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シニアの家計簿をChatGPTで|節約と支出メモのやさしいコツ

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シニアの家計簿をChatGPTで|節約と支出メモのやさしいコツ

結論:家計簿が三日坊主になりがちな方も、ChatGPT(チャットGPT・AIに文章で質問できる無料の道具)を「お金のメモ係・節約の相談相手」にすると、むずかしい計算をしなくても、ゆるく楽しく続けられます。

  • その1:「今日、スーパーで2,800円つかった」と話すだけで、支出のメモを整理してくれる
  • その2:「電気代を少しでも安くしたい」と相談すると、暮らしに合った節約のヒントを出してくれる
  • その3:「今月はどんなことにお金をつかったか」を、見やすい形にまとめてくれる

こんな方へ:毎月のやりくりが気になる60代・70代の方、年金の中で上手に暮らしたい方、そしてご両親のお金の管理を気にかけているお子さん・お孫さん世代(30〜50代)

今日やること:スマホでChatGPTを開いて、「70代です。家計簿を無理なく続けるコツを3つ、やさしく教えて」と話しかけてみましょう。

「家計簿、何度つけようと思っても続かなくてねえ」

71歳の女性の方が、少し困った顔でそうおっしゃいました。年金で暮らすようになってから、お金の出入りをちゃんと把握したいと思い、ノートを買ってきたものの、こまかい数字を毎日書くのが面倒で、いつも1週間でやめてしまうとのこと。「私には向いてないのかしら」と肩を落としていらっしゃいました。

でも、これはご本人のせいではありません。家計簿が続かないのは、ほとんどの方に共通する悩みです。1円単位できっちり書こうとすると、それだけで疲れてしまいますよね。本当に大事なのは「だいたい何にいくらつかったか」を、ゆるくつかんでおくことなのです。

そこで頼りになるのがChatGPT(チャットGPT)です。話しかけるだけで支出のメモを整理してくれたり、暮らしに合った節約のヒントをくれたり、まるで「やさしい家計のお手伝いさん」のように寄りそってくれます。この記事では、お金の管理を無理なく続けるための、シニアの方向けのやさしい使い方を、そのまま真似できる例文つきでご紹介します。

はじめに大事なこと — 通帳の番号や暗証番号は、ぜったいに話さない

使い方の前に、お金にかかわる一番大切なことをお伝えします。

ChatGPTに、通帳の口座番号・キャッシュカードの暗証番号・クレジットカードの番号は、ぜったいに打ち込まないでください。これは、家計簿をつけるうえで一番のお約束です。

  • ChatGPTに伝えるのは「食費に3,000円つかった」「電気代が高い」といったざっくりした内容だけでじゅうぶんです
  • 口座番号・暗証番号・カード番号・マイナンバーなど、人に知られてはいけない番号は、AIにも伝えない
  • 「家計が苦しいので、もうかる話を教えて」のような相談はしない。投資や大きなお金の判断は、AIではなく、銀行の窓口や、ファイナンシャル・プランナーなどの専門家に相談してください

ChatGPTは「お金のメモを手伝ってくれる相談相手」であって、お金そのものをあずかる道具ではありません。この前提さえ守れば、安心して使えます。それでは、具体的な使い方を見ていきましょう。

まず試したい「5分でできる」聞き方3つ

むずかしい準備はいりません。スマホでChatGPTを開いて、下の文をそのまま打ち込む(または音声で話しかける)だけです。[ ]の中だけ、ご自身に合わせて書きかえてください。

聞き方1:家計簿を無理なく続けるコツを教えてもらう

72歳の男性の方が、この聞き方を試したところ、「毎日きっちり書かなくていいと分かって、気が楽になった」と話してくれました。

わたしは[70代]で、年金で暮らしています。
家計簿が三日坊主になりがちです。
無理なく続けるコツを3つ、やさしい言葉で教えてください。

こんなふうに返ってきます:「①1円単位ではなく、ざっくりの金額でOK ②食費・光熱費など大きな項目だけにしぼる ③1日1回、寝る前にまとめて書く……」と、ハードルの低い続け方を教えてくれます。「毎日こまかく」ではなく「ざっくり、ときどき」でいいと言ってくれるので、肩の力が抜けます。

聞き方2:今日つかったお金をメモしてもらう

レシートを見ながら、その日の買い物を話しかけるだけ。計算はChatGPTにまかせましょう。

今日つかったお金をメモしておきたいです。
スーパーで[2,800円]、薬局で[1,200円]、
ガソリンで[3,500円]でした。
合計と、何にいくらつかったかを、見やすくまとめてください。

合計金額と、項目ごとの内わけを、すっきりした形でまとめてくれます。電卓をたたく手間も、書きまちがいの心配もありません。「足し算がだんだん面倒になってきた」という方にこそ、便利な使い方です。

聞き方3:節約のヒントを相談する

[2人暮らしの70代]です。毎月の[電気代]が高いと感じています。
今日からできる、無理のない節約のくふうを3つ、
やさしく教えてください。がまんしすぎない方法でお願いします。

「使っていない部屋の電気をこまめに消す」「冷蔵庫にものを詰めこみすぎない」など、すぐにできる工夫を教えてくれます。「がまんしすぎない方法で」と添えておくと、暮らしが苦しくならない、ほどよい節約案を出してくれます。

家計の管理は「3つの場面」で考えると分かりやすい

ChatGPTを家計の管理に使う場面は、大きく3つに分けられます。下の表で全体像をつかんでおきましょう。

場面 できること むずかしさ
① 支出のメモ その日つかったお金を、合計・項目ごとにまとめてもらう やさしい
② ふりかえり 1か月でどんなことにお金をつかったか、整理してもらう やさしい
③ 節約の相談 暮らしに合った、無理のない節約のくふうを考えてもらう 少し慣れが必要

まずは①から。慣れてきたら②③に進めば大丈夫です。あせらず、ひとつずつでかまいません。

場面別のくわしい使い方

① 支出のメモ — レシートを見て話しかけるだけ

1日の終わりに、その日のレシートをまとめて、ChatGPTに話しかけてみましょう。財布の中のレシートが、その場でメモに変わります。

今日の買い物をメモします。
食料品[3,200円]、日用品[850円]、外食[1,500円]でした。
合計と、項目ごとの金額を表にしてください。
あとで見返しやすいよう、シンプルにお願いします。

活用例:「合計5,550円。食料品3,200円・日用品850円・外食1,500円」のように、表にまとめてくれます。68歳の女性の方は「レシートをためこまずに、その日のうちにメモできるようになった」と話していました。レシートはそのあと処分してもよいので、財布もすっきりします。

② ふりかえり — 1か月の家計を見やすく整理

月末に、ざっくりとした1か月の出費を伝えると、どこにお金がかかっているかを整理してくれます。

今月の支出を、ざっくりまとめたいです。
食費[4万円]、光熱費[2万円]、医療費[1万5千円]、
日用品[1万円]、その他[2万円]でした。
何にいくらつかったか、割合もそえて、やさしく整理してください。

活用例:「食費がいちばん多く、全体の3割ほどです」など、どこに多くつかっているかを言葉でやさしく教えてくれます。74歳の男性の方は「医療費が思ったより多いと気づいて、ジェネリック医薬品について、かかりつけの薬剤師に相談するきっかけになった」と話してくれました。気づきが、暮らしの見直しにつながります。

③ 節約の相談 — 暮らしに合ったくふうを一緒に考える

「もう少しゆとりがほしい」というとき、自分の暮らしに合った節約のくふうを相談できます。

[年金で暮らす70代の2人世帯]です。
食費を、栄養はしっかりとりながら、少しおさえたいです。
無理なくできる買い物や献立のくふうを、5つ教えてください。
健康を第一に、がまんしすぎないものでお願いします。

活用例:「旬の野菜を選ぶ」「まとめ買いして使い切る」「特売日を決めて出かける」など、健康と節約を両立する工夫を出してくれます。「健康を第一に」と伝えておくのが大切です。お金を気にしすぎて食事が貧しくなっては、本末転倒ですからね。

【要注意】よくある失敗パターンと回避策

失敗1:通帳や暗証番号などの大事な番号を打ち込んでしまう

❌「口座番号を伝えて、残高を管理してもらおう」
⭕「つかった金額だけ伝える。番号は絶対に打ち込まない」

なぜ大事か:口座番号・暗証番号・カード番号・マイナンバーは、人に知られてはいけない大切な情報です。ChatGPTに打ち込む必要はまったくありません。家計のメモは「ざっくりした金額」だけで十分です。

失敗2:1円単位できっちり書こうとして疲れてしまう

❌「レシートの1円まで合わせないと気がすまない」
⭕「百円単位のざっくりでOK。続けることが目的」

なぜ大事か:家計簿が続かない一番の原因は「きっちりやりすぎ」です。「だいたいの金額」をつかむだけで、暮らしのお金の流れは十分に見えてきます。気楽にいきましょう。

失敗3:ChatGPTにお金もうけや投資の判断をたよる

❌「老後のお金が不安。もうかる方法を教えて」
⭕「投資や大きなお金の話は、銀行や専門家に相談する」

なぜ大事か:ChatGPTは「お金のメモのお手伝い」は得意ですが、投資や資産運用の判断はできませんし、たよってはいけません。大きなお金の相談は、必ず銀行の窓口や、ファイナンシャル・プランナーなどの専門家にしてください。

失敗4:節約を意識しすぎて、暮らしが苦しくなる

❌「とにかく支出を減らすことだけ考える」
⭕「健康や楽しみは大事にしながら、ゆるく見直す」

なぜ大事か:節約は手段であって、目的ではありません。食事や、月に一度の楽しみまで削ってしまうと、暮らしの張りがなくなってしまいます。「健康と楽しみは大事に」とChatGPTに伝えれば、ほどよい工夫を提案してくれます。

うまく続けるための3つのポイント

70歳の女性の方が、半年以上ゆるい家計メモを続けていらっしゃいます。続けられた理由を聞いてみると、次の3つでした。

  • 声で話しかける:文字を打つのが苦手なら、マイクのボタンを押して「今日はスーパーで3,000円つかったよ」と話すだけ。レシートを見ながら声に出すだけで、メモができあがります
  • 大きな項目だけにしぼる:食費・光熱費・医療費など、大きなものだけにしぼれば、書くことが少なくて長続きします
  • 家族と共有する:1か月のまとめをお子さん・お孫さんにLINEで見せると、「ちゃんと管理してるね」と安心してもらえて、それが励みになる

正直な注意点 — ChatGPTは銀行でも専門家でもありません

正直にお伝えすると、ChatGPTにも苦手なことがあります。

  • あなたの本当の残高や、口座のお金は分かりません(伝える必要もありません)
  • 投資・保険・相続といった、大きなお金の判断はできません
  • 計算のもとになる金額をまちがえて伝えると、まとめもまちがってしまいます

だからこそ「AIにまかせきり」ではなく、「ふだんのお金のメモはChatGPTにまかせて、大きなお金の判断は銀行や専門家に相談する」のが正しい使い方です。この役割分担さえできれば、毎日のお金の管理が、ぐっと楽に、続けやすくなります。投資や保険、相続のことで迷ったら、銀行の窓口や、ファイナンシャル・プランナー、税理士などの専門家に相談してください。

まとめ:今日から始める3つのこと

  1. 今日:ChatGPTを開いて「70代です。家計簿を無理なく続けるコツを3つ教えて」と聞いてみる
  2. 今週中:その日のレシートを見ながら「今日つかったお金をメモして」と話しかけてみる
  3. 今月中:月末に1か月分をまとめてもらい、気になる項目があれば見直しを考える

お金の管理は、きっちりやることよりも、ゆるく続けることのほうが、ずっと大切です。ChatGPTというやさしいお手伝いさんの力も借りながら、ご自身のペースで、無理なく暮らしのお金とつきあっていきましょう。番号などの大事な情報は打ち込まない、それだけ守れば安心です。

次回は、シニアの買い物メモをChatGPTで整理する方法についてくわしくご紹介します。あわせて、毎日の暮らしに役立つ確定申告と医療費控除の準備のしかたや、音声入力で文字を打たずに話す方法もぜひのぞいてみてください。基本から始めたい方は、高齢者のためのChatGPT入門がおすすめです。ほかの記事はシニア向け解説の一覧活用事例の一覧からもご覧いただけます。

よくある質問(FAQ)

Q1. ChatGPTに通帳やカードの番号を入れても大丈夫ですか?

いいえ、ぜったいに入れないでください。口座番号・暗証番号・カード番号・マイナンバーなどの大切な番号は、ChatGPTに伝える必要はまったくありません。家計のメモは「つかった金額」だけで十分です。

Q2. お金はかかりますか?

基本的な機能は無料で使えます。スマホに無料のアプリを入れるか、インターネットの画面から使えます。最初の登録だけ、お子さん・お孫さんに手伝ってもらうとスムーズです。

Q3. 計算が苦手でも使えますか?

はい。むしろ計算が苦手な方にこそ便利です。つかった金額を伝えるだけで、合計や内わけをまとめてくれます。電卓をたたく必要も、書きまちがいの心配もありません。

Q4. 投資や老後のお金のことも相談していいですか?

投資や保険、相続といった大きなお金の判断は、ChatGPTにたよらないでください。ふだんの家計のメモや、ちょっとした節約のヒントを聞くのはよいですが、大きなお金のことは、必ず銀行の窓口やファイナンシャル・プランナー、税理士などの専門家に相談してください。

Q5. 文字を打つのが苦手でも使えますか?

はい。マイクのボタンを押して、声で話しかけるだけでも答えてくれます。「今日はスーパーで3,000円つかったよ」と話すだけでメモを作ってくれるので、文字を打たなくても大丈夫です。


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(旧Twitter)で生成AIの活用法を発信(@SuguruKun_ai、フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。シニア世代とそのご家族が、無理なくAIを暮らしに取り入れられるよう、やさしい解説を心がけています。

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