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【2026年最新】ネット通販の定期購入トラブルをAIで見抜く|シニアの確認術

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【2026年最新】ネット通販の定期購入トラブルをAIで見抜く|シニアの確認術

結論から先にお伝えします。「お試し」「初回無料」のつもりで申し込んだのに、じつは“毎月届く定期購入”だった——。この手のトラブルは、いま全国で1年に約9万件も相談が寄せられています。あやしいと思ったら、申込画面や届いたメールをChatGPT(チャットジーピーティー=文章で答えてくれるAI)にそのまま貼り付けて「これは定期購入ですか?」と聞くだけで、見落としていた落とし穴がはっきりします。

この記事の要点は3つです。

  • 申込ボタンを押す前に、画面の文章をAIに読んでもらえば「定期購入かどうか」を5分で確認できます。
  • もう申し込んでしまった後でも、AIに頼めば「解約したい」というメール文を一緒に作れます。
  • ただしAIの答えは“下調べ”にすぎません。最終的な判断とお金の話は、必ずご家族と公式の相談窓口(消費者ホットライン188)で確かめてください。

この記事はこんな方へ:ネットでサプリや化粧品を買ってみたいシニアのご本人、そして「親が変な通販に申し込んでいないか心配」というお子さん・お孫さん世代に向けて書いています。

今日やること:スマホで画面の文字をコピーする方法を覚え、AIに1回貼り付けて聞いてみる。これだけです。

「1回だけのつもり」が、毎月届く契約になっていた話

先日、スマホ教室でお会いした70代の女性が、こんな相談をされました。「テレビとは違うのよ。スマホの広告で『初回980円』って出てたから、軽い気持ちで膝のサプリを頼んだの。そうしたら次の月も、また次の月も届いて、合計で2万円以上も引き落とされていてね。やめたいのに、どこに連絡すればいいのか分からなくて」。

これは、特別な人だけが引っかかる話ではありません。国民生活センターには、この「定期購入」に関する相談が1年に8万〜9万件も寄せられていて、ここ数年ずっと高い水準が続いています(出典:国民生活センター)。多いのは、サプリメントや化粧品など、健康と美容にかかわる商品です。

こわいのは、画面に「これは定期購入です」とはっきり大きくは書いていないことです。小さな文字で「4回のお受け取りが条件です」と書かれていたり、ボタンのすぐ下に薄い色で注意書きがあったり。目が疲れているシニアにとっては、見つけるのが本当に大変なんです。

そこで頼りになるのが、AI(人工知能)です。難しい操作はいりません。あやしい文章をそのままコピーして、AIに「読んで」とお願いするだけ。次の章から、その具体的なやり方を順番にご説明します。

まず覚えること:スマホで文字をコピーする方法

AIに文章を読んでもらうには、画面の文字を「コピー」して「貼り付ける」操作が必要です。難しそうに聞こえますが、覚えてしまえば一度きりです。お孫さんに最初だけ手伝ってもらうのもおすすめです。

iPhone(アイフォン)でも、Android(アンドロイド)のスマホでも、基本は同じ流れです。

  1. コピーしたい文章の上を、指で長押し(1〜2秒、押したまま)します。
  2. 文字の周りに青い印(しるし)が出て、「コピー」というボタンが表示されます。それを押します。
  3. ChatGPTなどのAIの画面を開き、文章を入れる枠をもう一度長押しすると「ペースト(貼り付け)」が出ます。これを押せば文章が入ります。

もし長押しでうまく選べないときは、画面を写真に撮って(スクリーンショット)、その写真をAIに見せる方法もあります。最近のChatGPTは、写真の中の文字を読み取って答えてくれる機能もあるので、文字選択が苦手な方はこちらが楽かもしれません。

スマホ操作そのものに不安がある方は、まず高齢者のためのChatGPT入門|家族と始める安心5ステップを先に読んでおくと、ぐっと分かりやすくなります。

申し込む前に使える「あやしい通販チェック」5つの聞き方

ここからが本番です。AIに貼り付けて聞くだけの、そのまま使える「お願い文(プロンプト=AIへの指示文)」を5つご用意しました。スマホでコピーして、ご自由にお使いください。

聞き方1:そもそも定期購入なのかを確認する

申込画面の文章を貼り付けたうえで、こう聞きます。

次の通販の申込画面の文章を読んでください。これは1回だけの買い物ですか、それとも毎月届く「定期購入」ですか。何回受け取る約束になっているか、合計でいくらかかるか、やさしい言葉で教えてください。

聞き方2:解約の条件を探してもらう

小さな文字の中に隠れた「やめるときのルール」を、AIに探してもらいます。

この文章の中に、解約(やめること)の条件は書かれていますか。「何回買うまでやめられない」「電話でしか解約できない」などの決まりがあれば、その部分を抜き出してわかりやすく説明してください。

聞き方3:いちばん大事な「注意点」を3つにまとめてもらう

この通販を申し込む前に、私が知っておくべき大事な注意点を3つだけ、短く教えてください。70代の母にも分かるように、やさしい言葉でお願いします。

聞き方4:申込画面の最終確認のしかたを教えてもらう

国民生活センターは、申込みの「最終確認画面」をよく見ることが何より大事だと注意を呼びかけています。どこを見ればいいかをAIに教えてもらいましょう。

ネット通販を申し込む前に、最後の確認画面でチェックすべきポイントを、初めての人向けにリストで教えてください。定期購入かどうかを見分けるコツも入れてください。

聞き方5:写真を見せて読み取ってもらう(文字選択が苦手な方向け)

画面を写真に撮って、AIにこう頼みます(写真を添えて送ります)。

この通販の申込画面の写真を読んでください。これは定期購入ですか。料金や解約の条件で、私が見落としていそうなところがあれば教えてください。

こうした「わからないことをそのまま聞く」使い方に慣れてくると、通販以外でも役に立ちます。くわしくはわからないことをChatGPTに聞く|物知り相談相手の使い方もあわせてご覧ください。

もう申し込んでしまった…AIで「解約のお願いメール」を作る

「気づいたときには、もう2回目が届いていた」。そんなときも、あきらめないでください。AIは、解約や返金を申し出るためのていねいな文章を作るのが得意です。

たとえば、こう頼みます。

ネット通販で定期購入を解約したいです。事業者に送る、ていねいで分かりやすいメール文を作ってください。注文した日、商品名、注文番号は後で私が入れます。感情的にならず、冷静にお願いする内容にしてください。

AIが土台の文章を作ってくれるので、あとは注文番号や日付を自分で入れるだけです。文章を考えるのが苦手な方でも、これなら落ち着いて連絡できます。

ただし、ここでとても大事な注意があります。ネット通販(通信販売)は、訪問販売とちがって「クーリング・オフ」(一定期間内なら無条件で解約できる制度)の対象ではありません(出典:国民生活センター)。解約できるかどうかは、その通販サイトが決めた「返品特約(返品のルール)」によります。だからこそ、困ったときは一人で悩まず、公式の相談窓口に連絡することがいちばん確実です。全国どこからでも、消費者ホットライン「188(いやや!)」に電話すれば、最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。

AIの答えを「うのみ」にしてはいけない3つの理由

AIはとても便利ですが、魔法の道具ではありません。次の3つだけは、必ず心にとめておいてください。

  1. AIは時々まちがえます。 古い情報や、事実とちがう内容を、もっともらしく答えることがあります。料金や解約の最終的な内容は、必ず公式サイトや窓口で確かめましょう。
  2. お金や契約の最終判断は、人に確認を。 「解約できる/できない」「返金される/されない」は、AIではなく、事業者と消費生活センター(188番)の答えが正しいものです。
  3. 個人情報は貼り付けない。 クレジットカード番号、暗証番号、住所、電話番号などは、AIに入力しないようにしましょう。聞くのは「画面の説明文」だけで十分です。

この「最後は人に確認する」という習慣は、詐欺のメッセージを見分けるときにも同じです。あわせてシニアの詐欺SMS対策|ChatGPTで怪しいメッセージを判別も読んでおくと、より安心です。

よくある失敗とその直し方

実際にAIを使い始めた方が、つまずきやすいポイントを集めました。同じ失敗をしないよう、参考にしてください。

失敗1:「これ買って大丈夫?」とだけ聞いてしまう
⭕ 直し方:画面の文章を貼り付けてから聞きましょう。AIは画面を見ていないので、文章がないと一般論しか答えられません。「次の文章を読んで」と添えるのがコツです。

失敗2:AIが「大丈夫」と言ったから、すぐ申し込んだ
⭕ 直し方:AIの「大丈夫」は参考意見です。とくに高い買い物や定期購入は、申し込む前にご家族にひと言相談するクセをつけると安心です。

失敗3:あせって、その場で電話番号を画面に入力した
⭕ 直し方:広告の「いますぐ!」「あと3分!」という言葉は、急がせるための演出のことが多いです。あわてず、一晩おいてから考えても遅くありません。

失敗4:解約メールを送って、それで終わりにした
⭕ 直し方:返事が来ない、引き落としが止まらないときは、すぐに188番へ。送ったメールの控えや、注文画面の写真を残しておくと、相談がスムーズです。

ご家族へ:高齢の親にどう伝えるか

離れて暮らすお子さん・お孫さん世代の方へ。親御さんに「あやしい通販に気をつけて」と言うだけでは、なかなか伝わりません。次の3つを試してみてください。

  • 叱らない。 「なんでそんなの申し込んだの」と責めると、次から相談してもらえなくなります。「教えてくれてありがとう、一緒に確認しよう」が合言葉です。
  • 聞き方を1つだけ、スマホにメモしておく。 この記事の「聞き方1」を、親御さんのスマホのメモ帳に貼っておくだけで、いざというとき自分で確認できます。
  • 「迷ったら、買う前に写真を送ってね」と決めておく。 申込画面の写真を家族のLINEに送ってもらえば、あなたが一緒にチェックできます。LINEの使い方はシニアのLINEで困ったとき|ChatGPTで返信文を3秒で作る方法が参考になります。

よくある質問

Q. AIに通販の画面を見せても、こちらの情報が悪用されたりしませんか?

画面の「説明文」だけを貼り付けるなら問題ありません。ただし、クレジットカード番号・暗証番号・住所・電話番号などの個人情報は、AIに入力しないでください。聞くのは「これは定期購入ですか」という確認だけで十分です。

Q. ChatGPTはお金がかかりますか?

ChatGPTには、無料で使える範囲があります。今回ご紹介した「文章を読んでもらう」「メール文を作ってもらう」といった使い方は、無料の範囲でも十分に試せます。まずは無料で始めてみて大丈夫です。

Q. AIが「これは定期購入ではありません」と言えば、安心して申し込んでいいですか?

いいえ、それだけで決めないでください。AIの答えはあくまで“下調べ”です。最後は必ず、ご自分の目で最終確認画面を見て、不安があればご家族や消費生活センター(188番)に相談してから申し込みましょう。

Q. もう何回も引き落とされています。今からでもやめられますか?

通信販売はクーリング・オフの対象外ですが、解約できるかどうかは事業者の「返品特約(返品ルール)」によります。あきらめずに、まず消費者ホットライン188番に電話して相談してください。状況に応じた対応を案内してもらえます。

まとめ:今日からできる3つのアクション

むずかしく考える必要はありません。次の3つを、今日から少しずつ始めてみましょう。

  1. スマホで文字をコピーする方法を、一度だけ練習する。 お孫さんに手伝ってもらってもOKです。
  2. 「聞き方1」をスマホのメモ帳に貼っておく。 あやしい通販を見つけたら、すぐにAIに貼り付けて確認できます。
  3. 困ったら、一人で抱え込まず188番へ。 そして、ご家族にもひと言、声をかけてください。

次回予告:次は「ネットで買った商品の口コミ・評判をAIで見分ける方法」をお届けします。サクラ(やらせ)の口コミにだまされないコツを、やさしくご紹介します。

AIは、シニアの毎日を少し安心にしてくれる“心強い相談相手”です。ご自身のペースで、お子さん・お孫さんに頼りながら、ゆっくり慣れていきましょう。


出典

  • 国民生活センター「通信販売での定期購入(各種相談の件数や傾向)」 https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/subscription_traps.html
  • 国民生活センター「通信販売はクーリング・オフできません(見守り情報)」 https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen471.html
  • 国民生活センター「その申込み、定期購入になっていませんか?もう一度『最終確認画面』をチェック!」 https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240131_1.html

著者プロフィール

佐藤傑(さとう・すぐる)。株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を手がける。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。難しいAIを、シニアのみなさんと一緒にスマホを触りながら、やさしくお伝えすることを大切にしています。

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