結論: 2026年7月28日に起きた「令和8年熊本地震」の被災地を助けたい——そう思ったときこそ、寄付の前に「その窓口は本物か」を確かめる手順が大切です。国民生活センターは2026年8月17日、被災地支援をうたう不審なSNSのメッセージから「○○Pay(コード決済)詐欺」に誘導される相談が寄せられていると速報を出しました。金融庁・消費者庁・警察庁も、義援金(ぎえんきん)を装った詐欺への注意を呼びかけています。でも、確かめ方はむずかしくありません。「公的機関は電話で寄付を求めない」「口座の名義を公式サイトと見比べる」など7つの手順を知っていれば、善意をきちんと被災地へ届けられます。
この記事の要点:
- 要点1: 消費者庁は「公的機関が、各家庭に電話等で義援金を求めることは考えられません」と明記しています。電話・訪問・SNSのメッセージで寄付を頼まれても、その場では払わず、いったん切るのが基本です
- 要点2: 熊本県と日本赤十字社の義援金は、それぞれの公式サイトに口座番号と名義が載っています(受付は2026年10月30日まで)。振り込む前に、名義が公式サイトと同じか、個人名になっていないかを見比べます
- 要点3: 「○○Payで返金します」「電子マネーで寄付を」と言われたら詐欺のサイン。迷ったら消費者ホットライン「188」か警察相談専用電話「#9110」へ。ChatGPT(チャットジーピーティー)は、届いたメッセージを整理する「相談相手」として使えます
対象読者: 熊本地震のニュースを見て「少しでも力になりたい」と思っている60〜80代の方。そして「親が寄付の電話やメッセージにだまされないか心配」という子世代・孫世代の方。
読了後にできること: 寄付を求める電話やメッセージが本物かどうかを7つの手順で確かめられるようになります。スマホやゆうちょ・銀行から、確かな窓口へ義援金を送る方法と、受領書(領収書)の受け取り方も分かります。
「○○市役所です。熊本地震の義援金を募っています。あとから職員が集金にうかがいます」
想定シナリオですが、こんな電話を思い浮かべてみてください。テレビでは連日、被災地の映像が流れています。「何かしてあげたい」という気持ちがあるところに、役所を名乗る丁寧な声で電話がかかってくる。断る理由が思いつかず、つい「いくらくらい用意すれば」と聞き返してしまう——。これが、災害のたびに繰り返されてきた「義援金詐欺」の入口です。消費者庁の注意喚起ページには、まさにこの「○○市役所からです。義援金を募っています。あとから市の職員が訪問します」という電話の事例が載っています。
この記事では、令和8年熊本地震の義援金の受付状況、8月17日に発表されたばかりの新しい詐欺の手口、そして「正しい寄付先の確かめ方7ステップ」を、やさしい言葉で順番にご紹介します。
令和8年熊本地震と義援金の今|受付は10月30日まで
気象庁の「令和8年熊本地震ポータルサイト」によると、地震が起きたのは2026年7月28日16時27分。マグニチュード7.1で、熊本県で最大震度7を観測しました。気象庁は8月18日時点で「地震活動は依然として活発な状態が継続している」として、揺れの強かった地域では今後1〜2か月程度、最大震度5弱程度以上の地震に注意が必要だと発表しています。
被災地を支える「義援金」は、公的な窓口で受付が続いています。主な受付先を表にまとめました。
| 受付先 | 受付期間 | 主な送り方 |
|---|---|---|
| 熊本県(健康福祉政策課) | 2026年7月29日〜10月30日(予定) | 肥後銀行・熊本銀行・ゆうちょ銀行の専用口座へ振込。県庁などの義援金箱 |
| 日本赤十字社「令和8年熊本地震災害義援金」 | 2026年7月31日〜10月30日 | ゆうちょ銀行・郵便局、三井住友・三菱UFJ・みずほの専用口座へ振込(クレジットカードは受付なし) |
| 熊本県への「寄附金」(ふるさと納税) | 受付中(2026年8月1日更新) | ふるさとチョイス・楽天ふるさと納税・ふるなびの災害支援ページからクレジットカード決済。返礼品なし |
ここで1つ、言葉の違いを押さえておきましょう。「義援金」は被災した方々に直接配られるお金で、日本赤十字社の説明では、集まった義援金は被災した県が設ける「義援金配分委員会」へ全額送られます。一方、ふるさと納税サイトから熊本県に送る「寄附金」は、県の復旧・復興事業に使われるお金です。どちらも被災地の助けになりますが、届き方が違います。「被災した人の手元に」と思うなら義援金、「町の復旧に」と思うなら寄附金、と覚えておくと選びやすくなります。
8月17日速報|被災地支援をうたう「○○Pay詐欺」の手口
国民生活センターが2026年8月17日に公表した速報によると、今回の地震に便乗した詐欺的なSNSのダイレクトメッセージ(DM)から誘導され、コード決済(○○Pay)で被害にあったという相談が寄せられています。速報に載っている相談事例(50歳代・女性)の流れは、こうです。
- フォローしている飲食店のアカウントから「指定のサイトで商品を買うと被災地に寄付ができ、さらに買った額より多い金額がコード決済で返金される」というメッセージが届く
- リンクからLINE(ライン)に誘導され、グループに参加。指示どおり1,000円分をコード決済で払うと、本当に1,200円分が返ってくる
- ほかの参加者からも「返金を受けた」というメッセージが入り、信用してしまう
- 何度か繰り返したあと、10万円を払ったところで返金が止まる。さらに「15万円を払えば10万円も返す」と言われる
国民生活センターは「『○○Payで返金します』と言われたら詐欺を疑ってください」と呼びかけています。「寄付」と「もうけ話」がセットになっている時点で、本物の募金ではありません。SNSのメッセージからLINEに切り替える手口は、SNS型投資詐欺の記事でご紹介した流れとそっくりです。
金融庁も7月31日(8月6日更新)の注意喚起で、過去の東日本大震災・平成28年熊本地震・能登半島地震のときに「義援金の募集を装った振り込め詐欺等が多数認められた」として、次のような手口を挙げています。
- 有名なボランティア団体を名乗り、電話・メール・SNSで偽のサイトに誘導し、正規の団体とは違う口座に振り込ませる
- 公的機関そのものや紛らわしい名前をかたって電話をかけ、「災害支援」を口実に義援金を振り込ませようとする
- SNSで存在しない住所を示して救助要請をし、「救助された」と報告したあとに、寄付と称して電子マネーを送らせる
熊本県の指定金融機関である肥後銀行も、被災者宅を訪ねて家の修理の不安をあおる手口や、被災者の身内や友人を装って送金を求める手口、警察官を装って震災に関する理由で送金を求める手口に注意するよう案内しています。警察官を名乗る電話の見抜き方は、ニセ警察詐欺の記事もあわせてご覧ください。
正しい寄付先の確かめ方7ステップ|払う前に順番に確認
ここからが本題です。金融庁・消費者庁・国民生活センター・肥後銀行の案内をもとに、寄付をする前に確かめる手順を7つにまとめました。上から順番に進めて、途中で1つでもひっかかったら、その相手には払わない。これだけで、ほとんどの義援金詐欺は防げます。
- ステップ1: 電話・訪問・メッセージで頼まれた寄付は、その場で払わない — 消費者庁は「公的機関が、各家庭に電話等で義援金を求めることは考えられません」と明記しています。役所・警察・有名団体を名乗られても、いったん電話を切る(玄関を閉める、メッセージを閉じる)のが第一歩です
- ステップ2: 寄付先は「自分で調べた公式サイト」から選ぶ — 相手が教えてきたリンクや電話番号は使いません。スマホやパソコンで「熊本県 義援金」「日本赤十字社 義援金」と検索し、URL(住所)の末尾が「pref.kumamoto.jp」「jrc.or.jp」など、県や日本赤十字社の公式のものかを見ます。偽サイトの見分け方は偽サイト・偽通販対策の記事で詳しく解説しています
- ステップ3: 口座の名義を、公式サイトの表記と一文字ずつ見比べる — 熊本県の義援金口座の名義は「令和8年熊本地震義援金(熊本県)」(銀行口座は続けて「熊本県知事 木村敬」)、日本赤十字社の全国受付は「日赤令和8年熊本地震災害義援金」(ゆうちょ)または「日本赤十字社」(銀行)です。金融庁は「振込先がテレビ・新聞等で公表している口座番号・名義情報と同一であるかを確認する」よう求めています。肥後銀行の案内にあるとおり、個人名義の口座は詐欺の可能性が高いと考えましょう
- ステップ4: 「電子マネー」「○○Payで返金」「暗号資産」が出てきたら止まる — 公的な義援金は、銀行やゆうちょの専用口座への振込か、窓口・義援金箱への持参が基本です。プリペイドカードを買わせる、コード決済で送らせる、「返金する」ともうけ話をつける——この3つは、国民生活センターと金融庁がそろって挙げる詐欺のサインです
- ステップ5: 「今すぐ」「あなただけ」「秘密に」と急かされたら、家族に一言 — 本物の募金は、明日振り込んでも受け付けてくれます。急がせる相手ほど怪しいと考え、決める前に家族や身近な人に「こういう電話(メッセージ)が来た」と話してください
- ステップ6: 振り込んだら、明細(利用明細票・振込用紙の半券)を保管する — 熊本県も日本赤十字社も、銀行振込の利用明細票やゆうちょの半券が受領書の代わりになり、寄付金控除(かくていしんこくで税金が戻る仕組み)に使えると案内しています。捨てずにとっておきましょう
- ステップ7: 少しでも不安なら、188か#9110に電話する — 消費者ホットライン「188(いやや)」は最寄りの消費生活センターに、警察相談専用電話「#9110」は警察の相談窓口につながります。金融庁の注意喚起ページでも、警察のほかに「金融庁相談ダイヤル」(0120-156811・平日10時〜17時)が情報提供・相談先として案内されています。相談先の使い分けは詐欺の相談窓口7選の記事にまとめています
7つの中でいちばん大事なのは、ステップ1とステップ2です。「向こうから来た話には乗らない。寄付するときは自分から公式サイトへ行く」。この順番さえ守れば、名義の見比べや電子マネーの見分けは、あとから落ち着いてできます。
スマホ・ゆうちょ・銀行から義援金を送る方法と受領書
「確かめ方は分かった。では実際にどう送るの?」という方のために、公式サイトの案内をもとに、送り方を3つに整理しました。
1. ゆうちょ銀行・郵便局の窓口から(手数料がかからない方法)
日本赤十字社の専用口座(口座記号番号 00190-3-605956、加入者名「日赤令和8年熊本地震災害義援金」)へ、郵便局の窓口で振り込む方法です。日本赤十字社の案内では、窓口からの振込は手数料が免除されます(ATMやゆうちょダイレクトは所定の手数料がかかります)。熊本県のゆうちょ口座(00930-7-335964、名義「令和8年熊本地震義援金(熊本県)」)もあります。振込用紙の通信欄に「受領証希望」と書き、名前・住所・電話番号を記入すれば、あとから受領証が届きます。ただし、日本赤十字社の案内では、受領証の発行に3か月ほどかかるとのことです。
2. 銀行の窓口・アプリから
熊本県は肥後銀行県庁支店・熊本銀行本店営業部に、日本赤十字社は三井住友・三菱UFJ・みずほに専用口座を設けています。銀行アプリ(スマホの中の通帳)から振り込む場合は、口座番号だけでなく名義のカタカナ表示が公式サイトと同じかを必ず見比べてください。日本赤十字社のサイトには「お振込先のお間違いが多くなっております」という注意書きもあります。振込後の確認画面は、スクリーンショット(画面の写真)を撮るか印刷して保管しましょう。ネットバンキングの振込ミスを防ぐコツは、ネットバンキング安全術の記事にまとめています。
3. ふるさと納税サイトから(クレジットカードで、県の復旧事業へ)
熊本県は「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」「ふるなび」の災害支援ページから、クレジットカード決済で寄附を受け付けています。返礼品はありませんが、県の案内では、一定の限度内で寄附すると2,000円を超える部分が所得税・住民税から控除されます。ふるさと納税サイトの操作に不安がある方は、シニアのふるさと納税の記事を参考に、お子さんと一緒に進めるのがおすすめです。なお、日本赤十字社の熊本地震義援金は、迅速に届ける必要があるためクレジットカードでの受付をしていません。「クレジットカードで義援金を」と誘う連絡があれば、その点でも注意が必要です。
ChatGPTを「寄付の前の相談相手」にする方法
「このメッセージ、本物かな」と迷ったとき、AI(人工知能)のChatGPTに文面を書き写して整理してもらうと、冷静に判断しやすくなります。使い方は、話しかけるように文章を打つ(または音声入力する)だけです。ChatGPTが初めての方は、高齢者のためのChatGPT入門の記事から始めてみてください。
そのままコピーして使える指示文(プロンプト)を5つご用意しました。
指示文1: 届いたメッセージが詐欺の特徴に当てはまるか整理してもらう
熊本地震の寄付をお願いするメッセージが届きました。内容は「(例: 商品を買うと寄付になり、○○Payで多めに返金される、と書いてある)」です。国民生活センターや金融庁が注意している義援金詐欺の特徴と照らして、当てはまる点を箇条書きで教えてください。断定はせず、確認すべき点も添えてください。
指示文2: 公式の寄付先の探し方を教えてもらう
令和8年熊本地震の義援金を、確かな窓口から送りたいです。熊本県や日本赤十字社の公式サイトを自分で見つけるための検索の言葉と、公式サイトかどうかを見分けるポイント(URLの末尾など)を、やさしい言葉で教えてください。口座番号そのものは、公式サイトで自分で確認するように案内してください。
指示文3: 断り方の文章を作ってもらう
役所を名乗る人から「義援金を集めに行く」と電話がありました。角が立たないけれど、きっぱり断る一言を3つ作ってください。「公的機関は電話で寄付を求めないと聞いています」「寄付は自分で公式サイトから行います」という内容を入れてください。
指示文4: 家族へ知らせる文章を作ってもらう
熊本地震の寄付をよそおう不審な電話(メッセージ)を受けました。家族に知らせるLINEの文章を、心配させすぎない落ち着いた言葉で3行くらいで作ってください。「お金は払っていない」「188に相談する予定」という内容を入れてください。
指示文5: 寄付したあとの記録メモを作ってもらう
義援金を振り込みました。あとで寄付金控除の手続きに使えるように、「寄付先」「寄付日」「金額」「振込先の口座番号」「明細の保管場所」を書き込める簡単なメモの形を作ってください。大きな字で印刷して使います。
1つ注意があります。ChatGPTに相談するときは、自分の名前・住所・口座番号などの個人情報は書かないでください。また、ChatGPTの答えはあくまで整理のお手伝いで、口座番号などの最新情報は必ず公式サイトで確かめます。最終的な相談は、188や#9110などの公的な窓口にしましょう。
家族(子世代・孫世代)ができること
この記事を読んでいる子世代・孫世代の方へ。「親が寄付を頼まれてもだまされないように」と考えるとき、「寄付するな」と止めるのは逆効果になりがちです。「助けたい」という気持ちは大切にしつつ、送り方だけを一緒に決めておくのがコツです。
- 「寄付は自分から公式サイトへ」を合言葉にする: 電話やメッセージで頼まれた寄付には応じず、寄付したいときは家族に一声かけて公式サイトから——というルールを、お盆明けの電話やLINEで話題にしてみてください
- 公式サイトをブックマーク(お気に入り登録)してあげる: 帰省やビデオ通話の機会に、熊本県の義援金ページと日本赤十字社の義援金ページを親御さんのスマホに登録しておくと、「検索して偽サイトに当たる」心配が減ります。怪しいメッセージが届いたときの見分け方はスクショでAI確認の記事も役立ちます
- 「○○Payで返金」「電子マネーで寄付」は詐欺のサインだと共有する: 国民生活センターの8月17日速報の内容を、「こんな手口が出てるんだって」と一言伝えるだけで、いざというときの気づきが生まれます
【要注意】よくある失敗パターンと回避策
失敗1: 「役所からの電話だから」と信じて、集金に来た人に現金を渡す
❌ 「○○市役所です。義援金を集めています」の電話のあと、訪ねてきた人に封筒で渡す
⭕ 公的機関が電話で義援金を求めることは考えられない、と消費者庁が明記しています。電話は切り、寄付は自分で公式サイトを見て、専用口座か窓口へ。集金に来る人には渡しません
失敗2: 教えられたリンクから「公式そっくり」のサイトで振り込む
❌ メッセージのリンク先が県のロゴ入りで本物そっくりだったので、そのまま口座番号を写して振り込む
⭕ リンクは使わず、自分で検索して公式サイトを開き直します。URLの末尾(pref.kumamoto.jp/jrc.or.jp)と、口座の名義が「令和8年熊本地震義援金(熊本県)」「日赤令和8年熊本地震災害義援金」などの公式表記と一致するかを見比べます
失敗3: 「寄付にもなって、お金も増える」話に乗る
❌ 「商品を買うと寄付になり、○○Payで多めに返ってくる」と言われ、少額で試して本当に返金されたので続ける
⭕ 最初の少額返金は信用させるための「エサ」です。国民生活センターは「『○○Payで返金します』と言われたら詐欺を疑って」と呼びかけています。寄付ともうけ話がセットの時点で断ります
失敗4: 振込の明細を捨ててしまい、受領書も控除も受けられない
❌ 「寄付だから記録はいらない」と、ATMの明細を捨てる
⭕ 熊本県も日本赤十字社も、振込の利用明細票や半券が受領書の代わりになると案内しています。確定申告で寄付金控除を受けるときに必要なので、封筒に入れて保管します
よくある質問(FAQ)
義援金と、ふるさと納税の「寄附金」はどう違うのですか?
日本赤十字社の説明では、義援金は被災した県の「義援金配分委員会」へ全額送られ、被災した方々に配分されます。ふるさと納税サイトから熊本県に送る寄附金は、県の復旧・復興事業に使われます。どちらも被災地の支えになりますが、「被災した人の手元へ」なら義援金、「町の復旧へ」なら寄附金、という違いがあります。
受付はいつまでですか?
熊本県の義援金は2026年7月29日から10月30日まで(予定)、日本赤十字社の「令和8年熊本地震災害義援金」は2026年7月31日から10月30日までです(いずれも2026年8月時点の公式サイトの案内)。期間が延びたり変わったりすることもあるので、送る前に公式サイトで最新の案内を確かめてください。
スマホの○○Payで寄付できますか?
公的な義援金の受付は、銀行やゆうちょの専用口座への振込か、窓口・義援金箱への持参が基本です。日本赤十字社の熊本地震義援金はクレジットカードでの受付もしていません。「○○Payで寄付を」「○○Payで返金する」と個人的なメッセージで誘われた場合は、国民生活センターが注意を呼びかけている手口に当てはまるので応じないでください。
もう振り込んでしまったかもしれません。どうすればいいですか?
すぐに振込先の銀行(またはコード決済の事業者)に「詐欺の疑いがある」と連絡し、あわせて#9110か最寄りの警察署、消費者ホットライン188に相談してください。国民生活センターも、被害にあった場合は「すぐにコード決済サービス事業者に申し出るとともに、警察に相談」するよう案内しています。連絡が早いほど、対処の選択肢が増えます。恥ずかしいことではありません。
寄付金控除を受けるには、何が必要ですか?
熊本県・日本赤十字社とも、銀行振込の利用明細票やゆうちょの振込用紙の半券が受領書の代わりとして使えると案内しています。日本赤十字社の案内では、確定申告の際に義援金専用口座への振込であることが分かる書類(義援金募集要綱など)の添付が必要になる場合があります。具体的な手続きは、最寄りの税務署か税理士に確認してください。
まとめ|きょうからできる3つのアクション
- きょうやること: 「向こうから来た寄付の話には乗らない。寄付は自分で公式サイトへ」を声に出して覚える。電話の横に「寄付の電話は切って188」とメモを貼る
- 今週中: 家族と「寄付するときは一声かける」ルールを決める。熊本県と日本赤十字社の義援金ページを、スマホのお気に入りに登録しておく
- 寄付するとき: 公式サイトで口座番号と名義を見比べてから、ゆうちょ・銀行の窓口かアプリで振り込む。明細は封筒に入れて保管し、必要なら受領証を依頼する
令和8年熊本地震の被災地では、8月18日時点でも活発な地震活動が続いています。「助けたい」という気持ちは、正しい窓口に届いてこそ力になります。公的機関は電話で寄付を求めない。名義は公式サイトと見比べる。○○Payで返金と言われたら詐欺。この3つを、ぜひご家族にも話してみてください。その一言が、善意を守ります。
次回予告: 次の記事でも、季節の手続きや暮らしに役立つスマホ・AIの使い方を、やさしい手順でご紹介していく予定です。
参考・出典
- 【速報】被災地支援をうたう不審なSNS上のダイレクトメッセージ(DM)に注意!−〇〇Pay詐欺の手口も− — 国民生活センター(2026年8月17日公表・参照: 2026年8月)
- 義援金等を装った詐欺にご注意!<令和8年熊本地震関連> — 金融庁(2026年7月31日・8月6日更新・参照: 2026年8月)
- 震災に関する義援金(ぎえんきん)詐欺に御注意ください — 消費者庁(参照: 2026年8月)
- 令和8年熊本地震に係る義援金の受付について — 熊本県健康福祉政策課(2026年7月29日更新・参照: 2026年8月)
- 令和8年熊本地震災害義援金(熊本県)|協力方法 — 日本赤十字社(参照: 2026年8月)
- 令和8年熊本地震に係る寄附金の受付について — 熊本県税務課(2026年8月1日更新・参照: 2026年8月)
- 【注意喚起】令和8年熊本地震に乗じた詐欺等にご注意ください — 肥後銀行(参照: 2026年8月)
- 令和8年熊本地震 ポータルサイト — 気象庁(2026年8月18日更新・参照: 2026年8月)
ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にどうぞ。