結論:ChatGPT(チャットGPT=文章で答えてくれるAI)を使えば、入院準備の持ち物リスト・家族への連絡文・お医者さんへの質問リストを、スマホひとつで短時間に整えることができます。
- 要点1:やさしい日本語でお願いするだけで、入院に必要な準備リストをすぐ作ってくれます。
- 要点2:プロンプト(AIへの指示文)5つをそのままコピーして使える形で紹介します。
- 要点3:「ChatGPTの答えを鵜呑みにしない」「個人情報を入れすぎない」などの注意点も丁寧に解説します。
対象読者:入院を控えているシニアご本人(60代・70代)、および親御さんをサポートしたい30〜50代のご家族
今日やること:記事の中のプロンプト例を1つだけコピーして、ChatGPTに貼り付けてみましょう。
「入院が決まったけれど、何を用意すればいいか、全部思い出せない…」
お医者さんから入院の話が出たとき、頭の中がいっぱいになってしまう方はたくさんいらっしゃいます。持ち物はどうする?家族への連絡は?お医者さんに聞きたいことを忘れそう——そんな不安が重なると、準備がなかなか進まないものです。
そんなときに、ぜひ試していただきたいのがChatGPT(チャットGPT=文章で答えてくれるAI)の活用です。LINEのように文字を打つだけで、必要なリストを作ったり、連絡文を考えたりするお手伝いをしてくれます。
この記事では、入院準備に使えるプロンプト(AIへの指示文)を5つ以上、そのままコピーできる形で紹介します。スマホ操作が多少苦手な方でも大丈夫ですし、お子さん・お孫さんと一緒に使っていただくことも大歓迎です。ただし、ChatGPTはあくまで「準備のお手伝いアシスタント」。医療の判断は必ず主治医・担当看護師にお任せください。
ChatGPTの基本的な使い方については、シニア向けAI活用カテゴリもあわせてご参考ください。
まず:ChatGPTで入院準備ができる5つのこと
ChatGPTに文字でお願いすると、次の5つのことを手伝ってもらえます。
- ① 入院の持ち物リストを作る
- ② 家族・職場・近所への連絡文を作る
- ③ お医者さん・看護師さんに聞きたいことの質問リストを作る
- ④ 退院後の生活で気をつけることを整理する
- ⑤ 入院中の暇つぶし・連絡手段の準備をする
ひとつずつ、使えるプロンプトと一緒に見ていきましょう。

① 入院の持ち物リストをChatGPTで作る
入院に必要なものは、思いのほかたくさんあります。病衣(パジャマ)、洗面用具、スリッパ、保険証——それ以外にも細々したものが出てきます。ChatGPTなら、うっかり忘れがちなものも含めてリストにまとめてくれます。
コピーして使えるプロンプト①
ChatGPTへの指示文(そのままコピーしてください)
入院する前に用意しておくべき持ち物リストを、できるだけわかりやすく教えてください。病院のルールはわからないので、一般的なものをカテゴリ別に整理してもらえますか?また、あとで確認が必要なものがあれば、「病院に確認する」と添えてください。
ChatGPTの答えの例:
ChatGPTは「必ず持っていくもの(保険証・お薬手帳など)」「病院によって確認が必要なもの(病衣・シャンプー等のレンタルの有無など)」「あると便利なもの(耳栓・ひざかけなど)」といった形に分けて教えてくれます。
ポイント:ChatGPTが作ってくれたリストをそのまま使うのではなく、実際に入院する病院に「持参OKか」「レンタルがあるか」を確認するのが大切です。病院ごとにルールが違います。
コピーして使えるプロンプト②(スマホ充電対応版)
ChatGPTへの指示文(そのままコピーしてください)
入院中にスマホを使う場合の準備で、持っていくといいものを教えてください。充電ケーブル・モバイルバッテリーなど、シニアでもわかりやすい言葉で教えてください。不足している情報があれば、最初に質問してから答えてください。
「スマホの充電コードはどのタイプ?」などと ChatGPT が聞いてきた場合は、「iPhoneです」「Androidです」のように答えてあげましょう。
② 家族・職場・近所への連絡文を作る
入院が決まったら、ご家族や必要な方々への連絡も早めに済ませたいですね。でも、なんと伝えればいいか、文章をまとめるのが大変に感じることも多いものです。ChatGPTに頼むと、すぐに丁寧な連絡文を作ってもらえます。
コピーして使えるプロンプト③
ChatGPTへの指示文(そのままコピーしてください)
入院することを家族(子どもたち)に伝えるLINEのメッセージを作ってください。入院日はまだ仮定でいいので、「〇〇の治療のために入院することになりました。手術は〇日ごろの予定です。詳しくはまた連絡します」という内容で、自然でやさしい文章にしてください。仮定した点は必ず「仮定」と添えてください。
活用のヒント:具体的な日程・病名が決まってから入力すると、より自分の状況に合った文章にしてくれます。ただし、氏名・住所・電話番号などの個人情報は入力しないようにしましょう。
職場や近所の方への連絡も同様に、「〇〇(関係性)に伝えるメッセージを作ってください」とお願いするだけで対応してくれます。
③ お医者さん・看護師さんへの質問リストを作る
入院前の診察や、手術前の説明のときに「聞きたいことがあったのに、緊張して忘れてしまった」という方はたくさんいらっしゃいます。事前にChatGPTで質問リストを作っておくと、大切なことを確認し忘れることが減ります。
コピーして使えるプロンプト④
ChatGPTへの指示文(そのままコピーしてください)
入院や手術の前に、お医者さんや看護師さんに確認しておくといいことを、箇条書きのリストにまとめてください。「手術後の回復期間はどのくらいか」「痛み止めや薬はどのように使うか」「家族の面会はいつできるか」といった内容も含めてください。読みやすいように、短い文でまとめてください。
リストの使い方:ChatGPTが作ってくれたリストを、スマホのメモアプリに貼り付けるか、紙に印刷しておきましょう。診察のときにそのまま見ながら確認できます。
(注意)ChatGPTが提案した質問リストは「一般的な例」です。ご自身の病状や治療方針に関しては、必ず主治医・担当看護師にご確認ください。
④ 退院後の生活で気をつけることを整理する
退院後の生活は、入院中と同じくらい大切です。「いつから食事を普通に戻していいのか」「お風呂はいつから入れるのか」「通院はどの頻度か」——こうした点も事前に整理しておくと安心です。
コピーして使えるプロンプト⑤
ChatGPTへの指示文(そのままコピーしてください)
手術後に退院したあとの生活で、一般的に気をつけることをわかりやすくまとめてください。食事・お風呂・運動・通院・薬の飲み方などの項目を、シニア向けにやさしい言葉で教えてください。具体的な内容は病院や手術の種類によって違うことも添えてください。
大切なポイント:ChatGPTが答えてくれた内容はあくまで「一般的な参考」です。退院後の具体的な生活制限や通院頻度は、必ず退院時に担当医・看護師から直接説明を受けてください。
退院後の不安を事前にChatGPTに整理してもらうことで、「先生に聞いておくこと」が明確になり、退院前の説明をより有効に活用できます。
⑤ 入院中の暇つぶし・連絡手段の準備をする
入院中、特に術後の回復期はベッドで過ごす時間が長くなります。読書・音楽・スマホゲームなど、気分転換になるものを事前に用意しておくと、入院生活が少し楽になります。ChatGPTに相談してみましょう。
コピーして使えるプロンプト⑥
ChatGPTへの指示文(そのままコピーしてください)
入院中にベッドの上でできる暇つぶしを、シニアにおすすめのものを10個くらい教えてください。スマホで楽しめるもの、耳で楽しめるもの(ラジオ・音楽など)も含めてください。それぞれに「どこで入手・設定できるか」も簡単に教えてください。
また、スマホで家族とビデオ通話(LINEなど)ができると、入院中も寂しさが和らぎます。ビデオ通話の操作が心配な場合は、入院前にお子さんやお孫さんに練習しておいてもらいましょう。
入院中のスマホ・Wi-Fi利用ルールは病院によって異なります。事前に病院へ確認しておくことをおすすめします。
AIの活用事例をもっと知りたい方は、シニアAI活用事例カテゴリも参考にしてみてください。
【要注意】よくある失敗パターンと気をつけること
ChatGPTを入院準備に活用する上で、気をつけていただきたいことがあります。実際にシニアの方々と一緒にChatGPTを使う中でよく見かけるパターンをまとめました。
失敗① 個人情報を細かく入力しすぎる
❌ よくある間違い:「私は〇〇市〇〇町に住む〇〇(氏名)で、〇月〇日に〇〇病院で〇〇の手術を受けます。保険証番号は〇〇です」と入力してしまう
⭕ 正しいやり方:「入院の持ち物リストを教えてください(病院名や個人情報は入力しない)」と一般的な形でお願いする
なぜ大切か:ChatGPTはインターネット経由で動いています。氏名・住所・電話番号・保険証番号・口座番号などの個人情報は入力しないのが原則です。一般的な内容でお願いするだけで、十分に役立つ答えが返ってきます。(参考:OpenAI社プライバシーポリシー https://openai.com/ja-JP/policies/row-privacy-policy/)
失敗② ChatGPTの答えを医療の判断に使ってしまう
❌ よくある間違い:「ChatGPTが『この薬は食前に飲む』と言ったから、そうしている」「AIが退院後の運動について言っていたのでそのとおりにしている」
⭕ 正しいやり方:ChatGPTの答えは「参考情報」として使い、薬の飲み方・食事制限・運動の可否は必ず主治医・担当看護師・薬剤師に確認する
なぜ大切か:ChatGPTは医師免許を持っていないAIです。一般的な情報を教えてくれることは得意ですが、あなた個人の状態・病状・使用する薬に合わせた判断はできません。医療に関することは必ず専門家に確認しましょう。
失敗③ ChatGPTの答えを全部読まずに使う
❌ よくある間違い:ChatGPTが作ってくれた持ち物リストをそのまま印刷して、確認なしに全部用意する
⭕ 正しいやり方:ChatGPTの答えを参考にしつつ、実際に入院する病院のしおりや、入院前説明で配られた資料と照らし合わせて確認する
なぜ大切か:病院によって「持ち込み可能なもの」や「レンタルできるもの」は違います。ChatGPTは一般的な例を教えてくれますが、その病院のルールには対応できません。必ず病院の資料や担当者への確認を優先してください。
失敗④ 操作が難しくて途中であきらめてしまう
❌ よくある間違い:うまく入力できず、そのまま使うのをやめてしまう
⭕ 正しいやり方:「お子さん・お孫さんに最初だけ手伝ってもらう」「一度の操作を短くして、少しずつ慣れていく」
なぜ大切か:ChatGPTはLINEのように文字を打ってやりとりするだけです。難しいことは最初からする必要はありません。まずはこの記事のプロンプトをそのままコピーして試してみるだけでOKです。お子さんやお孫さんに頼ってもOKですよ。
ChatGPTを使うときの3つの原則
入院準備にChatGPTを活用するうえで、ぜひ覚えておいていただきたいことを3つにまとめます。
- 個人情報は入力しない。氏名・住所・電話番号・保険証番号などは入力せず、「一般的な情報」としてお願いする。
- 医療の判断はお医者さんに。薬・検査・手術・食事制限などの医療的な判断は、ChatGPTではなく必ず主治医・担当看護師・薬剤師に相談する。
- ChatGPTの答えは「参考」として活用する。「準備のチェックリスト」「質問リストの下書き」「連絡文の下書き」として使い、最終確認は人間が行う。
この3つを守りながら使えば、ChatGPTは入院準備のとても頼もしいお手伝いになります。
お子さん・お孫さんと一緒に使う場合のヒント
「自分ひとりでは難しいかも」という方には、お子さん・お孫さんと一緒に使うことをおすすめします。遠くに住んでいる場合でも、電話やLINEのビデオ通話をつなぎながら、こちらのプロンプトを使ってもらう方法が便利です。
たとえば、こんな流れで使えます:
- 親御さんが「入院が決まった。持ち物リスト、一緒に作ってほしい」と子ども世代に連絡する
- 子ども世代がChatGPTを開き、この記事のプロンプトを貼り付けて一緒に確認する
- ChatGPTの答えを一緒に読みながら、「これは病院に確認しよう」「これは用意しておこう」と分類する
- 質問リストを印刷して、次の診察に持っていく
入院の準備は、家族みんなで取り組むといいものです。ChatGPTは、その「最初のリスト作り」をスムーズにしてくれる道具として使ってみてください。
ChatGPTを開く・使い始める方法(スマホ操作)
「ChatGPTって、どうやって使うの?」という方のために、基本的な操作手順をご紹介します。
- スマホのブラウザ(インターネットを見るアプリ)を開く。iPhoneの場合は「Safari」、Androidの場合は「Chrome」など。
- 検索欄に「ChatGPT」と入力して検索する。
- 公式サイト(chat.openai.com)を開く。英語のページが出てきますが、日本語でお願いすれば日本語で答えてくれます。
- アカウントを作る(最初の1回だけ)。メールアドレスとパスワードを登録します。ここはお子さんやお孫さんに手伝ってもらうのがスムーズです。
- メッセージ入力欄にプロンプトを貼り付けて、送信ボタンを押す。
アプリをインストールしたい場合は、App Store(iPhone)またはGoogle Play(Android)で「ChatGPT」と検索してダウンロードできます。操作はブラウザ版と同じです。(参考:OpenAI公式 https://openai.com )
入院前に確認しておきたいこと一覧(ChatGPT活用チェックリスト)
最後に、入院準備でChatGPTに手伝ってもらえることと、「病院に確認すること」を一覧にまとめます。印刷してお使いください。
| 準備の内容 | ChatGPTでできること | 必ず病院・主治医に確認すること |
|---|---|---|
| 持ち物の準備 | 一般的な持ち物リストを作る | 病院のルール・レンタルの有無 |
| 連絡文の作成 | LINEや手紙の文面の下書き | (本人確認のみ) |
| 質問リスト | 一般的な質問の下書きを作る | 実際の答えは主治医・看護師へ |
| 薬・食事・運動 | 一般的な情報・注意点の確認 | 必ず主治医・薬剤師・栄養士へ |
| 退院後の生活 | 参考リストの作成 | 具体的な制限・通院頻度は主治医へ |
| 暇つぶし準備 | おすすめリストを作る | 病院のスマホ・Wi-Fiルール |
よくある質問(FAQ)
- Q. ChatGPTで入院の準備ができるって本当ですか?
- はい、ChatGPTは文章でやりとりするAI(人工知能)なので、「入院準備の持ち物リストを教えて」「お医者さんへの質問リストを作って」などとお願いすると、すぐに答えてくれます。ただし、医療上の判断や最終確認は、必ず主治医・担当看護師にお願いしてください。
- Q. スマホが得意でないシニアでも使えますか?
- はい、大丈夫です。ChatGPTはLINEのように文字を打ってやりとりするだけで使えます。この記事のプロンプトをそのままコピーして貼り付けるだけでOKです。お子さんやお孫さんに最初だけ手伝ってもらうと、スムーズに使い始められます。
- Q. 病名や個人情報をChatGPTに入力しても大丈夫ですか?
- 慎重に扱うことをおすすめします。氏名・住所・電話番号・保険証の番号などの個人情報は、ChatGPTに入力しないようにしましょう。一般的な内容でお願いするだけで、十分に役立つ答えが得られます。(OpenAI社プライバシーポリシー https://openai.com/ja-JP/policies/row-privacy-policy/ )
- Q. ChatGPTが教えてくれた内容をそのまま使っていいですか?
- 一般的な準備の参考にするのは問題ありません。ただし、薬の飲み方・食事制限・手術に関する医療的な内容は、必ず主治医または担当看護師に確認してください。ChatGPTはあくまで「準備のお手伝いをするアシスタント」です。
- Q. 無料で使えますか?
- はい、ChatGPTには無料プランがあり、基本的な使い方は費用なしで始められます。OpenAI社公式(openai.com)から登録できます。この記事で紹介する入院準備の使い方には、無料プランで十分です。(2026年5月時点・openai.com)
- Q. お子さんや孫世代も一緒に使えますか?
- とてもおすすめです。電話しながらChatGPTを動かして準備する方法も有効です。遠くに住んでいるご家族とも、一緒に入院準備を進める機会になります。
参考・出典
- 入院時に必要な持ち物について(厚生労働省 医療機能情報提供制度) — 厚生労働省(参照日:2026-05-31)
- OpenAIプライバシーポリシー — OpenAI(参照日:2026-05-31)
- ChatGPT公式サイト — OpenAI(参照日:2026-05-31)
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること:この記事のプロンプト①(持ち物リスト)をChatGPTに貼り付けて、どんな答えが返ってくるか試してみましょう。操作が難しければ、お子さんやお孫さんに一緒にやってもらうだけでも大丈夫です。
- 入院が決まったら:プロンプト③(連絡文)とプロンプト④(質問リスト)も作っておきましょう。質問リストは印刷して診察に持参すると、先生への確認がスムーズになります。
- 入院前日までに:プロンプト⑤(退院後の生活整理)と⑥(暇つぶし準備)も完了させましょう。退院後をイメージしておくと、入院中も安心して過ごせます。
ChatGPTはあくまで「準備のお手伝いアシスタント」です。医療の最終判断は必ずお医者さんにお任せください。でも、その「準備を整えること」に使うのに、これほど頼もしい道具はなかなかありません。ぜひ安心して試してみてください。
次回予告:次の記事では「シニアのお薬管理にChatGPTを活用する方法」をテーマに、お薬手帳のメモ整理や、薬剤師さんへの質問リスト作りについてご紹介する予定です。お楽しみに。
著者プロフィール
佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆。シニアの方やそのご家族へのAI活用サポートにも取り組んでいます。
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