結論:Amazon(アマゾン=日本最大級のインターネット通販サイト)での買い物は、会員登録は無料で、月額料金のかかるプライム会員にならなくても利用できます。注文金額が3,500円(税込)以上なら通常配送の送料も無料です(Amazon公式ヘルプ、参照日2026-07-17)。この記事の7ステップの順に進めれば、初めての方でも安心して「ネットで買う」をデビューできます。
- 要点1:Amazonの利用に会費はいりません。プライム会員(月600円または年5,900円・税込)は「よく使うようになってから」考えれば十分です。
- 要点2:送料は「3,500円以上で無料・未満なら本州・四国460円、北海道・九州・沖縄・離島500円」が基本。まとめ買いすれば送料はかかりません。
- 要点3:Amazonは置き配(おきはい=玄関先などに荷物を置いていく受け取り方)が最初から有効になっています。対面で受け取りたい方は、注文時に「置き配を利用しない」へ変更できます。この記事で設定場所を説明します。
対象読者:「お店が遠くなった」「重い物を運ぶのがつらい」と感じ始めたシニアの方と、親御さんのネット通販デビューを手伝いたいお子さん・お孫さん世代。
今日やること:スマホでAmazonの公式アプリを入れるところまで(ステップ1)。5分あれば大丈夫です。
「テレビで見たあれ、近所のお店に売ってないのよね。アマゾンなら買えるって娘は言うんだけど、なんだか怖くて」
シニアの方のスマホ相談で、ネット通販の話題になると必ず出てくるのがこの「怖くて」という言葉です。お金の情報を入れるのが不安、だまされそう、届かなかったらどうしよう——。その心配は、決して大げさではありません。実際に注意すべき点はあります。
ただ、正しい入口から入って、確認のクセをつければ、ネット通販は暮らしの強い味方になります。お米や洗剤のような重い物が玄関まで届き、近所のお店にない本や補聴器の電池も探せる。外出がおっくうな真夏や真冬こそ、ありがたみを感じるはずです。
この記事では、Amazonでの初めての買い物を7つのステップに分けて、送料の仕組み、置き配の設定、そしてChatGPT(チャットジーピーティー=対話型のAI)を「買い物の相談相手」にする方法まで、Amazon公式ヘルプの情報にもとづいてやさしく解説します。
Amazonでどんな買い物ができる?ネットスーパーとの違い
Amazonで買えるのは、本、日用品、家電、衣類、食品、健康用品など、暮らしのほぼ全部の分野です。「重い」「かさばる」「近所に売っていない」の3つに当てはまる物ほど、ネット通販の出番です。
- 重い物:お米、飲み物、洗剤、ペットのごはん
- かさばる物:ティッシュ、トイレットペーパー、オムツ類
- 近所にない物:大きな文字の本、補聴器の電池、昔好きだった歌手のCD、趣味の道具
一方、「今晩のおかずの食材」のような生鮮食品の日常買いは、イオンやイトーヨーカドーなどのネットスーパーのほうが向いています。Amazonは「日持ちする物・探し物」、ネットスーパーは「毎日の食材」と使い分けるのがおすすめです。
始める前の「3つの不安」にお答えします
不安1:カード情報を入れるのが怖い。大切なのは「本物のAmazonにだけ入力する」ことです。検索結果やメールのリンクからではなく、公式アプリから使うのがいちばん確実です。この後のステップ1で説明します。
不安2:注文を間違えたら?発送前ならスマホから注文をキャンセルできます。注文履歴(ちゅうもんりれき=買い物の記録一覧)から数回押すだけです。「間違えても取り消せる」と知っておくだけで、気持ちがずいぶん楽になります。
不安3:受け取りが心配。Amazonは置き配が標準ですが、「玄関で手渡し」に変更できます。逆に「インターホンが鳴ると疲れる」という方は置き配のままが楽です。ステップ6でくわしく説明します。
Amazonデビューの7ステップ
ステップ1:公式アプリを入れて、アカウントを作る
スマホの「App Store」(iPhoneの方)または「Playストア」(Androidの方)で「Amazon」と検索し、「Amazon ショッピングアプリ」を入れます。だいだい色の矢印のマークが目印です。
アプリを開いたら「新しいAmazonのアカウントを作成」を選び、名前・携帯電話番号(またはメールアドレス)・パスワードを登録します。途中で、SMS(ショートメッセージ)に届く確認番号を入力する画面が出ます。これは「本人のスマホかどうか」の確認で、正常な手順です。
パスワードは他のサービスの使い回しを避け、紙のノートに書いて保管しても構いません。買い物メモの記事でも紹介したように、「決めごとは紙に残す」はシニアのデジタル活用の王道です。
ステップ2:買いたい物を検索する
画面上部の検索窓に、買いたい物の名前を入れます。コツは「商品名+数量や特徴」まで入れること。「お茶」だけだと何万件も出てきますが、「緑茶 ティーバッグ 100個」のように入れると、目当ての物に近づきます。
ステップ3:商品ページで「販売元」と「値段」を確認する
商品を選んだら、値段のすぐ下あたりにある「出荷元」「販売元」という表示を見てください。Amazonには、Amazon自身が売る商品と、いろいろなお店(出品者)が売る商品が混ざっています。慣れないうちは、販売元や出荷元に「Amazon」と書かれている商品を選ぶと、配送や返品の対応がわかりやすく安心です。
レビュー(購入者の感想)は参考になりますが、星の数だけで決めず、「サイズが小さかった」「思ったより重い」といった具体的な感想文をいくつか読むのがコツです。
ステップ4:カートに入れて、レジに進む
「カートに入れる」を押すと、スーパーの買い物かごと同じで、まだ買ったことにはなりません。他の商品も続けて探せます。買う物がそろったら、かごのマークから「レジに進む」を押します。「注文を確定する」を押すまでは、いつでもやめられます。
ステップ5:届け先と支払い方法を登録する
初回だけ、届け先の住所と支払い方法を登録します。支払いはクレジットカードのほかにも方法が用意されていますが、画面に表示される選択肢がその時点の正解です。あわてず、注文画面の案内に沿って選んでください。カード番号の入力が不安な方は、コンビニなどで買えるAmazonギフトカードを先に登録して、その残高で買う方法もあります。
ステップ6:置き配の設定を確認する(ここが大事)
Amazonでは、初期設定のままだと置き配が有効で、置き場所は「玄関」になっています(Amazon公式ヘルプ、参照日2026-07-17)。注文確認画面の住所の下にある「配送指示(置き配含む)」から、次の変更ができます。
- 置き場所を変える:宅配ボックス、ガスメーターボックス、自転車のかご、車庫、建物内受付など
- 置き配をやめる:「置き配を利用しない」を選ぶと、対面での受け取りになります
一度保存すれば、次回からの注文にも同じ設定が使われます。「知らないうちに玄関に荷物が置かれていた」と驚かないよう、最初の注文でここだけは確認しておきましょう。
ステップ7:「注文を確定する」前に最終確認、あとは注文履歴で見守る
最後の画面で、商品・数量・届け先・支払い方法・合計金額の5つを声に出して読み上げてから「注文を確定する」を押します。注文後は、アプリの「注文履歴」でいまどこまで届いているかを確認でき、発送前ならキャンセルもここからできます。
送料の仕組み|プライム会員には入るべき?
Amazon公式ヘルプ(参照日2026-07-17)によると、通常配送の送料は次のとおりです。
- 注文金額3,500円(税込)以上:無料
- 3,500円未満:本州・四国は460円、北海道・九州・沖縄・離島は500円
- 初めての注文は、金額にかかわらず通常配送が無料
つまり、日用品を月に1〜2回まとめ買いする使い方なら、会費ゼロ・送料ゼロで十分やっていけます。
プライム会員(月600円または年5,900円・税込)になると、3,500円未満でも配送特典の対象商品が送料無料になり、お急ぎ便も使えます。映画が見られるPrime Videoなどのおまけも付きます。ただし、これは「毎週のように使うようになってから」で遅くありません。無料体験に誘う画面がたびたび出ますが、その場で入る必要はないので、落ち着いて「あとで」を選んで大丈夫です。
ChatGPTを「買い物の相談相手」にする5つの聞き方
商品選びで迷ったときは、ChatGPTに相談してから探すと失敗が減ります。そのまま使える聞き方を5つ用意しました。
聞き方1:条件から商品の種類をしぼる
「70代の母に、軽くて開けやすい水筒を探しています。選ぶときに見るべきポイントを5つ、やさしい言葉で教えてください」
聞き方2:検索の言葉を作ってもらう
「Amazonで、腰にやさしい座椅子を探したいです。検索窓に入れるとよい言葉の組み合わせを3つ提案してください」
聞き方3:レビューの読み方を教わる
「ネット通販のレビューを読むとき、信用しすぎないために気をつける点を3つ教えてください」
聞き方4:値段が妥当か考える
「電気毛布の相場はだいたいいくらくらいですか。安すぎる商品で注意すべきことも教えてください」
聞き方5:注文前の最終チェックを頼む
「ネット通販で注文を確定する前に確認すべきことを、チェックリストにしてください」
ChatGPTの答えは目安であり、最新の値段や在庫はAmazonの画面が正です。「相談はAI、最後の確認は自分の目」の役割分担で使いましょう。ChatGPTが初めての方は買い物メモをChatGPTで整理する記事から始めるのがおすすめです。
ありがちな失敗パターン4つ
失敗1:検索結果の広告や偽サイトから入ってしまう
❌ 「Amazon 激安」で検索して、出てきたサイトで買う
⭕ 買い物は必ず公式アプリから。ブラウザで使う場合も、ブックマーク(お気に入り登録)した公式サイトから入る。あやしいサイトの見分け方は偽サイト対策の記事でくわしく解説しています。
失敗2:「初回だけ安い」の定期購入に気づかない
❌ 値段の安さだけ見て「注文を確定する」を押す
⭕ 注文前に「定期おトク便」「定期購入」の文字がないか確認する。1回だけ買いたいときは「通常の注文」を選ぶ。定期購入トラブルの記事も合わせてどうぞ。
失敗3:星の数とレビューだけで決める
❌ 星4.5だからと販売元を見ずに買う
⭕ 販売元・出荷元を確認し、慣れないうちは「Amazon」表記の商品を選ぶ。
失敗4:家族に何も伝えずに始める
❌ 一人で始めて、困っても誰にも聞けない
⭕ 最初の注文はお子さん・お孫さんと電話やビデオ通話でつながりながら進める。「1万円を超える買い物は家族にひとこと」のようなわが家ルールを決めておくと、万一の詐欺被害にも早く気づけます。
出典
- 配送料および配送条件 — Amazon.co.jp公式ヘルプ(参照日2026-07-17)
- Amazonプライム会員について — Amazon.co.jp公式ヘルプ(参照日2026-07-17)
- 置き配指定の設定・解除方法 — Amazon.co.jp公式ヘルプ(参照日2026-07-17)
よくある質問(FAQ)
Amazonを使うのに会費はかかりますか?
かかりません。アカウント作成も買い物も無料で、必要なのは商品代金と(3,500円未満のときの)送料だけです。月600円または年5,900円(税込)のプライム会員は任意で、入らなくても買い物はできます。
スマホだけで注文できますか?パソコンは必要?
スマホだけで大丈夫です。公式アプリを入れれば、検索から注文、注文後の確認まですべてスマホで完結します。文字が小さく感じる場合は、スマホの設定で文字サイズを大きくしてから使うと楽になります。
注文を間違えてしまったら、取り消せますか?
発送前であれば、アプリの「注文履歴」から該当の注文を開いてキャンセルできます。発送後でも、商品や販売元によっては返品の手続きができます。まずは注文履歴を開いて、表示される案内に沿って進めてください。
置き配は盗まれたりしませんか?心配です。
心配な方は、注文時の「配送指示(置き配含む)」で「置き配を利用しない」を選べば、対面での受け取りになります。置き配を使う場合も、置き場所を宅配ボックスや建物内受付に変える、外から見えにくい場所を選ぶ、当日中に取り込む、といった工夫で不安を減らせます。
離れて暮らす親のために、家族が代わりに設定してもいいですか?
はい。帰省やビデオ通話のときに、アプリの導入・住所と支払いの登録・置き配の設定までを一緒にやっておくのがおすすめです。そのあとの「探して注文する」練習をご本人が繰り返せば、少しずつ一人でできるようになります。合言葉やパスワードの控えの置き場所も、家族で共有しておきましょう。
著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AIの可能性に魅了され、X(旧Twitter、@SuguruKun_ai)で活用法を発信(フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
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