜20伝言まで預けられます(総務省「災害用伝言サービス」)
- 毎月1日と15日は、災害が起きていなくても体験利用ができます。今日が15日なら、そのまま練習できます(NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内」)
- 固定電話の番号を押す時は、必ず市外局番からです。ここを間違える人がいちばん多いところです
この記事の対象:離れて暮らす家族と安否の連絡方法を決めておきたい方と、そのご家族。
今日やること:171に一度電話をかけて、ガイダンス(音声案内)を最後まで聞いてみるところまで。体験利用日なら録音まで試せます。
1. 2026年9月時点の結論|171は「声の伝言板」、練習日は決まっている
171は、覚えることが少ないサービスです。押す番号は、171のあとに「1」か「2」、そして相手の電話番号。これだけです。
電話がつながらなくなる理由
総務省は、大きな災害が起きると被災地への電話が大量に殺到し、回線が混雑してつながりにくくなると説明しています。東日本大震災の直後は、携帯電話事業者によっては最大で平常時の約50〜60倍以上の通話が一時的に集中しました(総務省「災害用伝言サービス」)。
かけ直せばつながる、という状況ではなくなります。むしろ、かけ直しが重なるほど回線はふさがっていきます。
だから「あとで聞いてもらう」方式にする
171は、相手と直接つながることをあきらめる代わりに、声を預けておいて、相手の都合のいい時に聞いてもらうという仕組みです。留守番電話に近い形ですが、預け先は自宅の電話機ではなく、NTTのセンターです。
そのため、自宅が停電していても、電話機が壊れていても、伝言は残ります。
練習できる日があらかじめ決まっている
171は、災害が起きていない普段は使えません。ただし、練習のための日が設けられています。毎月1日と15日、正月三が日、防災週間、防災とボランティア週間です(NTT西日本「体験利用のご案内」)。
ぶっつけ本番でうまく操作できる人はほとんどいません。防災の日に合わせた家族の連絡方法の決め方と合わせて、一度手を動かしておくことをおすすめします。
2. 災害用伝言ダイヤル(171)とは|いつ使えて、何ができるか
もう少しだけ、仕組みの話をします。ここが分かると、あとの操作が覚えやすくなります。

提供が始まるタイミング
NTT東日本は、地震等の災害発生時に、被災地の方の安否を気遣う通話が増加し、被災地への通話がつながりにくい状況(ふくそう)になった場合に、速やかにサービスを提供すると説明しています(NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)概要とご提供のしくみ」)。
提供が始まったことは、テレビ・ラジオ・NTTの公式ホームページで知らされます。「171が使えるようになったらしい」と誰かが教えてくれるのを待つのではなく、テレビのニュースで確認できると考えてください。
使える電話と、預けられる番号
171は、加入電話、INSネット、公衆電話、ひかり電話、そして災害時にNTTが避難所などに設置する災害時用公衆電話から使えます。携帯電話・PHSからも利用できます。
伝言を預ける「あて先」にできるのは、被災地の方などの固定電話・携帯電話・IP電話などの番号です。
声とお金の話
伝言は1件あたり30秒以内です。NTT東日本・NTT西日本の電話サービスから録音・再生をする場合の通話料は無料で、伝言を預けるセンター利用料も無料です。携帯電話など他の事業者の電話からかける場合の通話料は、各社への確認が必要になります(NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)概要とご提供のしくみ」)。
人に聞かれたくない伝言には暗証番号が使える
171には、暗証番号を使う録音・再生もあります。171のあとに「3」を押せば暗証番号つきの録音、「4」を押せば暗証番号つきの再生です(NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)伝言の録音方法」)。
家族だけで伝言をやり取りしたい時に使えますが、番号を忘れると自分でも聞けなくなります。慣れるまでは、暗証番号なしの「1」と「2」だけで十分です。
3. 伝言を録音する7手順|171を押してからの流れ
ここからが本題です。プッシュ式(ボタンを押すと音が鳴る電話機)を使う場合の流れを、順番に並べます。

手順1|171をダイヤルする
受話器を上げて、171と押します。「こちらは災害用伝言ダイヤルセンタです」というガイダンスが流れます。
手順2|録音は1を押す
ガイダンスでは「録音される方は1、再生される方は2」と案内されます。伝言を残したいので1を押します。
手順3|電話番号を市外局番から押す
次に「連絡を取りたい被災地の方の電話番号を、市外局番からダイヤルして下さい」と流れます。ここで市外局番を省くと進みません。自宅が同じ市内であっても、03や045から押してください(NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)操作上の注意事項とお願い」)。
手順4|番号を確かめて1を押す
「電話番号○○の伝言を録音します。プッシュ式の電話機をご利用の方は数字の1を押して下さい」と読み上げられます。番号が合っていれば1を押します。違っていたら、いったん切ってかけ直します。
手順5|ピッの音のあと、30秒以内で話す
「伝言をお預かりします。ピッという音のあとに30秒以内でお話下さい」と案内が流れ、短い音が鳴ります。そこから話し始めます。
手順6|話し終えたら9を押す
話し終えたら9を押します。すると「伝言を繰り返します。訂正されるときは、数字の8を押して下さい」と流れ、自分の声が再生されます。録音し直したければ8を押します。
手順7|「伝言をお預かりしました」を聞いて切る
最後に「伝言をお預かりしました」と流れたら完了です。受話器を置きます。
なお、ピッという録音開始の音のあとであれば、途中で電話を切っても伝言は1件として登録されます(NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)伝言の録音方法」)。慌てて切ってしまっても、声は残っています。
4. 伝言を聞く手順|ここも171から始まる
聞く側の操作も、入口は同じ171です。
押す順番は171→2→相手の番号
171を押し、ガイダンスで2を押します。続けて、連絡を取りたい被災地の方の電話番号を市外局番から押します。「電話番号○○の伝言をお伝えします」と流れたら1を押します。
新しい伝言から順に流れる
「新しい伝言からお伝えします」と案内があり、預けられた声が再生されます。伝言のあとには「この伝言は○日午前/午後○時○分におあずかりしました」と、預けられた時刻も読み上げられます。
聞き直しは8、次へ進むのは9
同じ伝言をもう一度聞きたい時は8、次の伝言に移る時は9です。すべて聞き終わると「お伝えする伝言は以上です」と流れます。
そのまま返事を録音できる
再生が終わったあと、「伝言を追加して録音されるときは数字の3を押して下さい」というガイダンスが流れます。3を押せば、その場で返事を残せます(NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)伝言の再生方法」)。
かけ直す必要はありません。聞いてすぐ返事、が同じ通話の中でできます。
5. 体験利用日|毎月1日と15日は無料で練習できる
171でいちばん大事なのは、この章かもしれません。

練習できる日は4種類
NTT東日本・NTT西日本は、災害発生に備えて利用方法を事前に覚えてもらうことを目的に、体験利用の機会を提供しています。体験できるのは次の日です(NTT東日本「体験利用のご案内」、NTT西日本「体験利用のご案内」)。
- 毎月1日と15日(00:00〜24:00)
- 正月三が日(1月1日00:00〜1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00〜9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00〜1月21日17:00)
つまり、1年のうち月に2回は必ず練習できる日が来ます。
体験利用の時の条件
体験利用でも、伝言録音時間は30秒、伝言蓄積数は電話番号あたり20伝言です。伝言の保存期間は、その体験利用期間が終わるまでです。
NTT東日本・NTT西日本の電話サービスから録音・再生する場合の通話料は、体験利用の時も無料です。
災害が起きている時は体験できない
注意点が1つあります。実際に災害が発生した際には体験利用ができない場合がある、とNTT東日本・NTT西日本の両方が案内しています。1日や15日でも「今日はつながらない」ことがある、と覚えておいてください。
家族そろって試すのが本番に近い
自分ひとりで録音して自分で再生する練習でも意味はありますが、離れて暮らす家族と一緒に、同じ日に試すほうが実戦に近くなります。「お父さんの家の番号に預けるよ」「じゃあこっちで聞いてみる」という一往復ができれば十分です。
6. 覚えておく数字4つ|30秒・20件・市外局番・無料
細かい条件はたくさんありますが、覚えるのは4つで足ります。
30秒
1伝言あたり30秒以内です。「よう子です。家族は皆無事で、中央小学校に避難しました。落ちついたら連絡します」——NTT東日本が例として載せている伝言は、この長さです。名前、無事かどうか、今どこにいるか。この3つで足ります。
20件
1つの電話番号あたりに預けられるのは1〜20伝言です。災害が発生した地域によって、預かれる件数は変わります(NTT東日本「操作上の注意事項とお願い」)。なお、サービス全体でお預かりできる伝言の総容量は約800万件です。
市外局番
固定電話の番号は、被災地の中から使う場合でも必ず市外局番からダイヤルします。NTT東日本が注意事項の1番目に挙げているのが、この点です。
無料
NTT東日本・NTT西日本の電話から録音・再生する通話料は無料、伝言を預けるセンター利用料も無料です。避難所などに設置される災害時用公衆電話からの利用も無料です。
7. web171(災害用伝言板)との違い|文字で残すもう一つの方法
171と並んで、インターネットで使う「災害用伝言板(web171)」があります。

声か、文字か
171は声を30秒、web171は文字を残します。web171は1伝言あたり100文字以下、伝言蓄積数は最大20件、伝言保存期間は最大6ヵ月です(NTT東日本「災害用伝言板(web171)概要とご提供のしくみ」)。
| 残し方 | 1件の長さ | |
|---|---|---|
| 災害用伝言ダイヤル(171) | 声 | 30秒 |
| 災害用伝言板(web171) | 文字 | 100文字 |
両方は行き来できる
171とweb171は連携しているので、どちらで登録した伝言も、相互に確認できます。171に預けた声はweb171で音声ファイルとして再生でき、web171に書いた文字は音声に変換されて171で聞けます。
つまり、スマホを使う子ども世代がweb171に文字で書き、固定電話しか使わない親世代が171で音声として聞く、という組み合わせができます。
家族に自動で知らせる機能がある
web171には、あらかじめ通知先を登録しておくと、伝言を登録した時にメールや電話(音声)で知らせてくれる機能があります。メール通知先は最大10件、音声通知先は最大1件まで登録できます(NTT東日本「災害用伝言板(web171)概要とご提供のしくみ」)。
この登録は、災害が起きてからでは間に合いません。落ち着いている今のうちに、web171の公式サイトから「伝言板の登録・更新・削除」で設定しておけます。
web171にも体験利用日がある
web171の体験利用日も、171と同じ日程です。毎月1日と15日、正月三が日、防災週間、防災とボランティア週間に試せます(NTT東日本「災害用伝言板(web171)体験利用のご案内」)。
8. 携帯電話会社の災害用伝言板|スマホだけの方はこちら
NTT以外にも、携帯電話各社がそれぞれ災害用伝言板を用意しています。
ドコモの場合
NTTドコモは、震度6弱以上の地震など大きな災害が発生した場合に災害用伝言板を開設すると案内しています。登録された安否情報は、ドコモ以外の携帯電話や自宅のパソコンからも確認できます(NTTドコモ「災害用伝言板」)。
体験サービスの提供期間も、毎月1日と15日、正月三が日、防災週間、防災とボランティア週間です。171とそろえて覚えられます。
機能が減ったものもある
ドコモは、災害用伝言板の「ファミリー割引グループ安否確認機能」と「登録お願いメール機能」について、利用者減少を踏まえ2026年3月31日をもって提供を終了すると案内しています(NTTドコモ「災害用伝言板」)。以前この機能を家族で使っていた方は、別の手段に切り替える必要があります。
迷ったら171とweb171に寄せる
会社ごとに画面も入口も違うので、家族で契約先がバラバラだと話が合わなくなります。家族の共通の手段は171とweb171にしておくと、誰が誰に説明する時も同じ説明で済みます。
9. 家族で決めておく3つのこと|番号・順番・暗証番号
171は、使い方を知っているだけでは足りません。「どの番号に預けるか」が家族でそろっていないと、伝言はすれ違います。

決めること1|どの番号に預けるか
伝言は電話番号をキーにして預けられます。だから、家族の誰の番号を「集合場所」にするかを、あらかじめ1つ決めておきます。
NTT東日本も、あらかじめ家族や友人間で登録する電話番号を決めておくことを勧めています(NTT東日本「操作上の注意事項とお願い」)。実家の固定電話の番号にしておくのが、いちばん間違いが少ない選び方です。
決めること2|だれが最初に録音するか
全員が同時に録音すると、20件の枠がすぐ埋まります。「まず被災地にいる人が録音する」「遠方の家族は聞くだけにして、返事は3を押して残す」と決めておくと、伝言があふれません。
NTT東日本も、被災地内にお住まいの方は積極的に安否情報を発信してください、と呼びかけています。
決めること3|暗証番号を使うかどうか
暗証番号を使うと、家族以外に伝言を聞かれずに済みます。ただし、番号を覚えていない人は聞けなくなります。使うなら、家族全員が確実に覚えられる4桁にしてください。自信がなければ、使わない選択でかまいません。
決めたことは紙で貼る
災害の時、スマホのメモは見られないことがあります。決めた電話番号と「171 → 1で録音 → 2で再生」の3行を紙に書いて、固定電話のそばと冷蔵庫に貼っておくのがいちばん確実です。
10. よくある失敗4つ
実際につまずきやすいのは、だいたい次の4つです。
❌ 市外局番を省いて押す → ⭕ 同じ市内でも、03や045から押す。NTT東日本が注意事項の1番目に挙げている点です(NTT東日本「操作上の注意事項とお願い」)
❌ 災害が起きていない普段に171へかけて「使えない」と思い込む → ⭕ 提供されるのは災害時と体験利用日だけ。毎月1日と15日に試す(NTT東日本「体験利用のご案内」)
❌ 1つの伝言に用件を詰め込んで話が途中で切れる → ⭕ 名前・無事かどうか・今いる場所の3つだけにする。1伝言は30秒以内です(NTT東日本「概要とご提供のしくみ」)
❌ 家族の誰の番号に預けるかを決めていない → ⭕ 実家の固定電話など、1つに決めて紙に書いておく(NTT東日本「操作上の注意事項とお願い」)
11. AI(人工知能)に手伝ってもらえること
ChatGPTなどのAIは、171の操作そのものを代わりにやってくれるわけではありません。ただ、準備の紙を作るのは得意です。
プロンプト1|貼り紙の文面を作ってもらう
録音は171→1、再生は171→2という順番です(NTT東日本「伝言の録音方法」、同「伝言の再生方法」)。この順番を紙に落とす文面を、AIに作ってもらいます。
高齢の両親が固定電話のそばに貼るための、災害用伝言ダイヤル171の使い方メモを作ってください。A4の紙1枚に大きな字で収まる分量で、録音と再生の押す順番だけを書いてください。専門用語は使わないでください。
プロンプト2|30秒に収まる伝言の文例を作ってもらう
伝言は1件あたり30秒以内です(NTT東日本「概要とご提供のしくみ」)。その中に収まる言い方を、いくつか用意しておきます。
災害の時に家族へ残す、30秒以内で話せる安否の伝言の文例を3つ作ってください。名前、無事かどうか、今いる場所の3つが必ず入るようにしてください。
プロンプト3|家族で決めることの相談メモにしてもらう
離れて暮らす親と、災害時の連絡方法を決めるために話し合う項目を5つにまとめてください。171とweb171を家族の共通手段にする前提で書いてください。
プロンプト4|分からない言葉をかみ砕いてもらう
「ふくそう」「伝言蓄積数」「災害時用公衆電話」という言葉を、70代の人に向けて、それぞれ2文でやさしく説明してください。
プロンプト5|練習の予定を作ってもらう
体験利用ができるのは、毎月1日と15日、正月三が日、防災週間、防災とボランティア週間です(NTT東日本「体験利用のご案内」)。この日に合わせて、当番表を作ってもらいます。
毎月1日と15日に家族3人で災害用伝言ダイヤル171の体験利用をする、半年分の練習予定表を作ってください。誰が録音して誰が再生するかを交代で割り振ってください。
12. AIに任せてはいけないこと
便利ですが、線を引いておきたいことが3つあります。
提供中かどうかをAIに聞かない
171が今提供されているかどうかは、その時のNTTの判断で決まります。AIはその場の状況を知りません。提供の有無は、テレビ・ラジオ・NTTの公式ホームページで確かめてください。
押す番号をAIの記憶だけで確かめない
ガイダンスの数字は、この記事で挙げたとおり公式ページに書かれています。AIが「たしか3番だったはずです」と答えることもありますが、それを鵜呑みにしないでください。公式ページの手順を一度印刷しておくのがいちばん早いです。
暗証番号や電話番号をAIに入力しない
家族で決めた暗証番号や、自宅の電話番号をAIの入力欄に打ち込む必要はありません。貼り紙の文面を作ってもらう時は、番号の部分を空欄にしておき、あとから手書きで埋めてください。
13. 離れて暮らす家族ができること
親が遠くにいる方は、次の5つを先にやっておくと、いざという時に慌てずに済みます。
- 預け先の電話番号を1つに決める。実家の固定電話がおすすめです
- web171の通知先に自分のメールアドレスを登録しておく。メール通知先は最大10件まで登録できます(NTT東日本「災害用伝言板(web171)概要とご提供のしくみ」)
- 毎月15日に、親に電話をかけるついでに体験利用を一緒にやる。月に一度の習慣にしてしまうのが早道です
- 171の押し方を書いた紙を送る。電話口で説明するより、手元に紙があるほうが確実です
- 親の携帯電話会社がどこかを確認しておく。会社ごとの伝言板を使う可能性が残るためです
災害のあとには別の注意もいる
大きな災害のあとは、義援金や支援を名乗る不審な連絡が増えます。安否の連絡方法と合わせて、義援金をかたる詐欺の見分け方も一度目を通しておくと安心です。
14. まとめ|今日やること3つ
- 171に電話をかけて、ガイダンスを最後まで聞く。毎月1日と15日なら録音まで試せます
- 伝言を預ける電話番号を家族で1つに決める。実家の固定電話がおすすめです
- 「171 → 1で録音 → 2で再生」と決めた番号を紙に書いて、電話のそばに貼る
171は、覚えることの少ないサービスです。それでも本番でつまずくのは、たいてい市外局番を省いてしまうか、どの番号に預けるかを決めていなかったかのどちらかです。月に2回ある体験利用日(毎月1日と15日。NTT東日本「体験利用のご案内」)のうち、年に1回でも触っておけば、その2つはほぼ防げます。
この記事を書いた人
シニアAIガイド編集部。シニアの方と一緒にスマホや固定電話を触りながら、暮らしの備えをやさしく整理してお伝えしています。手順や数字は、記事を書いた時点の公式ページで一つずつ確認しています。
次にやること
- 固定電話のそばに、決めた電話番号と171の押す順番を書いた紙を貼る
- 家族の連絡方法とハザードマップの確認を読み、集合場所も合わせて決める
- わが家の備蓄・持ち出し袋の準備を読み、持ち出し袋にも同じ紙を1枚入れておく
よくある質問
Q. 171は普段からいつでも使えますか。
A. いいえ。災害で被災地への通話がつながりにくくなった時に提供が始まります。それ以外では、毎月1日と15日、正月三が日、防災週間、防災とボランティア週間の体験利用日に使えます。
Q. 伝言は何秒まで話せますか。
A. 1伝言あたり30秒以内です。名前、無事かどうか、今いる場所の3つに絞ると収まります。
Q. 何件まで預けられますか。
A. 1つの電話番号あたり1〜20伝言です。災害が発生した地域によって預かれる件数が変わり、提供が始まる時に案内されます。体験利用の時は20伝言です。
Q. 市外局番は省いてもいいですか。
A. 省けません。被災地の中から使う場合でも、固定電話の番号は必ず市外局番からダイヤルします。
Q. 料金はかかりますか。
A. NTT東日本・NTT西日本の電話サービスから録音・再生する場合の通話料は無料で、センター利用料も無料です。携帯電話など他の事業者の電話からかける場合は、各社にご確認ください。
Q. 録音の途中で電話を切ってしまいました。伝言は消えますか。
A. 消えません。録音開始の合図音のあとであれば、途中で電話を切った場合でも伝言は1件として登録されます。
Q. 預けた伝言を自分で消せますか。
A. できません。伝言は、171の運用期間が終了した時点(体験利用の時は体験利用期間の終了時点)で消去されます。
Q. スマホしか持っていない家族とも使えますか。
A. 使えます。携帯電話からも171は利用できます。文字でやり取りしたい場合は災害用伝言板(web171)を使い、171と相互に確認することもできます。
Q. web171の伝言はどれくらい残りますか。
A. 最大20件、最大6ヵ月です。20件を超える場合は、古い伝言から削除されて新しい伝言が保存されます。
参考・出典
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)」
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)概要とご提供のしくみ」
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内」
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)伝言の録音方法」
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)伝言の再生方法」
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171)操作上の注意事項とお願い」
- NTT東日本「災害用伝言板(web171)概要とご提供のしくみ」
- NTT東日本「災害用伝言板(web171)体験利用のご案内」
- NTT西日本「災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内」
- 総務省「災害用伝言サービス」
- NTTドコモ「災害用伝言板」
- 災害用伝言板(web171)
本記事は2026年9月15日時点の公式情報に基づいています。提供の開始、伝言録音時間、伝言保存期間などの運用方法・提供条件は、災害の状況に応じてNTTが設定し、テレビ・ラジオ・公式ホームページで案内されます。実際の災害時は、その時の案内に従ってください。