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【2026年10月】蛍光灯はいつまで使える|つかない時とLED交換7手順

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【2026年10月】蛍光灯はいつまで使える|つかない時とLED交換7手順

この記事の要点

今お使いの蛍光灯は、2028年以降も使えます。禁止されるのは蛍光灯の製造と輸出入で、使うこと・売ること・買うことは禁止されません(環境省「一般照明用の蛍光ランプの規制について」、埼玉県「蛍光灯からLEDへ 交換を迫る業者と製品の事故に注意」)。

この記事は、2026年10月7日時点で確認した、環境省・日本照明工業会・NITE・埼玉県・船橋市・パナソニックの公式の案内をもとにまとめています。

今日やること3つ

今日やることは、次の3つです。

  1. 家の中で、蛍光灯を使っている明かりを探す
  2. ランプの品番と、器具のラベル(銘板)をスマホで撮る
  3. 器具の製造年が、10年より前かどうかを見る

まず知っておくこと|禁止されるのは「製造と輸出入」

蛍光灯(蛍光ランプ)には、微量ですが水銀が使われています。2023年に、国際条約の「水銀に関する水俣条約」で一般照明用の蛍光ランプが製造・輸出入廃止の対象に加わり、日本でも2027年末までに製造・輸出入を禁止することが決まりました(環境省 ecojin「蛍光ランプの製造・輸出入禁止」)。

蛍光灯について、2027年末までに禁止されるのは製造と輸出入で、使用・販売・購入は禁止されないことを左右に分けて示した図
図解1|蛍光灯で禁止されることと、禁止されないこと

種類ごとの禁止の時期

環境省の案内では、製造・輸出入が禁止になる時期は次のとおりです(環境省)。

蛍光ランプの種類 製造・輸出入の禁止
電球形蛍光ランプ 2026年1月1日から(30Wを超えるものは2027年1月1日から)
コンパクト形蛍光ランプ 2027年1月1日から
直管形蛍光ランプ 2028年1月1日から(ハロりん酸塩を主成分とする蛍光体を用いたものは2027年1月1日から)
環形蛍光ランプ 2028年1月1日から(ハロりん酸塩を主成分とする蛍光体を用いたものは2027年1月1日から)

日本照明工業会の案内では、環形の蛍光ランプはリビングや寝室などのメイン照明、直管の蛍光ランプは台所や電気スタンドなどに使われています(日本照明工業会「家庭向け水銀使用ランプの分別・回収について」)。

禁止されること・禁止されないこと

まとめると、禁止されることは「製造」と「輸出入」、禁止されないことは「使用」「販売」「購入」です。環境省は、蛍光ランプの使用・販売・購入は禁止されないと案内しています(環境省)。日本照明工業会も、2028年1月以降でも、禁止の前に作られた蛍光ランプが店で売られていれば買えると説明しています(日本照明工業会「蛍光ランプ製造・輸出入禁止とその対応に関するQ&A」)。

ただし、店やメーカーの在庫がなくなると、蛍光ランプは手に入りにくくなります(日本照明工業会「蛍光ランプが買えなくなること、ご存知でしょうか?」)。日本照明工業会は、蛍光ランプが切れることを考えて、計画的にLED照明へ切り替えることをすすめています(日本照明工業会)。

手順1|家の蛍光灯を探して、品番を写真に撮る

まず、家のどこに蛍光灯があるかを確かめます。日本照明工業会は、天井の照明のほかに、台所の吊戸棚の下の明かり(キッチン棚下灯)、浴室灯、玄関灯、門灯にも蛍光ランプが使われていることがあるとして、いろいろな場所の照明器具を見るよう呼びかけています(日本照明工業会)。

スイッチを切る、カバーを外す、ランプの品番を見る(FかEFで始まる)、器具の銘板(ラベル)で製造年を見る、写真に撮る、の順番を示した図
図解2|蛍光灯の品番と銘板を確かめて、写真に撮る順番

1か所ずつ、次の順番で見ていきます。

  1. スイッチを切る
  2. カバーを外す
  3. ランプの品番を見る
  4. 器具の銘板(ラベル)を見る
  5. 写真に撮る

天井の器具は高い所の作業になります。踏み台がぐらつかないかを確かめ、むずかしいときは家族や電器店に頼みます。

品番の「F」と「EF」を見る

日本照明工業会によると、照明器具のカバーを外して、白いチューブ状のガラス管なら蛍光ランプの可能性が高く、ランプに印字された品番が「F」で始まるものは蛍光ランプです(日本照明工業会)。電球の形をした蛍光ランプは、品番が「EF」で始まります(日本照明工業会)。海外製品などでは書き方が違うことがあり、わからないときは販売店やメーカーに問い合わせます(環境省)。

器具の銘板(ラベル)で製造年を見る

照明器具には銘板(ラベル)がはってあり、製造年がわかります。日本照明工業会は、製造年がわからない場合は、ほとんどが10年以上前の器具だとしています(日本照明工業会)。銘板の位置は、メーカーや機種によって違います。

写真は、相談するときにも役に立つ

品番と銘板は、スマホのカメラで撮っておきます。埼玉県は、照明器具全体や型式のわかる写真を撮っておくと、問い合わせがスムーズに進むと案内しています(埼玉県)。小さい文字が読みにくいときは、撮った写真を2本の指で広げると大きく見られます。

手順2〜3|つかない・ちらつく時に確かめること

明かりがつかない、ちらつくときは、ランプのせいなのか、器具や家の電気のせいなのかを分けて考えます。

蛍光灯がつかない・ちらつくとき、ほかの部屋も消えていれば停電やブレーカー、この部屋だけならランプの黒ずみと器具の年数を見ること、焦げ臭いときは使うのをやめることを示した図
図解3|つかない・ちらつくときに、どこを確かめるか

手順2|スイッチと、ほかの部屋の明かりを確かめる

まず、壁のスイッチやリモコンを確かめます。ほかの部屋も消えているときは、蛍光灯ではなく、停電やブレーカーが原因のことがあります。停電のときの確かめ方は、停電したらどうする|備えと復旧7手順にまとめています。

手順3|ランプの黒ずみと、器具の年数を見る

この部屋だけがつかない、ちらつくというときは、ランプと器具の様子を見ます。日本照明工業会は、照明の交換サインとして「ランプが黒化している」「ソケットが変色している」「焦げ臭い臭いがする」をあげています(日本照明工業会「古い照明器具をご使用の方へ その照明器具、本当に大丈夫ですか?」)。

ランプの端の黒ずみは、ランプが傷んでいるサインです。日本照明工業会は、蛍光ランプのフィラメント付近が黒くなり、光る力が落ちた例を紹介しています(日本照明工業会)。ランプを新しくしてもつかないときは、器具のほうが傷んでいるかもしれません。日本照明工業会は「ランプを交換すれば、照明器具はずっと使える」は間違いだとし、使用年数が10年を過ぎると故障率が増え始め、15年を超えての使用は危険が伴うと説明しています。長く使った器具で、安定器という部品が傷んでつかなくなった例も紹介しています(日本照明工業会)。

焦げ臭い・煙が出たときは

焦げ臭いにおいや煙に気づいたら、すぐにスイッチを切って、使うのをやめるのが先です。そのうえで、電器店や工事店に相談します。パナソニックも、10年以上同じ照明器具を使い続けていると火災の危険性があると案内しています(パナソニック「蛍光灯から器具ごとLEDに交換」)。

手順4|替え方を決める|器具ごとか、ランプだけか

蛍光灯をLED照明に替える方法は、「照明器具ごと交換する方法」と「今の照明器具のまま、蛍光ランプをLEDランプに交換する方法」の2つです(NITE)。

日本照明工業会がすすめる器具ごと交換と、安定器が残るランプだけ交換を左右に並べ、ランプだけ交換するときは点灯方式に合ったLEDランプを選ぶ、注意事項を守る、異常がないか確かめるの3つのポイントを守ることを示した図
図解4|器具ごと交換と、ランプだけ交換するときの3つのポイント

日本照明工業会がすすめるのは「器具ごと交換」

日本照明工業会は「器具まるごと交換」をすすめています。蛍光灯の器具は、安定器と呼ばれる電源の部分が器具の側にあり、ランプだけ替えると、その部分を長く使い続けることになって、劣化による故障や事故のリスクがあるためです(日本照明工業会)。今の蛍光灯器具にLED化の改造工事をすると、器具のメーカーの製品保証が受けられなくなることもあげています(同)。器具ごと交換は、器具とランプをまとめて新しくする方法です。

ランプだけ交換するときの3つのポイント

ランプだけをLEDランプに替える場合、NITEは次の3つを必ず守るよう呼びかけています(NITE)。

  1. 蛍光灯器具の点灯方式に合ったLEDランプを選ぶ
  2. LEDランプのパッケージや取扱説明書の注意事項を守る
  3. ランプを替えたあと、異常がないか確かめる

日本照明工業会は、グロースターター式の器具に直管LEDランプを付けたとき、グローランプを外さなかったため異常に熱くなり、LEDランプが焼けたと推定される事故の例を紹介しています(日本照明工業会)。

電球の形の蛍光ランプは、LED電球に替えられる

電球の形をした蛍光ランプ(電球形蛍光ランプ)は、ランプを光らせる電源の回路がランプの中にあります。日本照明工業会は、電球形蛍光ランプをLED電球に替える場合は、器具ごと交換をすすめる話とは別だとしています(日本照明工業会)。パナソニックは、口金(ソケットに差しこむ部分)の形が合えばLED電球に取り替えられると案内しているので、今の電球の口金を確かめてから買います(パナソニック)。

手順5|自分で付けられるか、工事が要るかを見分ける

器具ごと交換を自分でできるかどうかは、天井の取り付け部分で決まります。

器具ごと交換のとき、天井に引掛けシーリングがあれば自分で交換でき、なければ電気工事が必要なので電器店や工事店に相談すること、迷ったら写真を見せて相談することを示した図
図解5|天井の引掛けシーリングで、自分で付けられるかを見分ける

天井に「引掛けシーリング」があるか

日本照明工業会によると、器具ごと交換には、自分でできるものとできないものがあります。天井に引掛けシーリングがある場合は、自分で交換できます。引掛けシーリングがない場合は、電気工事が必要なので、電器店や工事店に相談します(日本照明工業会)。

迷ったら、写真を見せて相談する

引掛けシーリングかどうかわからないときは、手順1で撮った写真を持って相談します。埼玉県は、LED照明への交換には自分でできるものと専門業者による工事が必要なものがあるとし、わからないことは家電量販店や電気工事店などの専門業者に問い合わせるよう案内しています(埼玉県)。環境省も、交換には工事が必要になる場合があるので、家電量販店や電器店で相談するよう呼びかけています(環境省)。

手順6|古い蛍光灯を、割らずに捨てる

外した蛍光灯は、ふつうの燃えないごみと同じように出してよいとは限りません。

住んでいる市区町村のルールで出す

環境省は、家庭の蛍光ランプは、住んでいる自治体のルールに従って分別して出すよう案内しています(環境省)。日本照明工業会も、蛍光ランプは水銀使用製品なので、ガラスの破損に注意して、自治体の回収ルールに従って出すよう呼びかけています(日本照明工業会)。ごみの出し方を調べるコツは、ゴミの分別・ゴミ出しをChatGPTで整理|シニアの7チェックにもまとめています。

船橋市の例

出し方は市区町村で違います。たとえば千葉県船橋市では、蛍光管を不燃ごみの日に月1回集めています。割れていない蛍光管は、空箱に入れるか新聞紙でくるむなどして割れないようにし、「蛍光管」と書いて、ごみ収集ステーションの端に置きます。割れた蛍光管は、同じように包んだうえで透明な袋に入れ、「割れた蛍光管」と書きます(船橋市「蛍光管・水銀体温計・乾電池などの出し方(分別収集)」)。

手順7|「今年中に使えなくなる」という電話や訪問に注意する

蛍光灯の製造禁止の話をきっかけに、LED照明への交換をすすめる電話や訪問があります。

電話や訪問でLED交換をすすめられても、安易に応じない、その場で契約しない、十分に比較・検討する、困ったら消費者ホットライン188に相談する順番と、今ある蛍光灯は2028年以降も使えることを示した図
図解6|LED交換をすすめる電話や訪問があったときの順番

埼玉県に寄せられた相談

埼玉県には、「今年中に蛍光灯が使えなくなるのでLED照明に交換した方がいい」という電話があったという相談が寄せられています(埼玉県)。実際には、今ある蛍光灯は2028年以降も使えます(同)。あわてて決める必要はありません。

その場で契約しない

埼玉県は、蛍光灯の製造などの廃止を理由に、電話や訪問でLED交換や無料点検を持ちかけられても安易に応じないこと、点検を受けてもその場では契約せず、十分に比較・検討することを呼びかけています。困ったときは、消費者ホットライン188で、近くの消費生活センターなどに相談できます(埼玉県)。

訪問販売の断り方は点検商法をChatGPTで見抜く7チェック|あわてず断る、契約してしまったあとの書き方はクーリング・オフのやり方|はがきとメール7手順にまとめています。

AIに手伝ってもらう|品番の読み方と、家族への説明

ChatGPTなどのAI(人工知能)は、撮った写真の文字を書き出したり、電器店で聞くことを整理したりするのに使えます。

AIに任せてよいこと

  • 品番や銘板の写真から、文字を書き出してもらう
  • 「環形」「直管形」「引掛けシーリング」などの言葉を、やさしく言いかえてもらう
  • 電器店で聞くことのメモを作ってもらう
  • 離れて暮らす家族に送るメッセージの下書きを作ってもらう

そのまま使える相談文

相談文1は、写真の品番を読むときに使います。

この写真は、家の蛍光灯のランプです。印字されている品番を、そのまま文字で書き出してください。読めない文字は「読めない」と書いてください。

相談文2は、電器店に行く前に使います。

家の天井の蛍光灯の器具を、LED照明に替えたいと思っています。天井に引掛けシーリングがあるかどうかは、まだわかりません。電器店で聞くことを、5つの短い質問にしてください。

相談文3は、家族に伝えるときに使います。

離れて暮らす母に、LINEで送る文を作ってください。内容は「今ある蛍光灯は2028年以降も使える」「電話や訪問でLED交換をすすめられても、その場で契約しない」の2つです。やさしい言い方で、4行以内にしてください。

相談文4は、家じゅうの照明を一覧にするときに使います。

家の照明を表にまとめたいです。「部屋」「明かりの形」「ランプの品番」「器具の製造年」の4つの列で、空の表を作ってください。

AIに任せてはいけないこと

  • 配線をさわる作業や、電気工事が要るかどうかの最終判断
  • 買おうとしているLEDランプが、今の器具に合うかどうかの最終判断
  • 電話や訪問でもちかけられた契約を、その場で決めること

AIの答えは、まちがうことがあります。品番や製造年は、写真や銘板の実物と見くらべます。器具やランプが合うかは、取扱説明書やメーカーの案内、電器店で確かめます。

離れて暮らす家族ができること

日本照明工業会は、この機会に実家の照明も確かめるよう呼びかけています。環境省の調査では、LED照明だけを使っている世帯は23%で、多くの世帯がまだ蛍光ランプを使っています(日本照明工業会)。

電話でできること

  • 品番と銘板の写真を、LINEで送ってもらう
  • 「今年中に使えなくなる」という電話や訪問があっても、その場で決めずに家族に相談してほしいと伝えておく
  • 焦げ臭いにおいがしたら、スイッチを切って使うのをやめるよう伝えておく

帰省したときにやること

  • 部屋ごとに照明を見て回り、蛍光灯を使っている場所を書き出す
  • 器具の銘板で製造年を見て、10年を過ぎているものに印をつける
  • 高い所の作業は、家族がいるときにまとめてする

日本照明工業会は、照明器具の安全のために、1年に1回は点検することをすすめています(日本照明工業会)。帰省のたびに見る、と決めておくと続けやすくなります。

よくある質問

Q. 蛍光灯は、2028年になったら使えなくなりますか?

A. 使えます。禁止されるのは製造と輸出入で、環境省は使用・販売・購入は禁止されないと案内しています。埼玉県も、今ある蛍光灯は2028年以降も使えると説明しています。

Q. 2028年以降も、蛍光灯は買えますか?

A. 日本照明工業会によると、2028年1月以降でも、禁止の前に作られた蛍光ランプが店で売られていれば買えます。ただし、在庫がなくなると手に入りにくくなります。

Q. LEDランプに替えれば、今の器具はそのまま使えますか?

A. 日本照明工業会は、蛍光灯器具は安定器が器具の側にあり、ランプだけ替えると劣化による故障や事故のリスクがあるとして、器具ごと交換をすすめています。ランプだけ替える場合は、NITEの3つのポイントを守ります。

Q. LED照明に替えると、電気代は下がりますか?

A. 日本照明工業会の案内では、8畳用の蛍光灯用シーリングライト(68W)をLEDシーリングライト(34W)に替えた例で、消費電力が50%減るとしています。器具や使い方によって変わります。

Q. 器具ごと交換は、自分でできますか?

A. 天井に引掛けシーリングがある場合は、自分で交換できます。ない場合は電気工事が必要なので、電器店や工事店に相談します(日本照明工業会)。

Q. 使わなくなった蛍光灯は、どう捨てますか?

A. 住んでいる市区町村のルールで出します。割らないように空箱や新聞紙で包むなど、市区町村の案内を確かめてから出します。

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参考・出典

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