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ChatGPTの始め方

【2026年最新】シニア向けAIツール比較5選|使いやすいのはどれ?

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【2026年最新】シニア向けAIツール比較5選|使いやすいのはどれ?

結論:シニアが使いやすいAI(人工知能)ツールは、音声で話しかけられるか画面が見やすいか無料で始められるかの3つで決まります。

この記事の要点

  • 要点1:ChatGPT・Gemini・Copilot・Claude・Perplexityの5つを「シニアの使いやすさ」で徹底比較しました
  • 要点2:音声入力に対応しているツールなら、文字を打てなくても大丈夫です
  • 要点3:すべて無料で始められます。まずは1つだけ試してみましょう

対象読者:AIを使ってみたい60代〜70代の方、離れて暮らす親にAIを教えたい30代〜50代の方

読了後にできること:自分(またはご家族)に合ったAIツールを1つ選んで、今日中にスマホで最初の質問ができます


「ChatGPTがいいって聞くけど、他にもあるの? どれが一番わかりやすいの?」

先日、72歳のお母さまにChatGPTを教えたという読者の方から、こんなメッセージをいただきました。「母はChatGPTを気に入ってくれたんですが、父のスマホにはGemini(ジェミニ)が入っていて、どっちがいいの?と聞かれて答えられなかった」と。

正直、これはとてもよくある疑問なんです。2026年5月の時点で、無料で使えるAIツールは少なくとも5つあります。でも「シニアにとってどれが使いやすいか」を比べた情報は、ほとんどありません。比較記事はたくさんありますが、どれも「ビジネスマン向け」や「エンジニア向け」ばかり。

そこでこの記事では、私たちがシニアの方への個別サポートで実際に試してきた経験をもとに、5つのAIツールを「60代・70代の方が使いやすいかどうか」という視点だけで比較します。音声で話しかけられるか、画面の文字は大きいか、日本語は自然か——。そういう「地味だけど大事なポイント」を中心にお伝えします。

コピペして使えるプロンプト(AIへの指示文)もたくさん載せていますので、気になったツールがあれば今日すぐに試してみてください。

まず結論:シニアにおすすめのAIツール早見表

細かい比較の前に、結論からお伝えします。以下の表は、私たちがシニアの方への個別サポートで実際に試した感触をまとめたものです。

ツール名 おすすめ度 音声入力 無料 こんな方に向いています
ChatGPT ★★★★★ 初めてAIを使うシニアの方(迷ったらコレ)
Google Gemini ★★★★☆ Androidスマホをお使いの方・Googleをよく使う方
Microsoft Copilot ★★★★☆ パソコン(Windows)をよく使う方
Claude ★★★☆☆ 長い文章を丁寧に書いてほしい方
Perplexity ★★★☆☆ ネット検索の代わりにAIを使いたい方

「迷ったらまずChatGPT」。これが、シニアの方への個別サポートを重ねてきた私たちの率直な結論です。理由は、音声で話しかけられて、日本語が自然で、スマホアプリが使いやすいから。

ただし、お使いのスマホやパソコンによっては、他のツールのほうが便利な場合もあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

AIツールの基本的な始め方については、シニアのChatGPT入門ガイドで体系的にまとめています。

ChatGPT(チャットジーピーティー)——迷ったらまずコレ

どんなツール?

ChatGPTは、アメリカのOpenAI(オープンエーアイ)社が作ったAIです。2022年の登場以来、世界で最も多くの人に使われているAIツールで、日本語での会話もとても自然です。

シニアにうれしいポイント

  • 音声モードが優秀:スマホアプリでマイクのボタンを押すだけで、話しかけるように質問できます。AIも声で答えてくれるので、まるで電話で相談しているような感覚です
  • 無料で十分使える:無料プランでもGPT-5.4(最新のAI)に一定回数アクセスできます(2026年5月時点、OpenAI公式
  • アプリが見やすい:iPhone・Androidどちらにも対応。文字サイズはスマホの設定に連動するので、大きめに設定しておけば見やすくなります

料金(2026年5月時点)

プラン 月額料金 シニアの方への一言
Free(無料) 0円 まずはここから。広告が出ますが十分使えます
Go(ゴー) 約1,200円 広告あり、少し制限が緩くなります
Plus(プラス) 約3,000円 毎日たくさん使う方向け。広告なし

私たちが個別サポートしたシニアの方(68歳・女性)は、「無料のままで3ヶ月使っているけど、困ったことは一度もない」とおっしゃっていました。まずは無料で始めて、物足りなくなったら有料を検討する——という順番で大丈夫です。

ChatGPTで使えるプロンプト(そのままコピーしてお使いください)

以下のプロンプト(指示文)をコピーして、ChatGPTに貼り付けるだけで使えます。

献立を考えてもらう:

冷蔵庫に豚肉、にんじん、たまねぎ、卵があります。
この材料だけで作れる、シニアでも食べやすい柔らかいおかずを3つ教えてください。
それぞれ作り方を、手順ごとに箇条書きでお願いします。

※不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

お孫さんへの誕生日メッセージ:

小学3年生の孫(男の子)への誕生日メッセージを考えてください。
おじいちゃんからの手書きの手紙に書く想定で、100文字くらいでお願いします。
温かくて、でもカッコいい感じにしてほしいです。

※仮定した点は必ず「仮定」と明記してください。

Google Gemini(ジェミニ)——Androidスマホならすぐ使える

どんなツール?

GeminiはGoogleが作ったAIです。Androidスマホには最初から入っていることが多いため、新しくアプリを入れなくても使い始められるのが大きな特長です。Googleの検索やGmail(ジーメール)、Googleマップとも連携できます。

シニアにうれしいポイント

  • Androidスマホなら最初から使える:アプリのインストールが不要な場合が多く、ハードルが低いです
  • Gemini Live(ライブ)で音声会話:話しかけるとAIが声で返事をしてくれる「Gemini Live」機能が日本語に対応しています。無料で使えます(Google公式ヘルプ
  • Googleの情報と連携:「明日の天気は?」「近くの病院を教えて」など、Google検索と組み合わせた回答が得意です
  • iPhoneでも使える:Gemini公式アプリはiPhoneにも対応しています

料金(2026年5月時点)

プラン 月額料金 シニアの方への一言
無料プラン 0円 音声会話(Gemini Live)も無料で使えます
Google One AI Premium 約2,900円 Googleドライブ2TBなど特典つき

Geminiで使えるプロンプト

近くのお店を探す:

膝が悪い母(75歳)を連れて行ける、段差が少ないカフェを探しています。
バリアフリー対応のお店を探すときのポイントを教えてください。
お店を選ぶときに電話で聞くべき質問も3つ教えてください。

※AIの情報は最新でない場合があります。実際のお店の情報は公式サイトや電話で確認してください。

70代のお父さまにGeminiを教えたという読者の方からは、「父のスマホ(Android)に最初から入っていたので、『新しいアプリを入れる』というハードルがなくてスムーズだった」という声をいただいています。

Microsoft Copilot(コパイロット)——パソコン派のシニアに

どんなツール?

CopilotはMicrosoft(マイクロソフト)が作ったAIです。Windows 11のパソコンには最初から入っています。また、ブラウザ(インターネットを見るソフト)のEdge(エッジ)にも組み込まれているので、パソコンでインターネットをよく使う方には便利です。

シニアにうれしいポイント

  • Windowsパソコンに標準搭載:キーボードのCopilotキーを押すだけで起動できます(新しいパソコンの場合)
  • Edge(エッジ)と連携:ネットで調べものをしているとき、右側にCopilotが出てきて「このページを要約して」とお願いできます
  • 音声入力対応:Copilot Voiceで音声のやりとりができます。日本語にも対応しています(Microsoft公式
  • Word・Excelとの連携:有料版ではWord(文書作成ソフト)で「この手紙をもっと丁寧にして」といった使い方ができます

料金(2026年5月時点)

プラン 月額料金 シニアの方への一言
無料プラン 0円 基本的な質問・相談はこれで十分
Copilot Pro 約3,200円 Word・Excel連携が必要な方向け

Copilotで使えるプロンプト

パソコンの困りごとを聞く(Copilotが得意な質問):

パソコンの画面の文字が小さくて読みにくいです。
Windows 11で文字を大きくする方法を、手順ごとに教えてください。
パソコンに詳しくない70代向けに、専門用語を使わずにお願いします。

※不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

息子さん世代から「お父さんのパソコンにCopilotが入っていたので教えてみた」という話をよく聞きます。パソコンの使い方そのものをCopilotに聞けるので、離れて暮らすご家族の「パソコンヘルプデスク」代わりになるんです。

Claude(クロード)——丁寧な日本語が得意

どんなツール?

Claudeは、アメリカのAnthropic(アンソロピック)社が作ったAIです。ChatGPTほど知名度はありませんが、日本語の文章が丁寧で読みやすいと評判です。長い文章を書いてもらうときに、特に力を発揮します。

シニアにうれしいポイント

  • 日本語が丁寧:手紙やお礼状など、きちんとした文章を書いてほしいときに向いています
  • 回答が誠実:わからないことは「わかりません」と正直に答える傾向があり、でたらめを言いにくい設計になっています
  • スマホアプリあり:iPhone・Android両方で使えます。音声入力にも対応しており、日本語を含む10言語で利用できます(Anthropic公式

シニアの方が注意したいポイント

  • 音声会話モードは発展途上:ChatGPTやGeminiのような「AIが声で返事してくれる」機能はまだ限定的です
  • 知名度が低い:周りに使っている人が少ないため、困ったときに聞ける人が見つかりにくいかもしれません

料金(2026年5月時点)

プラン 月額料金 シニアの方への一言
Free(無料) 0円 1日の利用回数に制限あり
Pro(プロ) 約3,000円 たくさん使いたい方向け

Perplexity(パープレキシティ)——「検索の代わり」に使いたい方へ

どんなツール?

Perplexityは「AI検索エンジン」と呼ばれるツールです。普通のAIと違って、インターネット上の最新情報を調べて、出典(情報元)つきで答えてくれるのが最大の特長です。「Googleで検索する代わり」に使えます。

シニアにうれしいポイント

  • 出典が明記される:「この情報はどこから来たの?」がわかるので、信頼できるかどうか判断しやすいです
  • 最新情報に強い:ニュースや天気、お店の情報など「今の情報」を調べるのが得意です
  • シンプルな画面:検索窓に質問を入れるだけ。余計なボタンが少なく、迷いにくいデザインです

シニアの方が注意したいポイント

  • 音声会話は不得意:話しかけてAIが声で返事してくれる機能は限定的です
  • 文章作成は苦手:手紙やメッセージを「書いてもらう」用途では、ChatGPTやClaudeのほうが上手です

料金(2026年5月時点)

プラン 月額料金 シニアの方への一言
無料プラン 0円 1日の検索回数に制限あり
Pro(プロ) 約3,000円 検索回数無制限。ヘビーユーザー向け

Perplexityで使えるプロンプト

薬の飲み合わせについて調べる(出典つきで安心):

血圧の薬を飲んでいるのですが、グレープフルーツと一緒に食べてはいけないと聞きました。
本当ですか? どの種類の薬が該当するか、信頼できる医療機関の情報をもとに教えてください。

※これはAIによる一般的な情報提供です。具体的な薬の飲み合わせについては、必ず主治医または薬剤師にご相談ください。

5つのAIツールを「シニアの使いやすさ」で徹底比較

ここからは、シニアの方にとって特に大事な5つのポイントで比較します。

比較1:音声入力の使いやすさ

文字を打つのが苦手な方にとって、音声入力は最も重要な機能です。

ツール 音声入力 AIが声で返答 日本語の精度
ChatGPT ◎(音声モード) ◎ とても自然
Gemini ◎(Gemini Live) ○ 自然
Copilot ○(Copilot Voice) ○ 自然
Claude ○(入力のみ) △(限定的) ◎ 丁寧
Perplexity

結論:音声で使いたいなら、ChatGPTかGeminiの2択です。どちらも「話しかけると声で返事してくれる」モードがあり、まるで人と会話しているように使えます。

実際に試してくれた68歳の読者の方からは、「電話みたいに話せるのがいい。キーボードを打つのは目が疲れるから」というお声をいただいています。

比較2:画面の見やすさ・操作のかんたんさ

ツール アプリの見やすさ 文字サイズ変更 操作のシンプルさ
ChatGPT ◎(スマホ設定に連動) ◎ ボタン少なめ
Gemini ◎(スマホ設定に連動) ◎ 検索窓だけ
Copilot ○ やや情報が多い
Claude ◎(スマホ設定に連動) ◎ シンプル
Perplexity ◎ 検索窓だけ

ここで大事なお知らせです。どのアプリも、スマホ本体の「文字サイズ」設定を大きくしておくと、AIアプリの文字も大きくなります。お使いのスマホの「設定」→「表示」→「文字サイズ」から変更できます。これだけで、だいぶ見やすくなりますよ。

比較3:日本語の自然さ

ツール 日本語の自然さ 敬語の使い方 長文の読みやすさ
ChatGPT
Gemini
Copilot
Claude ◎(最も丁寧)
Perplexity

日本語の丁寧さでは、ClaudeとChatGPTが頭一つ抜けています。特にClaudeは、お礼状や改まった文章を書くときの敬語が自然です。

比較4:無料で使える範囲

ツール 無料の使用制限 広告の有無 有料にしなくても十分?
ChatGPT 1日の回数制限あり あり(2026年〜) ◎ 日常使いなら十分
Gemini ゆるめの制限 なし ◎ 十分
Copilot 基本機能は制限なし なし ◎ 十分
Claude 1日の回数制限あり なし ○ やや少なめ
Perplexity 検索回数に制限 なし ○ 調べもの中心なら

どのツールも、1日に数回の質問をする程度であれば無料で使えます。「毎日10回以上使いたい」という方だけ、有料プランを検討すればOKです。

比較5:ご家族が教えやすいか

これは意外と大事なポイントです。離れて暮らすご家族が電話で使い方を教えるとき、相手のスマホに入っているかどうかで難易度がまったく違います。

ツール インストール不要? 設定のかんたんさ 電話で教えやすい?
ChatGPT ×(アプリ必要) ◎(Googleアカウントで登録可)
Gemini ◎(Android)/ ×(iPhone) ◎(Googleアカウントのみ)
Copilot ◎(Windows PC)/ ×(スマホ) ○(Microsoftアカウント)
Claude ×(アプリ必要) ○(メールで登録)
Perplexity ×(アプリ必要) ◎(登録なしでも使える)

Androidスマホのご両親ならGemini(最初から入っている)、Windowsパソコンをよく使うご両親ならCopilot(最初から入っている)。アプリを新しく入れる必要がないので、「ダウンロードって何?」というやりとりを省けます。

用途別おすすめ:「こんなとき、どれを使う?」

「5つもあると、結局どれがいいのかわからない……」という方のために、よくある使い方ごとにおすすめをまとめました。

お料理のレシピを聞きたい

ChatGPTがおすすめ。「冷蔵庫にあるもので作れる献立」を聞くと、分量つきのレシピを教えてくれます。冷蔵庫の残り物でシニアの簡単献立|ChatGPTで5分で完成する50レシピで、具体的な活用法を紹介しています。

手紙やお礼状を書きたい

ClaudeChatGPTがおすすめ。特にClaudeは敬語が自然で、フォーマルな文章が得意です。ChatGPTで書くシニアのメール文例10選も参考になります。

今日のニュースや天気を知りたい

PerplexityGeminiがおすすめ。どちらもインターネットの最新情報を調べて答えてくれます。出典もついてくるので安心です。

パソコンの使い方を聞きたい

Copilotがおすすめ。Windowsの操作方法を画面つきで教えてくれることもあります。

孫とLINEのやりとりを手伝ってほしい

ChatGPTがおすすめ。シニアのLINEで困ったとき|ChatGPTで返信文を3秒で作る方法で詳しく解説しています。

病気や薬について調べたい

Perplexityがおすすめ(出典つきで信頼しやすい)。ただし、AIの回答はあくまで参考情報です。病気の診断や薬の判断は、必ず主治医や薬剤師にご相談ください。

実際にシニアの方と試してわかった「最初の1週間」の過ごし方

事例区分: 想定シナリオ:以下は、私たちのシニア向けサポート経験をもとに構成した典型的な進め方です。

1日目〜2日目:まず1つだけインストール

いきなり5つ全部を試す必要はまったくありません。1つだけ選んで、1つだけ質問してみる。これが大切です。

私たちが個別サポートしたシニアの方の多くは、最初の質問に「今日の晩ごはん何にしよう」を選んでいました。身近な話題で試すのがコツです。

3日目〜4日目:音声入力を試してみる

文字を打つのが面倒に感じたら、マイクのボタンを押して話しかけてみましょう。ChatGPTやGeminiなら、AIが声で返事もしてくれます。

「最初は恥ずかしかったけど、慣れたら便利。電話で人に聞くより気を遣わなくていい」。これは73歳の男性読者の方の感想です。

5日目〜7日目:2つ目の用途を試す

献立に慣れたら、次は「LINEの返信を考えてもらう」「旅行先を調べてもらう」など、もう1つだけ用途を増やしてみましょう。

来月、箱根に夫婦二人で1泊旅行に行きたいです。
足腰に不安があるので、部屋に露天風呂がついている宿がいいです。
予算は1人2万円くらいで、おすすめの宿を3つ教えてください。
それぞれの宿の特長と、バリアフリー対応かどうかも教えてください。

※AIの情報は最新でない場合があります。宿の料金や空き状況は、宿の公式サイトや電話で直接ご確認ください。

【要注意】シニアがAIツールを使うときの失敗パターンと回避策

AIは便利ですが、使い方を間違えるとトラブルになることもあります。ここでは、実際によくある失敗と、その避け方をご紹介します。

失敗1:個人情報をそのまま入力してしまう

❌ 「保険証の番号は○○○○で、通帳の暗証番号は△△△△です。この保険の内容を教えて」

⭕ 「健康保険の高額療養費制度について、70歳以上の場合の自己負担限度額を教えてください」(具体的な番号は入れない)

なぜ大事?:AIに入力した内容は、ツールの改善(学習)に使われる可能性があります。保険証番号・暗証番号・マイナンバーなどは絶対に入力しないでください。名前や住所も、できるだけ伏せた状態で質問しましょう。

失敗2:AIの答えを「お医者さんの診断」と思ってしまう

❌ 「AIが『その症状は○○の可能性があります』と言ったから、病院に行かなくてもいいかな」

⭕ 「AIに症状を聞いて参考情報を得る → でも、必ずお医者さんに相談する」

なぜ大事?:AIは医師ではありません。症状の判断や薬の選択は、必ず主治医や薬剤師にご相談ください。AIは「何を聞けばいいか整理する」ための道具として使うのが安全です。

失敗3:たくさんのツールを同時に使おうとする

❌ 「ChatGPTとGeminiとCopilotを全部インストールして、使い分けなきゃ!」

⭕ 「まずはChatGPT1つだけ。慣れてきたら、必要に応じて2つ目を追加」

なぜ大事?:ツールごとに操作方法が少しずつ違うため、最初から複数使うと混乱します。私たちがサポートしたシニアの方で、3つ同時に始めようとして「もうわからない!」と投げ出してしまったケースがありました。1つに絞って1ヶ月使いこなしてから、次のツールを検討しましょう。

失敗4:「有料にしないとちゃんと使えない」と思い込む

❌ 「どうせ無料だとたいしたことないんでしょ? 最初から有料にしなきゃ」

⭕ 「無料のまま1ヶ月使ってみて、物足りなくなったら有料を考える」

なぜ大事?:2026年5月時点では、どのツールも無料プランで日常的な使い方には十分です。「有料にしたけど使いこなせなかった」というのが一番もったいないパターン。まずは無料で試して、自分に合っているか確かめてからでも遅くありません。

失敗5:「AIに詐欺にあった」と焦ってしまう

❌ 「『AIの料金が未払いです』というメールが来た! すぐに払わなきゃ」

⭕ 「身に覚えのない請求メールは無視。不安ならお子さん・お孫さんに相談」

なぜ大事?:AI関連の詐欺メールやSMS(ショートメール)が増えています。ChatGPTやGeminiの公式から「料金が未払い」という連絡が来ることは通常ありません。不審なメールのリンクは絶対にクリックしないでください。

子世代・孫世代が親に教えるときの3つのコツ

「親にAIを教えたいけど、うまく伝えられない……」という方のために、実際にうまくいったコツをお伝えします。

コツ1:「AIって何?」の説明は後回しにする

「AIとは人工知能のことで……」という説明から始めると、ほとんどの場合つまずきます。代わりに、「こういうことができるんだよ」と結果を先に見せるのが効果的です。

たとえば、お母さまの目の前でChatGPTに「今晩のおかず、豚肉とキャベツで何が作れる?」と音声で聞いて、すぐにレシピが出てくるところを見せる。「すごい!」と思ってもらえれば、もう半分成功です。

コツ2:最初は「1ツール × 1用途」に絞る

「ChatGPTで献立を聞く」——これだけを教えてください。メールの書き方も、旅行の計画も、全部後回し。1つの使い方に慣れてから、「実はこんなこともできるんだよ」と少しずつ広げていくのがコツです。

コツ3:画面のスクリーンショットを送っておく

離れて暮らしている場合、電話だけで操作を教えるのは大変です。事前に「ここを押してね」と赤丸をつけたスクリーンショットをLINEで送っておくと、スムーズにいきます。

私の母(70代)にChatGPTの使い方を電話で教えたいのですが、
スマホ(iPhone)でのChatGPTアプリの始め方を、手順ごとに教えてください。
各手順に「画面のどこを押すか」がわかるように説明してください。
母はスマホの操作に慣れていないので、できるだけかんたんな言葉でお願いします。

※不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

AIツールを安全に使うためのルール5つ

どのツールを使う場合でも、以下の5つのルールを守ってください。ご家族でぜひ共有してください。

ルール1:個人情報を入力しない

保険証番号・通帳の暗証番号・マイナンバー・クレジットカード番号は絶対に入力しないでください。

ルール2:医療・お金の判断はAIに任せない

AIの回答は参考情報です。病気の判断は主治医に、お金の判断は税理士やファイナンシャルプランナーに相談してください。

ルール3:AIの答えを鵜呑みにしない

AIは時々間違えます。特に電話番号、住所、お店の営業時間などは、公式サイトや電話で必ず確認してください。

ルール4:知らない人からの「AI関連」の電話やメールに注意

「AIツールの料金が未払いです」「AIアカウントがハッキングされました」——こうした連絡は詐欺の可能性が高いです。不安な場合は、お子さんやお孫さんに相談してから対応してください。

ルール5:困ったら閉じて大丈夫

変な画面が出たり、わからなくなったりしたら、アプリを閉じてしまって大丈夫です。AIとの会話は、途中でやめても問題ありません。データが消えたり、お金がかかったりすることはありません。

よくある質問(FAQ)

Q. AIツールを使うのにお金はかかりますか?

A. ChatGPT、Gemini、Copilot、Claude、Perplexityのいずれも無料で始められます。日常的な質問であれば、無料の範囲で十分です。有料プランは月額1,200円〜3,200円ほどですが、まずは無料で試してみることをおすすめします。

Q. スマホがないとAIは使えませんか?

A. パソコンでも使えます。特にMicrosoft Copilotは、Windowsパソコンに最初から入っているので、スマホがなくてもすぐに始められます。

Q. 音声で話しかけても、ちゃんと日本語を聞き取ってくれますか?

A. ChatGPTとGeminiは日本語の音声認識の精度が高く、ゆっくりした話し方にも比較的対応できます。静かな場所で、スマホに向かってはっきり話すのがコツです。

Q. 1つのツールに決められません。2つ使ってもいいですか?

A. もちろん大丈夫です。ただし、最初は1つに絞って慣れることをおすすめします。慣れてから「検索はPerplexity、文章はChatGPT」のように使い分けると、混乱しにくいです。

Q. AIに話しかけた内容が、他の人に見られることはありませんか?

A. 通常の利用では、他の人にあなたの会話が見られることはありません。ただし、ツールの改善のために入力内容が使われる場合があります。個人情報は入力しないようにしましょう。各ツールの設定画面から「会話を学習に使わない」オプションをオンにすることもできます。

Q. 家族に「AI依存」になるのが心配と言われました。

A. AIは「道具」です。電話やテレビと同じで、上手に使えば生活が便利になります。最終的な判断は自分でする、人との会話の代わりにしない——この2つを意識していれば、心配しすぎる必要はありません。

参考・出典

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること:上の早見表を見て、自分(またはご家族)に合いそうなツールを1つだけ選んでください。迷ったらChatGPTでOKです
  2. 今週中:選んだツールをスマホに入れて、「今晩のおかず何がいい?」と聞いてみてください。音声入力で試すと、もっとかんたんです
  3. 今月中:1つの使い方に慣れたら、「手紙を書いてもらう」「旅行先を調べる」など、2つ目の用途を試してみてください

次回予告:次の記事では「ChatGPTの音声モードをシニアが120%活用する方法」をテーマに、声だけでAIを使いこなすテクニックをお届けします。


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

ご質問・ご相談は お問い合わせフォーム からお気軽にどうぞ。

最終確認日:2026年5月19日

シニア向けAIツール比較5選|使いやすいのはどれ?とは

シニア向けAI活用とは、60代・70代の方とご家族が、スマホや会話型AIを生活の中で安全に使うための実務ガイドです。この記事のテーマである「シニア向けAIツール比較5選|使いやすいのはどれ?」も、AIの出力をそのまま正解にするのではなく、人が確認する前提で使うことで実務に落とし込みやすくなります。 この記事では、ChatGPT・Gemini・Copilotなど人気AI5つを「60代でも使いやすいか」で徹底比較。音声入力・文字サイズ・料金・日本語対応を実際に試して、シニアとご家族におすすめのツールを紹介します。という観点を中心に整理しています。

まず結論

まず結論として、AIは作業を速くする道具ですが、事実確認、個人情報・機密情報の扱い、外部公開前の確認は人が担うべきです。小さな業務から始め、確認手順を残すことで、記事内の手順を現場で再現しやすくなります。

比較・整理表

観点 AIで軽くできること 人が確認すること
本人が使う場面 音声入力、文章作成、写真整理、旅行準備などを軽くする 個人情報、医療判断、金銭判断をAI任せにしない
家族が支援する場面 設定、入力例、確認手順を一緒に作る 本人の同意と理解を確認する
外部情報を調べる場面 候補や確認項目を整理する 公式窓口、病院、自治体など一次情報で確認する

実務で使う手順

  1. 対象業務と成果物を1つに絞ります。
  2. 入力してよい情報と入力してはいけない情報を分けます。
  3. AIの下書きを作り、事実・日付・数字・固有名詞を確認します。
  4. 公開または社内共有の前に、担当者が最終確認します。
  5. 使ったプロンプトと修正点を残し、次回のテンプレートに反映します。

公式ソース

FAQ

シニアがAIを使う時に最初に注意することは何ですか?

氏名、住所、電話番号、病歴、口座情報などを入れないことから始めます。

家族はどこまで手伝うべきですか?

設定と確認手順は一緒に作り、本人が理解できる範囲で少しずつ使うのが現実的です。

家族・法人向けのAI活用も確認できます

シニア向けAI活用を家族や地域で広げる場合は、Uravationの生成AI研修・導入支援や、法人向けAI活用記事もあわせて確認してください。