この記事の結論
御朱印(ごしゅいん。神社やお寺でいただける、お参りのしるし)や寺社めぐりは、ChatGPT(チャットジーピーティー。AI=人工知能と会話できるアプリ)に相談しながらだと、ぐっと気楽に楽しめます。スマホに話しかける感覚で、近くの見どころや無理のない回り方を教えてもらえるんです。
この記事の要点
- AIに「近くの神社やお寺」「見どころ」「やさしい回り方」を相談できます
- 参拝の作法や御朱印のいただき方も、わかりやすく教えてもらえます
- こう打つ→こう返る、の会話例をいくつもご紹介します
こんな方へ:御朱印や寺社めぐりに興味があるシニアの方、そのご家族(お子さん・お孫さん世代)。
今日やること:スマホでChatGPTを開いて、「近所の神社を教えて」と一言だけ打ってみる。たったそれだけで大丈夫です。
「御朱印あつめ、ちょっとやってみたいけれど、どこへ行けばいいのか分からない」——そんな声をよく耳にします。先日も、外出がすっかり減っていたお母様が、近所の神社を一つお参りしてみたら、思いのほか元気が出た、というお話を聞きました。寺社めぐりは、歩いて、季節を感じて、心が落ち着く。シニアの方にぴったりの楽しみなんです。
とはいえ、「お作法が分からなくて不安」「全部回ろうとして疲れてしまった」という戸惑いもよく聞きます。そこで頼りになるのが、AIとの会話。むずかしい言葉を使わず、スマホに話しかけるように相談できます。この記事では、御朱印・寺社めぐりをChatGPTと一緒に、自分のペースで・無理なく楽しむコツを、会話例つきでやさしくご案内します。

御朱印・寺社めぐりって、何から始めればいい?
まず、肩の力を抜いてください。「全部回らなきゃ」「正しくやらなきゃ」と気負う必要はありません。近くの神社やお寺を一つお参りして、心を落ち着けて手を合わせる。それだけで、もう立派な寺社めぐりです。
御朱印は、お参りをしたしるしとして、神社やお寺でいただく墨書きと印のことです。専用の帳面(御朱印帳)に書いていただくのが一般的ですが、最近は紙でいただける場合もあります。ただし、御朱印を授与しているかどうかは寺社によって違いますし、受付の時間も決まっています。お出かけ前に確認しておくと安心です(確認のしかたは後ほど会話例でご紹介します)。
大切なのは、御朱印はスタンプラリーの記念品ではなく、お参りの気持ちの上にいただくものだということ。まずお参りをして、それから御朱印をお願いする。この順番だけ覚えておけば大丈夫です。
ChatGPTには、こんなことが相談できます
「AIに何を聞けばいいの?」と思いますよね。御朱印・寺社めぐりについて、ChatGPTに相談できることを挙げてみます。
- 近くの神社やお寺を教えてもらう(「○○市の歩いて行ける神社」など)
- 見どころや由来をやさしく説明してもらう(むずかしい言葉は使わずに、とお願いできます)
- 無理のない回り方を相談する(一日に一カ所だけ、休憩をはさんで、など)
- 参拝の作法をわかりやすく教えてもらう(手の洗い方、お辞儀の回数など)
- 持ち物や服装のアドバイス(歩きやすい靴、御朱印帳、小銭、など)
- 感想やお参りの記録を文章にまとめる手伝い
これだけ相談できると、心強いですよね。ただし一つだけ、最初にお約束を。参拝時間・御朱印の受付や授与の有無・行き方・お祭りやご開帳などの行事は、AIの答えをそのまま信じず、必ず神社やお寺の公式サイトや電話で確認してください。AIは便利ですが、情報が古かったり、まちがっていたりすることがあります。あくまで「下調べの相談相手」として使うのがコツです。
始め方|スマホでChatGPTを開いてみましょう
難しい準備はいりません。次の手順で始められます。
- スマホで「ChatGPT」のアプリを入れる(無料で使えます。入れ方が分からなければ、お子さん・お孫さんに頼ってもOKです)
- アプリを開いて、下のほうにある文字を打つ欄をタップする
- 「近所の神社を教えて」と、ふだんの言葉でそのまま打つ(または、マイクのマークを押して声で話しかけてもOK)
- 送信のボタン(紙飛行機のマーク)を押す
- AIからお返事が来たら、気になることを続けて聞いてみる
文字を打つのが大変なら、声で話しかける「音声入力」が便利です。文字サイズも大きくできますので、見えにくければお子さん・お孫さんに設定を頼んでみてください。
会話例|こう打つと、こう返ってきます
実際にどんなやりとりになるのか、いくつか例をお見せします。そのまま打ってみても大丈夫です。住所や電話番号など、自分の個人情報は打ち込まないでください。地域は市の名前くらいまでで十分です。
会話例1:近くの神社・お寺を探す
あなた:○○市に住んでいます。歩いて行けそうな、静かにお参りできる神社やお寺を教えてください。
ChatGPT:○○市でお参りできる神社・お寺をいくつかご紹介します。落ち着いた雰囲気で、ゆっくり過ごせる場所を選びました。①△△神社(駅から歩いて約10分。古くからの鎮守さま)②□□寺(緑が多く、ベンチもあります)……。なお、御朱印をいただけるか、受付の時間などは変わることがあります。お出かけ前に各寺社の公式サイトかお電話でご確認ください。
会話例2:見どころや由来をやさしく聞く
あなた:△△神社の見どころと由来を、むずかしい言葉を使わずに教えてください。
ChatGPT:△△神社は、地域の人々に長く親しまれてきた神社です。見どころは、大きなご神木(しんぼく=神社にある古い大きな木)と、季節ごとに表情を変える境内(けいだい=神社の敷地の中)です。春は桜、秋は紅葉がきれいだと言われています。歴史や正確ないわれは、神社の案内板や公式の説明でも確かめると、より深く楽しめますよ。
会話例3:無理のない回り方を相談する
あなた:足腰に少し不安があります。一日で疲れない、ゆっくりした寺社めぐりの回り方を考えてください。
ChatGPT:無理のない一日プランをご提案します。
・午前:神社を一カ所だけお参り(境内をゆっくり歩く)
・お昼:近くで休憩しながら昼食
・午後:少し離れたお寺へ。歩く距離が長いときは、タクシーやバスを使いましょう
欲ばらず「今日は一カ所、ていねいに」が、結果的にいちばん心に残ります。体調や天気がすぐれないときは、無理せず日をあらためてくださいね。
会話例4:参拝の作法をたずねる
あなた:神社にお参りするときの基本的な作法を、順番にやさしく教えてください。
ChatGPT:一般的な流れをご紹介します。①鳥居の前で軽く一礼してから入る ②手水舎(てみずや=水で手と口を清める場所)で手を清める ③ご神前で、お賽銭を入れ、二回お辞儀(二礼)、二回手を打ち(二拍手)、お祈りをして、最後に一回お辞儀(一礼)。これは「二礼二拍手一礼」と呼ばれます。ただし作法は神社やお寺によって違うことがあります。現地の案内や、神社本庁などの公式の説明もあわせてご確認ください。
会話例5:御朱印のいただき方を聞く
あなた:御朱印を初めていただきます。気をつけることを教えてください。
ChatGPT:はじめての御朱印、楽しみですね。気をつけたい点をまとめます。①まずお参りをすませてから、御朱印をお願いする ②御朱印帳を用意して、書いていただくページを開いて渡す ③お礼の気持ちを言葉に ④初穂料(はつほりょう=御朱印のお礼)に必要なことが多いので、小銭を用意しておくと安心 ⑤書いていただいている間は静かに待つ。なお、御朱印を授与しているか・受付の時間は寺社ごとに違います。必ず事前にご確認くださいね。
会話例6:持ち物リストを作ってもらう
あなた:寺社めぐりに持っていくと良いものを、リストにしてください。
ChatGPT:こんな持ち物がおすすめです。□歩きやすい靴 □御朱印帳 □小銭(お賽銭・初穂料用) □飲み物 □帽子や日傘(暑い日) □羽織るもの(朝晩の冷え) □常備のお薬 □ハンカチ・ティッシュ。荷物は軽めにして、疲れたら休めるよう、ゆとりを持ってお出かけください。
記録に残す・家族と共有する
お参りした日の感想や、御朱印帳の写真を残しておくと、あとで見返すのが楽しみになります。これもChatGPTが手伝ってくれます。
あなた:今日は△△神社をお参りして、紅葉がきれいでした。短い日記にまとめてください。
ChatGPT:「今日は△△神社へお参りに行きました。境内の紅葉がちょうど見ごろで、赤や黄色がとてもきれい。静かな空気の中で手を合わせると、心が落ち着きました。また季節を変えて訪ねてみたいです。」——こんな感じでいかがでしょう。日付や一緒に行った方のお名前を足すと、より思い出深い記録になりますよ。
できあがった文章は、家族のLINE(ライン。メッセージのアプリ)に送って、お孫さんに「今日こんなところに行ったよ」と伝えるのもいいですね。お母様の外出のようすが分かると、ご家族も安心します。御朱印帳の写真を一緒に送れば、会話のきっかけにもなります。
気をつけたいこと|安心して楽しむために
最後に、無理なく楽しむための注意点をまとめます。難しいことはありません。
- 情報は必ず公式で確認:参拝時間・御朱印の受付や授与の有無・行き方・お祭りやご開帳などの行事は、AIの答えをうのみにせず、神社やお寺の公式サイトや電話で確かめましょう。AIの情報は古かったり、誤っていたりすることがあります。
- 作法やマナーは敬意を持って:参拝の作法は寺社によって違います。現地の案内や、神社本庁などの公式の説明で確認し、写真撮影が控えめにと書かれている場所では従いましょう。御朱印は「お参りの上でいただくもの」という気持ちを大切に。
- 天気と体調に気をつけて:暑い日や寒い日、足もとが悪い日は無理をしない。「今日は一カ所だけ」「疲れたら帰る」で十分です。
- 個人情報は入れない:ChatGPTに、住所・電話番号・口座番号などの個人情報は打ち込まないでください。地域は市の名前くらいまでで大丈夫です。
- うのみにしない・誇張しない:AIの答えは「下調べの参考」です。最終的には、ご自身の目と、公式の情報で確かめてくださいね。
御朱印・寺社めぐりは、競うものではありません。自分のペースで、季節の景色を感じながら、ゆっくり歩く。それがいちばんの楽しみ方です。ChatGPTは、その下調べと記録を、そっと手伝ってくれる相談相手です。
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今日からできる3つのアクション
- スマホでChatGPTを開いて、「近所の神社を教えて」と一言だけ打ってみる。うまくいかなくても大丈夫。お子さん・お孫さんに頼ってもOKです。
- 気になった一カ所だけ、公式サイトか電話で参拝時間と御朱印の受付を確認する。行く前のこの一手間が、当日の安心につながります。
- お参りしたら、その日の感想をChatGPTに短くまとめてもらい、家族に送ってみる。外出の楽しみが、家族の会話にもつながります。
次回は、御朱印帳の写真の整理や、季節ごとのお出かけ計画づくりも、AIと一緒にやってみるコツをご紹介する予定です。焦らず、ご自身のペースで楽しんでいきましょう。
出典・参考
- 神社本庁「参拝の作法」(2026年6月時点)
- 文化庁「文化財」(2026年6月時点)
- 日本政府観光局(JNTO)(2026年6月時点)
- 観光庁(2026年6月時点)
※本記事は2026年6月時点の情報をもとにしています。参拝時間・御朱印の受付や授与の有無・行き方・行事などは変わることがあります。お出かけ前に各神社・お寺の公式情報でご確認ください。
著者プロフィール
佐藤傑(さとう・すぐる)。株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を手がけ、シニアの方やそのご家族にもやさしいAIの使い方を伝えています。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。