【シニア向け】ChatGPTで思い出の歌とカラオケを楽しむ方法
結論:ChatGPT(チャットジーピーティー=文章で答えてくれるAI)を使うと、若いころに流行した歌を思い出したり、カラオケで歌いやすい曲を相談したり、歌の意味や時代背景をやさしく教えてもらえます。お金もかからず、スマホやパソコンから話しかけるだけで始められます。
- 要点1:「○○年代に流行した歌を教えて」と打つだけで、思い出の年代の歌のヒントがもらえます。
- 要点2:「高い声が出ないので歌いやすい曲を相談したい」など、自分のペースに合わせた相談ができます。
- 要点3:歌をきっかけに昔を思い出すこと(回想)は、心が元気になり、ご家族やお孫さんとの会話も増えます。
対象読者:歌やカラオケが好きな60代〜70代の方。そして「親に楽しいことを教えてあげたい」30代〜50代のお子さん・お孫さん世代。
今日できること:まずはこの記事のかんたんな例文を1つ、そのままコピーしてChatGPTに貼りつけてみましょう。
「あの頃よく聴いた歌、なんていう題名だったかしら……」
たとえば、70代のお母さまが、若いころに口ずさんでいた歌のメロディーは覚えているのに、曲名も歌手の名前も思い出せない。そんな場面は、誰にでもありますよね。家族みんなで「あれだよ」「いや違うよ」と言い合っても、なかなかたどり着けない。少しもどかしい気持ちになります。
そんなとき、ChatGPTという「文章で答えてくれるAI(人工知能)」が、やさしい話し相手になってくれます。むずかしいパソコン用語を覚える必要はありません。スマホやパソコンに、ふだんの言葉で話しかけるだけ。「昔こんな歌があったんだけど」と相談すると、その年代に流行した歌のヒントを、いくつも返してくれます。
この記事では、ChatGPTで思い出の歌やカラオケを楽しむ方法を、そのままコピーして使えるかんたんな例文つきで紹介します。あわてず、ゆっくりで大丈夫。お子さん・お孫さんに手伝ってもらってもOKです。今日から少しずつ、歌のある毎日を楽しんでいきましょう。
ChatGPTで歌を楽しむと、こんなにいいことがあります
最初に、なぜ歌とChatGPTの相性がいいのか、やさしくお伝えします。ポイントは大きく3つです。
1つめは、思い出の歌を見つけやすくなることです。「だいたいいつ頃の歌」「こんな感じの内容だった」と伝えるだけで、ChatGPTが候補をいくつも挙げてくれます。図書館で分厚い本を探すより、ずっと気軽です。
2つめは、昔を思い出すきっかけになることです。好きだった歌のことを話していると、その頃の景色や、一緒にいた人のことが自然とよみがえってきます。昔を思い出して心が温かくなることを「回想(かいそう)」と呼びます。歌は、その回想の入り口にぴったりなのです。
3つめは、家族やお孫さんとの会話が増えることです。「おばあちゃんの若い頃ってどんな歌が流行ってたの?」という質問から、世代をこえた会話が生まれます。同窓会や敬老会で「みんなで歌える曲リスト」を作るのにも役立ちます。離れて暮らすご家族と電話やビデオ通話で話すときも、「この前ChatGPTで懐かしい歌を見つけてね」という一言が、自然な話題のたねになります。
もうひとつ、うれしいことがあります。それは「自分のペースで、何度でも聞ける」という点です。お店の人や家族に何度も聞き直すのは、少し気がひけるものですよね。でもChatGPTなら、何度同じことを聞いても、いやな顔ひとつせず、いつでも同じようにやさしく答えてくれます。「こんなこと聞いていいのかしら」と遠慮する必要は、まったくありません。気になったことは、思いついたその場で、気軽に聞いてみてください。
歌や音楽に親しむことと、心の元気との関わりについては、国の機関でも情報が公開されています。歌そのものが病気を治すわけではありませんが、好きな歌を口ずさんだり、人と一緒に歌ったりする時間は、毎日に小さな張り合いを生んでくれます。楽しい時間を増やすための工夫のひとつとして、気軽に取り入れてみてください。なお、体調や声の調子に不安がある方は、決して無理をせず、かかりつけのお医者さんにご相談ください。AIは楽しみを広げるお手伝い役であって、健康のことを判断する専門家ではありません。

ChatGPTを始める前に知っておきたい、たった3つのこと
「AIなんてむずかしそう」と感じる方もいるかもしれません。でも、覚えることはほんの少しです。次の3つだけ、頭の片すみに置いておけば大丈夫です。
その1:話しかけるように打てばOKです。正しい言葉づかいや、専門用語は必要ありません。「昔の歌が知りたい」と、ふだんのおしゃべりと同じように打って構いません。
その2:答えが合っているか、念のため確かめましょう。ChatGPTはとても便利ですが、ときどき曲名や歌手の名前をまちがえることがあります。気になったら、あとでテレビの音楽番組やご家族に聞いて、確かめると安心です。これについては、あとでくわしくお話しします。
その3:個人の情報は打ちこまないようにしましょう。住所や電話番号、お金のことなど、大切な個人の情報は入力しないでください。歌の相談だけなら、その心配はほとんどありません。「昔流行した歌を教えて」「カラオケで歌いやすい曲は?」といった内容なら、安心して使えます。
ChatGPTは、パソコンやスマホの画面から、無料で使い始めることができます(一部、より進んだ機能には有料のものもありますが、歌の相談には無料の範囲で十分です)。使い方やサービスの内容は、提供元であるOpenAI(オープンエーアイ)という会社の案内を見ると分かりやすいので、最初だけお子さん・お孫さんに一緒に確認してもらうと安心です。
この3つさえ守れば、安心して楽しめます。むずかしい設定はいりません。それでは、いよいよ実際の使い方を、順を追って見ていきましょう。
【かんたん手順】ChatGPTで思い出の歌を見つける5ステップ
はじめての方でも迷わないように、思い出の歌を見つけるまでの流れを、順番に並べました。お子さん・お孫さんと一緒に、ひとつずつ進めてみてください。
- スマホかパソコンで、ChatGPTの画面を開きます。アプリ(小さなボタンの絵)か、インターネットの画面から開けます。開き方が分からないときは、ご家族に最初だけ手伝ってもらいましょう。
- 画面の下のほうに、文字を打ちこむ細長い枠(入力らん)があります。そこを指でトンと押します。
- 枠の中に、聞きたいことを打ちます。たとえば「1960年代に流行した日本の歌謡曲を10曲、歌手名つきで教えてください」と、ふだんの言葉で書いて大丈夫です。
- 打ち終わったら、送るボタン(紙ヒコーキや矢印のような小さな絵)を押します。少し待つと、ChatGPTがお返事を表示してくれます。
- 表示された曲名や歌手名を見て、知っている曲があれば「この曲、もっとくわしく教えて」とさらに質問します。気になる曲は、紙にメモしておくと、あとでカラオケや音楽番組を探すときに便利です。
慣れてきたら、4と5をくり返すだけで、どんどん思い出の歌が広がっていきます。一度でうまくいかなくても、何度でもやり直せます。あせらず、自分のペースで進めてください。
そのまま使える、やさしい例文(プロンプト)を集めました
ChatGPTへの「お願いの文章」のことを、プロンプト(AIへの指示文)と呼びます。とはいえ、むずかしく考える必要はありません。ここでは、そのままコピーして貼りつけられる、やさしい例文を用意しました。文字を打つのが大変なときは、お子さん・お孫さんに代わりに打ってもらってもOKです。
例文1:思い出の年代の歌を教えてもらう
1960年代に流行した日本の歌謡曲を10曲、歌手名もつけて教えてください。むずかしい言葉は使わず、やさしく説明してください。
例文2:カラオケで歌いやすい曲を相談する
70代の私でもカラオケで歌いやすい、ゆっくりしたテンポの昔の歌を5曲おすすめしてください。高い声が出にくいので、低めの音でも歌える曲だと助かります。曲名と歌手名を教えてください。
例文3:歌の意味や時代背景を聞く
昔よく聴いた「ふるさと」という歌があります。この歌がどんな時代に親しまれ、どんな思いがこめられているのか、やさしい言葉で教えてください。
例文4:家族や同窓会で盛り上がる選曲リストを作る
今度、70代の同窓会で、みんなで一緒に口ずさめる懐かしい歌を10曲選びたいです。だれもが知っていそうな有名な歌を、曲名と歌手名つきでリストにしてください。
例文5:歌の練習メモを作ってもらう
カラオケで上手に歌うための、かんたんな心がけを5つ、やさしい言葉で教えてください。声を出す前の準備や、ゆっくり歌うコツなど、初心者向けにお願いします。
例文6:思い出せない歌をいっしょに探してもらう
子どものころに聴いた歌で、曲名が思い出せません。たしか春や桜が出てくる、ゆっくりした明るい歌でした。日本の有名な歌の中で、当てはまりそうな曲を5曲挙げてください。まちがっているかもしれない場合は、その点も正直に教えてください。
どの例文も、最後に「やさしい言葉で」「正直に教えて」と添えるのがコツです。こうすると、ChatGPTがより親切に、分かりやすく答えてくれます。曲名や歌手名はまちがいが混じることもあるので、念のためあとで確かめましょう。また、返ってきた答えに「もうちょっとゆっくりした曲がいい」「もっと明るい歌がいい」と追加でお願いすると、さらにあなたの好みに近づけてくれます。一回でぴったりの答えが出なくても、会話を続けるように何度かやりとりするのがコツです。
場面に合わせた歌の相談のしかた
「歌を教えて」と言っても、どんな場面で歌いたいかによって、ぴったりの曲は変わってきます。場面ごとに、相談のしかたを少し変えると、ChatGPTがより役に立つ答えを返してくれます。いくつか例をあげてみましょう。
ひとりで気軽に口ずさみたいとき。「ひとりでも気持ちよく口ずさめる、ゆったりした昔の歌を教えて」とお願いすると、テンポのおだやかな曲を選んでくれます。家事をしながら、散歩をしながら、小さく歌うのにぴったりです。
カラオケでしっかり歌いたいとき。「カラオケで気持ちよく歌える、盛り上がる昔のヒット曲を教えて」と伝えると、みんなが知っている明るい曲を提案してくれます。声の高さが気になる方は「低めの声でも歌いやすい曲で」と一言そえると安心です。
季節や行事に合わせたいとき。「お正月にみんなで歌える昔の歌」「桜の季節に合う日本の歌」のように、季節や行事を伝えると、その時期にぴったりの曲を集めてくれます。季節の歌は、家族の集まりや施設のイベントでも喜ばれます。
お孫さんと一緒に楽しみたいとき。「子どもでも一緒に歌える、世代をこえて知られている日本の歌を教えて」とお願いすれば、小さなお孫さんとも一緒に口ずさめる曲が見つかります。手をたたいたり、身ぶりをつけたりして歌うと、さらに盛り上がります。
このように、「いつ」「だれと」「どんな気分で」歌いたいかを伝えるだけで、答えはぐっと身近になります。むずかしく考えず、おしゃべりのつもりで相談してみてください。
家族・お孫さんと一緒に楽しむアイデア
ChatGPTで見つけた歌は、ひとりで楽しむだけでなく、まわりの人とのつながりにも役立ちます。いくつかアイデアをご紹介します。
その1:お孫さんと「世代対決クイズ」をする。たとえば、おじいさまが「自分の若い頃の歌」を、お孫さんが「今の歌」をそれぞれChatGPTに教えてもらい、お互いに紹介し合います。「こんな歌があったの!」と、おどろきと笑いが生まれます。
その2:敬老会や同窓会の選曲係になる。例文4を使えば、みんなで歌える曲のリストがあっという間にできます。「あの人が選んでくれた歌、よかったね」と、ちょっとした人気者になれるかもしれません。
その3:思い出話のきっかけにする。たとえば、息子さん世代の方が「お母さんが好きだった歌って何だったの?」とChatGPTを開きながら聞いてみる。歌をきっかけに、これまで聞けなかった昔の話に花が咲くこともあります。
その4:施設やデイサービスでの「歌の時間」のヒントにする。たとえば、敬老施設のスタッフの方や、ボランティアの方が、例文4を使って参加者みんなで歌える曲を準備しておく。当日「次はこの歌をどうぞ」とスムーズに進められて、その場がぐっと和やかになります。
正直にお伝えすると、ChatGPTはあくまで「会話のきっかけ」を作る道具です。いちばん大切なのは、その歌をめぐって人と語り合う時間そのもの。「この歌、運動会のときに歌ったわね」「これは結婚式で流れていたよ」——そんなふうに、一つの曲から思い出話が次々とあふれてくることもあります。AIは、その入り口をそっと開いてくれる、やさしいお手伝い役だと考えてください。歌を楽しむ主役は、いつだってあなた自身とまわりの人たちです。
【要注意】よくある失敗と、そのさけ方
はじめのうちは、ちょっとしたつまずきもあります。でも、あらかじめ知っておけば大丈夫。よくある失敗を3つ、対処法といっしょにご紹介します。
失敗1:ChatGPTが言った曲名・歌手名を、確かめずに信じてしまう
❌ ChatGPTの答えをそのまま「正解」と思いこむ。
⭕ 気になる曲は、テレビの音楽番組やご家族、図書館などであとで確かめる。
なぜ大切か:ChatGPTは便利ですが、曲名や歌手、流行した年をまちがえることがあります。とくに人に紹介するときや、何かに書いて配るときは、ひと手間かけて確かめると安心です。
失敗2:歌詞の全部を出させて、印刷して配ってしまう
❌ 「○○の歌詞を全部書いて」と頼んで、それを印刷してみんなに配る。
⭕ 歌詞の「意味」や「だいたいの内容」を聞くだけにとどめる。
なぜ大切か:歌の歌詞には、作った人を守るための決まり(著作権)があります。歌詞をそのまま大量にコピーして配ると、知らないうちに決まりに反してしまうことがあります。歌詞のことを知りたいときは「どんな思いがこめられた歌ですか」と意味を聞くのがおすすめです。くわしくは、文化庁や著作権情報センターのページで確認できます。
失敗3:むずかしい言葉でお願いして、うまく答えてもらえない
❌ 専門用語や、長くて複雑な文章で質問する。
⭕ 「やさしい言葉で」「○曲だけ」と、短く具体的にお願いする。
なぜ大切か:ChatGPTは、たくさんのことを一度に聞かれると、答えがぼんやりしてしまいます。「1960年代の歌を5曲」のように、年代や曲数をはっきり伝えると、ちょうどよい答えが返ってきます。うまくいかなくても、何度でも聞き直せます。
もっと楽しむための、次のひと工夫
ChatGPTに慣れてきたら、こんな楽しみ方も広がります。
たとえば、見つけた歌をきっかけに、その時代の出来事を聞いてみるのもおすすめです。「その歌が流行した頃、どんな出来事がありましたか」と質問すると、昔の思い出がさらによみがえります。日本の高齢者の暮らしや健康については、内閣府の「高齢社会白書」でも、さまざまな情報が公開されています。
音楽を楽しむこと、人と語り合うこと、外に出かけてカラオケに行くこと。どれも、毎日を明るくしてくれる小さな習慣です。ChatGPTは、その習慣を始める「最初のひと押し」として使ってみてください。体を動かすことや人と交わることと、心の元気については、厚生労働省の情報も参考になります。
歌は、年齢を問わず、心を若くしてくれます。ぜひ今日から、ChatGPTと一緒に、思い出の一曲を探す旅に出かけてみてください。
もっと知りたい方へ — あわせて読みたい記事
ChatGPTを使った楽しみ方は、歌以外にもたくさんあります。次の記事も、よろしければのぞいてみてください。
- ChatGPTでテレビ・ラジオ・動画をもっと楽しむ方法 — 好きな番組や動画を見つけるコツをやさしく紹介しています。
- ChatGPTで趣味・生涯学習をもっと楽しむ方法 — 新しい趣味や学びを始めたい方におすすめです。
- ChatGPTで新聞・読書をやさしくまとめてもらう方法 — 長い文章を分かりやすく読むお手伝いになります。
まとめ:今日から始める3つのこと
最後に、今日からできることを3つにまとめます。むずかしく考えず、できそうなものから1つずつで大丈夫です。
- 今日:この記事の例文1を、そのままChatGPTに貼りつけて、思い出の年代の歌を聞いてみる。
- 今週中:カラオケで歌いたい曲を、例文2で相談してみる。気に入った曲は紙にメモしておく。
- 今月中:ご家族やお孫さんと一緒に、例文4で「みんなで歌える曲リスト」を作ってみる。
歌を楽しむのに、年齢は関係ありません。ChatGPTは、いつでもあなたのとなりで、やさしく付き合ってくれます。ご自身のペースで、ゆっくり楽しんでくださいね。
著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業や個人向けにAI(人工知能)の活用をやさしくお伝えしています。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。シニアのみなさんが、安心してAIと仲良くなれるように、これからも分かりやすい情報をお届けしていきます。
ご質問やご相談は、お気軽にどうぞ。お子さん・お孫さん世代の方も、ぜひ一緒に試してみてください。
参考・出典
- 厚生労働省 公式サイト — 健康づくり・高齢者の暮らしに関する公的情報(参照日: 2026-06-02)
- 厚生労働省「認知症施策」 — 高齢者の心と暮らしに関する施策情報(参照日: 2026-06-02)
- 内閣府「高齢社会白書」 — 日本の高齢者の暮らし・健康に関する公式資料(参照日: 2026-06-02)
- 文化庁「著作権」 — 歌詞・音楽の著作権についての公式解説(参照日: 2026-06-02)
- 著作権情報センター(CRIC)「はじめての著作権講座」 — 著作権の基本をやさしく解説(参照日: 2026-06-02)
- 日本音楽著作権協会(JASRAC)公式サイト — 音楽の著作権に関する情報(参照日: 2026-06-02)