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シニアのスピーチ・挨拶の言葉づくりをAIで|祝辞も乾杯も安心

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シニアのスピーチ・挨拶の言葉づくりをAIで|祝辞も乾杯も安心

結論:結婚式の祝辞、乾杯のひとこと、退職や送別の挨拶。「人前で話す言葉」は、ChatGPT(チャットジーピーティー=AI〔人工知能〕とおしゃべりするように使える無料の道具)に相談しながら、ご自分らしい言葉にやさしく整えていけます。

  • 言葉にしてもらえる:「お祝いの気持ちを短く伝えたい」と話しかけるだけで、言いやすい言い回しの案を出してくれます。
  • 長さを直せる:「もう少し短く」「1分くらいで」と頼めば、話す時間に合わせて整えてくれます。
  • 主役はご本人:話すのはあなた。AIは言葉にするお手伝い役で、最後はご自分の言葉に直して、ご自分らしく話します。

こんな方へ:スマホ(けいたい電話)でChatGPTを少し使ったことがあり、人前での挨拶やスピーチが少し苦手・不安というシニアの方、また「親に教えてあげたい」というお子さん・お孫さん世代の方。

今日やること:来月や近いうちに控えている挨拶の場面をひとつ思い浮かべて、ChatGPTに「結婚式で姪の祝辞を1分くらいで話したいです。やさしい言い方の案を出してください」と話しかけてみましょう。

「来月、姪っ子の結婚式で乾杯の挨拶を頼まれてしまって……」。70代の女性の方から、こんなご相談をいただいたことがあります。文章を書くのは年賀状くらい、ましてや人前で話すのは緊張する、とおっしゃっていました。

でも、ご安心ください。スピーチや挨拶は、はじめから完ぺきな言葉を用意しなくても大丈夫です。伝えたい気持ちを少しずつ言葉にしていけば、ちゃんと形になります。そのお手伝いをしてくれるのが、ChatGPTのようなAIです。話す内容はご自分で決めて、AIには「言葉にする部分」だけを手伝ってもらう。そう考えると、ぐっと気持ちが楽になります。

この記事では、スピーチや挨拶づくりをAIにどう相談すればいいか、スマホでの始め方から、実際の会話のやりとりの例まで、ゆっくりご紹介します。お子さん・お孫さんに横にいてもらいながら読んでいただいても大丈夫です。

スピーチ・挨拶の言葉づくりをAIで進める4つのお手伝い。①伝えたいことを言葉にしてもらう ②場に合った言い回しの相談 ③長さの調整 ④練習・本番のコツ。相手の名前・個人情報を入れない、AIの答えは参考に・マナーは念のため確認・最後は自分の言葉で自分らしく。
スピーチ・挨拶の言葉づくりをAIで進める4つのお手伝い(伝えたいことを言葉に・場に合った言い回し・長さ調整・練習本番)

AIに相談できること ― スピーチ・挨拶づくりで頼れる3つ

まず、ChatGPTにどんなことを相談できるのかを見てみましょう。むずかしいことはありません。「お友達に相談するように話しかける」だけで、いろいろ手伝ってくれます。

1. 伝えたいことを「言葉」にしてくれる

「うれしい」「おめでとう」という気持ちはあっても、いざ話すとなると、どう言えばいいか迷ってしまうものです。そんなときは、思っていることをそのまま話しかけてみてください。「姪の結婚を心から喜んでいる気持ちを、挨拶の言葉にしてください」とお願いすれば、言いやすい言い回しの案を出してくれます。

2. 場面に合った言い回しを教えてくれる

結婚式の祝辞、お葬式のあとの挨拶、退職の送別会では、ふさわしい言葉づかいが少しずつ違います。「結婚式にふさわしい、あらたまった言い方で」「お祝いの席なので、明るい雰囲気で」と伝えれば、その場に合った言い回しを考えてくれます。敬語(けいご=相手をうやまう、ていねいな言葉づかい)に自信がないときも、相談してみると安心です。

3. 話す長さを調整してくれる

挨拶は、長すぎても短すぎても落ち着かないものです。「1分くらいで話せる長さに」「乾杯なので30秒くらいで短く」と頼めば、話す時間に合わせて整えてくれます。後から「もう少し短く」「ここだけ残して」と何度でも直してもらえるのも、AIのいいところです。

始め方 ― スマホでChatGPTに話しかけてみる

使い方は、とても簡単です。手順を見ていきましょう。お手元にスマホを用意して、ゆっくり進めてください。

  1. スマホで「ChatGPT」のアプリ(けいたいに入れて使う道具)を開きます。まだ入れていない場合は、お子さん・お孫さんに一緒に入れてもらうと安心です。
  2. 画面の下の方にある、文字を打ち込む細長い四角(入力らん)を軽くタッチします。
  3. そこに、相談したいことを、お友達に話しかけるように打ち込みます。文字を打つのが大変なら、マイクのマークを押して、声で話しかけることもできます。
  4. 「送る」のボタン(上向きの矢印など)を押すと、しばらくしてAIからお返事が返ってきます。
  5. 返ってきた案を読んで、気になるところがあれば「もう少しやさしく」「ここを直して」と、また話しかけます。これをくり返して、自分にしっくりくる言葉に近づけていきます。

大事なのは、一度で完成させようとしないことです。「相談しながら少しずつ整える」くらいの気持ちで大丈夫です。気に入らなければ、何度でも作り直してもらえます。

具体的な使い方 ― 会話の例で見てみましょう

ここからは、実際にどんなふうにやりとりするのかを、会話の例でご紹介します。「こう打つ→こう返ってくる」という流れがつかめると、ぐっと使いやすくなります。

例1:結婚式の祝辞を相談する

あなたが打つ言葉:

姪の結婚式で、おばとして1分くらいの祝辞を話します。あたたかくて、あらたまりすぎない言い方の案を出してください。むずかしい言葉は使わないでください。

AIからのお返事(例):

「○○ちゃん、ご結婚おめでとう。小さいころから知っているあなたが、こうして幸せそうな姿を見せてくれて、おばさんは本当にうれしいです。これからは二人で、笑顔の絶えない家庭を築いてくださいね。心から応援しています」
※ お名前やエピソードを入れると、もっとあなたらしい言葉になります。どんな思い出がありますか?

このように、たたき台になる言葉を出してくれて、さらに良くするための質問もしてくれます。あとは「○○ちゃん」の部分を本当のお名前に直し、ご自分の思い出をひとこと足せば、立派な祝辞になります。

例2:乾杯のひとことを短くしてもらう

あなたが打つ言葉:

さきほどの祝辞は長いので、乾杯のあいさつとして30秒くらいに短くしてください。

AIからのお返事(例):

「○○ちゃん、ご結婚おめでとう。二人の門出をみんなでお祝いしましょう。では、新郎新婦の幸せを願って……乾杯!」

同じ気持ちのまま、場面に合わせて長さを変えられます。「乾杯の音頭(おんど=かけ声)で締めて」とお願いすると、最後の「乾杯!」まで入れてくれます。

例3:退職・送別の挨拶を相談する

あなたが打つ言葉:

長年勤めた職場を退職します。送別会で、お世話になった方々へのお礼を、しんみりしすぎず前向きな感じで話したいです。1分半くらいでお願いします。

AIからのお返事(例):

「本日は、このような会を開いていただき、ありがとうございます。振り返れば、たくさんの方に支えられた毎日でした。うまくいかないときも、みなさんのおかげで乗り越えてこられました。これからは少しゆっくりしながら、新しいことにも挑戦してみたいと思います。本当に、ありがとうございました」
※ 印象に残っている出来事を一つ加えると、より心のこもった挨拶になります。

気持ちの土台ができたら、ご自分の体験をひとこと足してみてください。「あの忘年会は楽しかったですね」のような具体的な思い出が一文あるだけで、ぐっと心に残る挨拶になります。

練習・本番のコツ ― 自分の言葉にして声に出す

言葉が用意できたら、いよいよ練習です。ここでも、いくつかコツがあります。

コツ1:声に出して読んでみる

画面の文字を見ているだけでは、本番でうまく話せないことがあります。一度、声に出して読んでみましょう。読みにくいところ、息つぎがしづらいところがあれば、AIに「ここが言いにくいので、話しやすく直してください」と相談できます。

コツ2:ふりがなを頼む

読みづらい漢字があるときは、「ふりがな(漢字の読み方)をつけてください」とお願いしましょう。本番で詰まらずに読めると、気持ちにゆとりが生まれます。

コツ3:自分の言葉に直す

これが一番大切です。AIが出してくれた言葉は、あくまで「下書き」です。そのまま読むより、「いつもの自分なら、ここはこう言うな」と思う部分を、ご自分の言葉に直してみてください。少し不格好でも、あなた自身の言葉のほうが、聞いている人の心に届きます。

コツ4:作法は念のため確認する

結婚式やお葬式には、昔から大切にされている言葉づかいの習わしがあります。AIは便利ですが、間違った案内をすることもあります。心配なときは、ご家族や式場の方など、くわしい人に念のため確認すると安心です。冠婚葬祭のマナーについては、当サイトのシニアの冠婚葬祭マナーをChatGPTで確認する記事もあわせてご覧ください。

注意したいこと ― 安心して使うために

最後に、AIを使うときに気をつけたい点をまとめます。むずかしくはありませんが、知っておくと安心です。

相手の名前や個人情報を不用意に入れない

ChatGPTに打ち込んだ言葉は、相手の会社のサーバー(情報を預かる大きなコンピューター)に送られます。ご本人やお相手の本名・住所・電話番号・勤め先などの個人情報は、できるだけそのまま入れないようにしましょう。「姪」「友人」「○○さん」のように、ぼかした言い方で相談すれば十分です。出てきた案に、あとからご自分でお名前を入れれば大丈夫です。インターネットの安全な使い方や個人情報の扱いについては、総務省の上手にネットと付き合おう(安心・安全なインターネット利用ガイド)もやさしくまとめてくれています。

AIの言葉をそのまま信じきらない

AIの回答は、あくまで参考です。ときどき、まちがった言い回しや、その場にふさわしくない言葉が混じることもあります。とくに敬語や、お祝い・お悔やみの場面のしきたりは、念のため確認しましょう。敬語の考え方については、文化庁の文化庁・国語分科会 敬語に関する取り組みでも触れられています。

最後は自分らしく

くり返しになりますが、話すのはご本人です。AIは、気持ちを言葉にするお手伝いをしてくれる道具にすぎません。少しくらい言葉につかえても、ご自分の言葉で、ご自分らしく話せば、その気持ちはきっと伝わります。AIに頼りすぎず、肩の力を抜いて本番にのぞんでください。

お礼の手紙や季節のお便りをAIで作る方法は、お礼状・季節の便りをChatGPTで作る記事でくわしくご紹介しています。話す言葉と書く言葉、どちらもAIがやさしくお手伝いしてくれます。
(本記事の内容は2026年6月時点の情報です。アプリの画面や操作は今後変わることがあります。)

よくあるご質問(FAQ)

Q1. パソコンがなくても、スマホだけでできますか?

はい、スマホ(けいたい電話)だけで大丈夫です。ChatGPTのアプリを入れれば、文字を打ったり、声で話しかけたりして相談できます。入れるのが不安なときは、お子さん・お孫さんに一度だけ手伝ってもらうとスムーズです。

Q2. お金はかかりますか?

ChatGPTには、無料で使える範囲があります。スピーチや挨拶づくりの相談くらいであれば、無料の範囲でも十分にお手伝いしてもらえます。より多く使いたくなったら、有料の案内が出ますが、まずは無料から始めて大丈夫です(料金は変わることがあるため、画面の案内をご確認ください)。

Q3. 出てきた言葉を、そのまま読んでもいいですか?

そのまま読んでもかまいませんが、できれば一度声に出して、ご自分の言葉に直すのがおすすめです。少し手を入れるだけで、聞いている人にあなたの気持ちがより伝わります。

Q4. お葬式のあとの挨拶にも使えますか?

使えます。「お悔やみの席にふさわしい、控えめな言い方で」と伝えれば、その場に合った言葉を考えてくれます。ただし、お悔やみの言葉にはしきたりもあるので、心配なときはご家族やくわしい人に念のため確認しましょう。

Q5. 相手の名前は入れて相談していいですか?

本名や住所などの個人情報は、できるだけそのまま入れないほうが安心です。「姪」「先輩」などのぼかした言い方で相談し、出てきた案にご自分でお名前を入れる、という使い方がおすすめです。

まとめ ― 言葉は、相談しながら作っていける

人前での挨拶やスピーチは、緊張するものです。でも、ChatGPTに相談しながら少しずつ言葉を整えていけば、はじめてでもちゃんと形になります。気持ちを言葉にしてもらい、長さを直してもらい、最後はご自分の言葉で話す。それだけで、聞いている人の心に届く挨拶になります。

近いうちに控えている挨拶の場面があれば、ぜひ一度、スマホでChatGPTに話しかけてみてください。「お友達に相談する」くらいの気持ちで、大丈夫です。


著者プロフィール
佐藤傑(さとう・すぐる)。株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を行い、シニア世代へのAI活用サポートにも力を入れています。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。

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