結論:漢字クイズや言葉遊び、ことわざ・四字熟語は、ChatGPT(チャットジーピーティー=文章で答えてくれるAI)にお願いすれば、あなたのレベルや好みに合わせて出してもらえます。お金もかからず、毎日の楽しい習慣にできます。
- その1:「やさしめの漢字クイズを5問」のように頼むだけで、すぐに問題を出してくれます。
- その2:答え合わせと、やさしい解説もしてくれます。「もっと難しく」「もっとやさしく」も自由に調整できます。
- その3:ご家族やお友だちと一緒に出し合えば、会話がはずみます。一人でも、二人でも楽しめます。
こんな方へ:頭の体操を楽しみたい60代〜80代の方。そして「親に楽しい時間を過ごしてほしい」と思うお子さん・お孫さん世代(30代〜50代)の方。
今日やること:スマホでChatGPTを開いて、「漢字の読みのクイズを、やさしめで3問出してください」と打ってみましょう。それだけで始められます。
「最近、ちょっと言葉が出てこなくてね」——70代の母にスマホの使い方を教えていたとき、ぽつりとそう言われました。新聞を読むのは好きだけれど、知らない四字熟語が出てくると、調べるのが面倒でそのままにしてしまう。そんな話でした。
そこで一緒にChatGPTで「ことわざクイズ」をやってみたんです。すると、これがずいぶん盛り上がりました。「あら、これ懐かしい」「昔、よく聞いたわ」と、昔の思い出話まで出てきて、気づけば30分。正直、私自身もびっくりしました。
この記事では、漢字や言葉遊び、ことわざ・四字熟語を、AI(人工知能)に出してもらって楽しむ方法を、やさしくお伝えします。むずかしいことは一つもありません。スマホに話しかけるように打ち込むだけです。お子さん・お孫さんに頼って始めてもOKです。
ChatGPTで言葉遊びを楽しむと、こんなことができます
まず、「いったい何ができるの?」というところから、やさしくご説明します。ChatGPTは、文章でお願いすると、文章で返してくれるAIです。クイズの出題も、答え合わせも、まるで物知りなお友だちと話しているようにやってくれます。
趣味や学びの充実にAIを活用する方法はシニアの生涯学習をChatGPTで広げる方法で詳しく解説しています。
レベルや好みに合わせて問題を出してくれる
「やさしめで」「少し難しめで」と一言そえるだけで、ちょうどよい問題を出してくれます。漢字の読み、書き取り、ことわざの穴うめ、四字熟語の意味あて——好きなジャンルを選べます。「動物が入ることわざで」のように、テーマを決めてお願いすることもできます。
答え合わせと、やさしい解説をしてくれる
答えがわからなくても大丈夫です。「答えを教えて」と打てば、答えと一緒に「どうしてそうなるのか」もやさしく説明してくれます。意味や由来まで教えてくれるので、ただ正解するより、ずっと記憶に残ります。
難しさを自由に調整できる
「ちょっと簡単すぎたな」と思ったら「もう少し難しくして」、「むずかしすぎる」と思ったら「もっとやさしく」と打つだけです。あなたのペースに合わせてくれるので、無理なく続けられます。これが、市販のドリルやテレビのクイズ番組とは違う、いちばんうれしいところかもしれません。
言葉や俳句をもっと味わいたい方は、俳句・短歌・川柳をAIと楽しむ記事もあわせてご覧ください。作る楽しみが広がります。

スマホでの始め方|まずは一言、打ってみましょう
「むずかしそう」と感じるかもしれませんが、やることはとても少ないです。スマホがあれば、今日から始められます。順番に見ていきましょう。
- スマホで「ChatGPT」のアプリを開きます(まだの方は、お子さん・お孫さんに入れてもらうと安心です)。
- 画面の下のほうにある、文字を入れる欄を軽くタップします。
- 「漢字の読みのクイズを、やさしめで3問出してください」と打ち込みます。声で入力できる機種なら、話しかけるだけでも大丈夫です。
- 送信のボタン(紙ひこうきのような印)を押します。
- クイズが出てきたら、答えを打ち込んで送ります。「答え合わせをして」と頼めば、丸つけと解説をしてくれます。
うまく出てこないときは、もう一度同じようにお願いしてみてください。AIは何度間違えても怒りません。気楽に試せるのが、いいところです。スマホの基本操作に不安がある方は、わからないことをChatGPTに聞く記事から始めると、ぐっと使いやすくなります。
そのまま使える会話例|こう打つと、こう返ってきます
ここからは、実際の「打ち方」と「返り方」を、いくつかご紹介します。むずかしく考えず、まねして打ってみてください。太字があなたの打つ言葉です。
会話例1:漢字の読みクイズ
あなた:「漢字の読みのクイズを、やさしめで3問出してください。答えは、わたしが答えたあとに教えてください」
ChatGPT:「承知しました。では3問です。
第1問:『紅葉』の読みは?
第2問:『海老』の読みは?
第3問:『土産』の読みは?
お答えがそろったら、答え合わせをしますね」
あなた:「もみじ、えび、みやげ」
ChatGPT:「全問正解です。すばらしいですね。『紅葉』は『こうよう』とも読みます。場面によって読み方が変わる、おもしろい漢字です」
会話例2:ことわざの穴うめ
あなた:「ことわざの穴うめクイズを5問。動物が出てくるもので、少しなつかしい感じのものをお願いします」
ChatGPT:「では、動物の出てくることわざです。□に入る言葉を考えてみてください。
1.□の手も借りたい
2.□に小判
3.飼い□に手をかまれる
(このあとに答えと意味も用意しています)」
あなた:「猫、猫、犬。3番がちょっと自信ないです」
ChatGPT:「正解です。3番は『飼い犬に手をかまれる』で、目をかけて世話をした相手に裏切られる、という意味です。よくできました」
会話例3:四字熟語を学び直す
あなた:「四字熟語をひとつ選んで、意味と、使い方の短い例文をやさしく教えてください」
ChatGPT:「『一期一会(いちごいちえ)』はいかがでしょう。『一生に一度の出会いを大切にする』という意味です。例文:『この旅で出会えたのも一期一会ですね』。お茶の世界から生まれた言葉といわれています」
会話例4:難しさを変えてもらう
あなた:「いまの四字熟語、もう少し難しいものを3つ、意味つきで」
ChatGPT:「承知しました。少し歯ごたえのあるものを3つご用意しました。
・温故知新(おんこちしん)……昔のことを学び、新しい知識を得ること
・切磋琢磨(せっさたくま)……仲間とはげまし合って向上すること
・以心伝心(いしんでんしん)……言葉にしなくても心が通じ合うこと」
このように、「もっとやさしく」「もっと難しく」「別のジャンルで」と、自由に注文できます。自分だけの言葉ドリルが、その場で出来上がる感じです。
ご家族や仲間と一緒に楽しむアイデア
言葉遊びは、一人でも楽しいですが、誰かと一緒だと、もっとはずみます。AIを「出題係」にして、みんなで答え合いっこをするのがおすすめです。
お孫さんとの「世代対決クイズ」
「子どもでもわかる漢字クイズと、大人向けの漢字クイズを、それぞれ3問ずつ出してください」とお願いすれば、お孫さんと一緒に楽しめます。お孫さんが今どきの言葉を、おじいちゃん・おばあちゃんが昔ながらの言葉を教え合う——そんな時間になります。
夫婦やお友だちとの「お茶の時間クイズ」
お茶を飲みながら、スマホ1台でことわざクイズ。「昭和によく使われたことわざで」とテーマを決めると、「そういえばこんな言葉あったね」と思い出話に花が咲きます。デイサービスや趣味の集まりで、みんなで囲んで楽しむ方もいらっしゃいます。
LINEで「今日の一問」を送り合う
ChatGPTに出してもらった問題を、家族のLINE(ライン)に送って出し合うのも楽しい使い方です。離れて暮らすご家族と、ちょっとした会話のきっかけになります。日々の交流をAIで楽にしたい方は、趣味学習にChatGPTを使う記事も参考になります。
【要注意】楽しく続けるための注意点
気軽に楽しめるAIですが、安心して使うために、いくつか覚えておきたいことがあります。むずかしくはありません。3つだけ、頭の片すみに置いてください。
注意1:AIの答えを、そのまま信じすぎない
正直にお伝えすると、ChatGPTは、ときどき間違った答えやあやふやな知識を出すことがあります。クイズの答えや、ことわざの由来も、たまに正確でないことがあります。「へえ、そうなんだ」と楽しむぶんには問題ありませんが、人に話す前や、大事な場面で使う前には、辞書や本でも確かめると安心です。答えを鵜呑みにせず、「ほんとかな?」と一歩引いて見るくらいが、ちょうどよいです。
注意2:個人情報は打ち込まない
言葉遊びを楽しむだけなら必要ありませんが、名前・住所・電話番号・生年月日・通帳や暗証番号といった大事な情報は、AIに打ち込まないようにしましょう。クイズを楽しむのに、こうした情報はいりません。
注意3:「脳トレ」として気負わない
言葉遊びや頭の体操は、毎日の楽しみとして続けるのがいちばんです。ただし、これをやれば認知症を防げる・治せる、と言い切れるものではありません。健康やもの忘れで気になることがあれば、自己判断せず、かかりつけのお医者さんにご相談ください。あくまで「楽しいから続く」を大切にしてくださいね。なお、もの忘れ予防の生活については、厚生労働省の認知症施策のページでも公的な情報が確認できます(2026年6月時点)。
よくあるご質問
Q1:ChatGPTは無料で使えますか?
はい、無料で使える範囲があります。漢字クイズや言葉遊びを楽しむぶんには、無料の範囲で十分に楽しめます。料金が気になる場合は、最新の案内をアプリ内でご確認ください。
Q2:文字を打つのが苦手です。それでもできますか?
大丈夫です。多くのスマホには「音声入力」といって、話しかけた言葉を文字にしてくれる機能があります。マイクの印を押して「漢字クイズを出して」と話すだけでも使えます。
Q3:出された答えが、ときどき変な気がします
AIは、まれに間違った答えを出すことがあります。おかしいと感じたら「本当に合っていますか?」と聞き返したり、辞書でも確認したりすると安心です。間違いを見つけるのも、ひとつの楽しみと思ってください。
Q4:毎日続けるコツはありますか?
「朝のお茶の時間に3問だけ」のように、時間と問題数を決めると続けやすいです。無理に長くやらず、楽しいところでやめるのが、長続きのコツです。
Q5:難しい漢字や言葉ばかりで疲れます
「もっとやさしく」「小学生向けくらいで」とお願いすれば、ぐっとやさしくなります。あなたが心地よく感じるレベルが、いちばん良いレベルです。
まとめ|毎日の楽しい習慣に
漢字・言葉遊び・ことわざ・四字熟語は、ChatGPTにお願いすれば、あなたにぴったりの問題を、いつでも、何度でも出してもらえます。お金もかからず、答え合わせも解説も、やさしくしてくれます。
今日からできる3つのことを、おさらいします。
- 1つめ:スマホでChatGPTを開いて、「やさしめの漢字クイズを3問」と打ってみる。
- 2つめ:「もっとやさしく」「もっと難しく」と注文して、自分に合う難しさを見つける。
- 3つめ:ご家族やお友だちと、出した問題を出し合って、会話を楽しむ。
うまくいかなくても、気にしないでください。お子さん・お孫さんに頼ってもOKです。大切なのは、肩の力を抜いて、言葉と遊ぶ時間を楽しむこと。あなたの毎日に、小さな「なるほど」と「なつかしい」が増えますように。
参考にした情報(出典)
- 文化庁「常用漢字表」(2026年6月時点)
- 文化庁「国語に関する世論調査」(2026年6月時点)
- 厚生労働省「認知症施策」(2026年6月時点)
著者プロフィール
佐藤傑(さとう・すぐる)。株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を手がける。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。シニアの方やそのご家族が、無理なくAIと付き合えるよう、やさしい使い方を発信しています。