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シニアの年賀状をChatGPTで作る|文面づくりが5分で完成

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シニアの年賀状をChatGPTで作る|文面づくりが5分で完成

結論:年賀状や寒中見舞いの「あいさつ文」は、ChatGPT(チャットジーピーティー)に話しかけるだけで、相手にあわせた失礼のない文面が5分ほどで作れます。文章を考えるのが苦手な方や、毎年同じ言葉になってしまう方にこそ、おすすめの使い方です。

  • 要点1:「だれに」「どんな気持ちを」伝えたいかを話すだけ。あとはChatGPTが文面の案を出してくれるので、自分はそれを選んで手直しするだけでよい
  • 要点2:親せき・友人・お世話になった方など、相手別に言葉づかいを変えた文例をいくつも出せる。「もう少しやわらかく」など、注文のやり直しも何度でもできる
  • 要点3:住所・氏名などの個人情報はChatGPTに入力しない。文面づくりだけに使い、印刷や宛名書きは今までどおり手元で行う

対象読者:年賀状の文面づくりに毎年悩むシニアご本人(60代〜80代)と、親御さんの年賀状づくりを手伝いたい子・孫世代(30代〜50代)

今日やること:ChatGPTに「親せきに送る年賀状の一言を考えてください。元気にしていることを伝えたいです」と話しかけてみてください。それだけで、使える文面の案が出てきます

「年賀状、今年こそ早めに書こうと思っているんだけど……文面がね、なかなか決まらないのよ」

先日、70代の女性の方から、こんなお話をうかがいました。住所録は整理してあるし、はがきも買ってある。でも、いざ書こうとすると「あけましておめでとうございます」のあとに続ける一言が出てこない。気がつくと、毎年まったく同じ文面になってしまう——というお悩みでした。

実はこの「文面が決まらない」という声、私たちがシニアの方々をサポートしてきた中で、年末になると本当によく聞くお悩みのひとつです。年賀状そのものを書くのが面倒なのではなく、「気のきいた一言」を考えるところで手が止まってしまうのです。

そんなときに頼れるのが、ChatGPT(チャットジーピーティー)というAI(人工知能)です。「だれに、どんな気持ちを伝えたいか」を話しかけるだけで、相手にあわせた文面の案をいくつも出してくれます。この記事では、年賀状・寒中見舞い・暑中見舞いの文面を、ChatGPTでらくに作る方法を、コピペ(コピー&ペースト)できる指示文つきでていねいにご紹介します。

そもそもChatGPTって何? という方は、先に高齢者のためのChatGPT入門|家族と始める安心5ステップをご覧いただくと、この記事がよりスムーズに読めます。

なぜ年賀状の文面づくりにChatGPTが向いているのか

「考える」を手伝ってくれる道具です

ChatGPTは、アメリカのOpenAI(オープンエーアイ)という会社が作った「AIのおしゃべり相手」です。質問や相談を投げかけると、まるで物知りな友だちのように文章で答えてくれます。

年賀状の文面づくりでChatGPTがありがたいのは、「文章を一から考える」という、いちばん大変な部分を肩代わりしてくれるところです。真っ白なはがきを前にすると言葉が出てこなくても、ChatGPTが出した案を見れば「あ、これいいわね」「ここはもう少しこう言いたい」と、自分の気持ちがはっきりしてきます。ゼロから考えるより、出てきた案を選んで直すほうが、ずっとらくなのです。

毎年同じ文面から卒業できます

「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」——これだけで終わってしまう年賀状、心当たりはありませんか。ChatGPTを使えば、相手の顔を思い浮かべながら「あの人にはこの一言」と、少しずつ違う文面を添えられます。受け取った相手も、自分のために考えてくれた一言があると、うれしいものです。

文章のマナーも教えてくれます

「年賀状で使ってはいけない言葉ってあるの?」といった疑問にも、ChatGPTは答えてくれます。たとえば「去年」より「昨年」「旧年」を使う、「、」や「。」を入れない書き方もある、といったことです。文章のマナーに自信がない方でも、ChatGPTに確認しながら進められるので安心です(最終的なマナーの判断が気になる場合は、ご家族にも一度見てもらうとより安心です)。

【準備】文面づくりを始める前に知っておきたいこと

個人情報は入力しない

まず、いちばん大切なことをお伝えします。ChatGPTで文面を作るときは、住所・電話番号・相手の本名やフルネームなどの個人情報を入力しないでください。ChatGPTの会話内容は、OpenAI社のサーバーに送られます。文面づくりには、相手のことは「親せき」「中学校時代の友人」「お世話になった元上司」のように、立場や関係性だけ伝えれば十分です。

具体的な名前を入れたいときは、ChatGPTに「○○さん」とだけ入れた案を作ってもらい、印刷の段階で実際のお名前に直せば大丈夫です。宛名書きや印刷、投函(とうかん)は、今までどおり手元で行ってください。

ChatGPTが作るのは「下書き」です

正直にお伝えすると、ChatGPTが出す文面は「完成品」ではなく「下書き」です。そのまま使えることも多いですが、ときどき少し堅すぎたり、自分の言葉づかいと違ったりします。出てきた文面は必ず自分の目で読んで、「自分らしい言葉」に手直ししてから使ってください。AIに丸投げするのではなく、「AIに下書きを手伝ってもらう」という気持ちが、ちょうどよい付き合い方です。

音声入力を使えば文字を打たなくてOK

文字を打つのが苦手な方は、ChatGPTの音声入力(声で話しかける機能)を使ってください。アプリの画面下にあるマイクのアイコン(🎤)をタップして話しかけるだけです。音声入力の詳しい使い方は、シニアのChatGPT音声入力|文字を打たずにAIと話す方法でご紹介しています。

【基本】年賀状の文面をChatGPTで作る5ステップ

ステップ1:だれに送るかを伝える

まずはChatGPTに「だれに送る年賀状か」を伝えます。下のように話しかけてみてください。

親せきに送る年賀状の一言を考えてください。
わたしは70代で、相手は同じくらいの年齢のいとこです。
「元気にしているので安心してほしい」という気持ちを伝えたいです。
やさしく、あたたかい言葉で、2文くらいでお願いします。

※不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

このように「自分の年齢」「相手との関係」「伝えたい気持ち」「だいたいの長さ」を伝えると、ぴったりの文面が出やすくなります。

ステップ2:出てきた文面を読んでみる

ChatGPTが、すぐに文面の案を出してくれます。たとえば「おかげさまで変わらず元気に過ごしております。今年もどうぞお体を大切に、よい一年になりますように。」のような形です。読んでみて、気持ちに合っていれば、これで決まりです。

ステップ3:気に入らなければ「やり直し」を頼む

「ちょっと堅いな」「もう少し短くしたい」と思ったら、遠慮なくやり直しを頼んでください。会話を続けるだけでよいので、新しく入力し直す必要はありません。

ありがとうございます。もう少しやわらかい言葉で、
くだけた感じにしてください。1文だけでお願いします。

ChatGPTは何度でもやり直してくれます。「3つくらい案を出して」と頼めば、いくつかの中から選ぶこともできます。

ステップ4:自分の言葉に手直しする

気に入った文面が見つかったら、最後に自分の目で読んで、自分らしい言葉に整えます。たとえば「お体を大切に」を「無理せず元気でね」に変えるなど、ふだん自分が使う言い方に直すと、より気持ちが伝わります。

ステップ5:はがきに書き写す(または印刷する)

完成した文面を、はがきに手書きする、またはパソコンの年賀状ソフトに入力して印刷します。ここから先は、今までどおりのやり方で大丈夫です。ChatGPTはあくまで「文面を考える部分」だけのお手伝いです。

【相手別】そのまま使えるChatGPTへの指示文5選

ここからは、送る相手別に「そのまま話しかけられる指示文」をご紹介します。気になるものをコピーして、ChatGPTに送ってみてください。

指示文1:親せき・いとこへ

親せき(同年代のいとこ)に送る年賀状の一言を考えてください。
しばらく会えていないので、また会いたい気持ちを伝えたいです。
あたたかく、押しつけがましくない言葉で、2文程度でお願いします。

※仮定した点は必ず"仮定"と明記してください。

指示文2:昔からの友人へ

長年の友人に送る年賀状の一言を考えてください。
お互い年をとったけれど、変わらず元気でいようね、
という気持ちを、くだけたやさしい言葉で1〜2文で書いてください。

指示文3:お世話になった方・目上の方へ

お世話になった目上の方に送る年賀状の一言を考えてください。
ていねいで失礼のない言葉づかいにしてください。
感謝の気持ちと、相手の健康を願う気持ちを、2文程度で書いてください。
年賀状で使うのがふさわしくない言葉があれば、それも教えてください。

指示文4:遠くに住む子・孫へ

遠くに住む孫(20代)に送る年賀状の一言を考えてください。
おしつけがましくならないように、応援する気持ちを、
明るくやさしい言葉で1〜2文で書いてください。

指示文5:喪中はがき・寒中見舞いの文面

寒中見舞いの文面を考えてください。
年賀状を出しそびれた友人に、年明けのあいさつとして送ります。
冬の寒さを気づかう言葉と、相手の健康を願う言葉を入れて、
ていねいに3文程度でお願いします。

※喪中(もちゅう)はがきや弔事(ちょうじ)に関わる文面は、しきたりが地域や家庭で異なります。ChatGPTの案を参考にしつつ、ご家族や経験のある方にも確認すると安心です。

年賀状以外でも使える「季節のあいさつ状」

暑中見舞い・残暑見舞い

夏のあいさつ状にも、同じやり方が使えます。「暑中見舞いの文面を、相手の健康を気づかう言葉で2文程度で考えてください」と話しかけるだけです。「暑中見舞いと残暑見舞いの違いも教えて」と聞けば、出す時期の目安も教えてくれます。

お礼状・お見舞いのはがき

お中元やお歳暮をいただいたときのお礼状、入院された方へのお見舞いのはがきなども、ChatGPTが下書きを手伝ってくれます。「いただいた品物への感謝を、ていねいな言葉でお礼状にしてください」のように頼めば大丈夫です。

引っ越し・転居のあいさつ

住所が変わったときのあいさつ状も作れます。ただし、新しい住所そのものはChatGPTに入力せず、「引っ越したことを知らせる文面」だけを作ってもらい、住所はあとから自分で書き加えてください。

【要注意】年賀状づくりでChatGPTを使うときの失敗パターンと回避策

失敗1:相手の名前や住所をそのまま入力してしまう

❌ 「田中花子さん(住所:○○県○○市……)への年賀状を書いて」

⭕ 「中学校時代の友人への年賀状の一言を書いて」

なぜこれが重要か:個人情報をAIに入力すると、その情報がOpenAI社のサーバーに送られます。文面づくりに本名や住所は必要ありません。関係性だけ伝えれば、十分よい文面ができます。実際のお名前は、はがきに書く段階で入れてください。

失敗2:出てきた文面をそのまま全部使ってしまう

❌ ChatGPTの文面をひと言も直さずに、そのまま書き写す

⭕ 出てきた文面を読んで、自分の言葉づかいに手直しする

なぜこれが重要か:ChatGPTの文面は、ときどき少し堅かったり、自分らしくなかったりします。受け取った相手が「いつもの○○さんらしくないな」と感じることもあります。最後はかならず自分の目で読み、自分の言葉に整えてください。

失敗3:あいまいな注文で「ありきたりな文面」になる

❌ 「いい感じの年賀状の文面を書いて」

⭕ 「同年代の友人に、今年も元気で会おうという気持ちを、くだけた言葉で1文で書いて」

なぜこれが重要か:ChatGPTは「いい感じ」の中身を知りません。「だれに」「どんな気持ちを」「どれくらいの長さで」を具体的に伝えるほど、自分にぴったりの文面になります。

失敗4:マナーの確認をAIだけで済ませてしまう

❌ ChatGPTが「この言葉で大丈夫です」と言ったから、それを最終判断にする

⭕ ChatGPTの説明を参考にしつつ、心配なときは家族や経験者にも確認する

なぜこれが重要か:年賀状や弔事のマナーは、地域や家庭によって考え方が違うことがあります。ChatGPTの説明は一般的な目安として役立ちますが、大切な相手への文面は、ご家族にも一度見てもらうとより安心です。

家族がサポートするときのコツ

最初の1回だけ一緒にやってあげる

お子さん・お孫さんがそばにいるなら、最初の1通だけ一緒に作ってあげてください。「どう話しかければいいか」さえ分かれば、あとはご本人だけでも続けられます。手順を紙に大きく書いて、スマホのそばに置いておくのもおすすめです。

「やり直しは何度でもOK」と伝える

シニアの方は「一度頼んだら申し訳ない」と遠慮しがちです。「ChatGPTは何度やり直しても疲れないし、怒らないよ」と伝えてあげると、安心して使えるようになります。

できた文面をほめる

「これ、すてきな文面だね」「自分で考えたみたいだよ」と声をかけてあげてください。年賀状づくりが「面倒な作業」から「ちょっと楽しい時間」に変わります。

よくある質問(FAQ)

Q1:ChatGPTで年賀状の文面を作るのは無料ですか?

はい、ChatGPTの無料プランで十分に作れます。文面づくりのような相談は、無料プランの範囲でまかなえます。自分で有料プランに切り替えない限り、料金はかかりません(OpenAI公式 2026年5月時点)。

Q2:年賀状の宛名や住所もChatGPTで作れますか?

宛名や住所の管理はChatGPTでは行わないでください。これらは個人情報なので、AIに入力するのは避けるべきです。ChatGPTで作るのは「あいさつ文(文面)」だけにとどめ、宛名書き・住所は今までどおり手元のソフトや手書きで行ってください。

Q3:はがきに直接印刷までしてくれますか?

いいえ、ChatGPTは文面の文章を考えるだけです。印刷は、パソコンの年賀状ソフトや、コンビニ・写真店の年賀状サービスをお使いください。ChatGPTで作った文面をコピーして、それらに貼り付けて使う形になります。

Q4:喪中はがきの文面も作れますか?

文面の下書きは作れます。ただし、喪中はがきや弔事のしきたりは地域・家庭で異なることがあります。ChatGPTの案はあくまで参考とし、心配な場合はご家族や経験のある方、または葬儀社・印刷業者にご相談ください。

Q5:手書きの年賀状でもChatGPTは役に立ちますか?

はい、役に立ちます。手書きでも印刷でも、「文面を考える」という部分は同じです。ChatGPTが出した文面を、はがきに自分の字で書き写せば、手書きの温かみと、気のきいた一言の両方が手に入ります。

Q6:年賀状で使ってはいけない言葉を教えてくれますか?

はい、ChatGPTに「年賀状で避けるべき言葉を教えて」と聞けば、一般的な目安を教えてくれます。たとえば「去る」「終わる」「枯れる」など、別れや終わりを連想させる言葉は避けるとよい、といった内容です。ただし最終的なマナーの判断は、ご家族にも確認するとより安心です。

参考・出典

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること:ChatGPTに「親せきに送る年賀状の一言を考えてください。元気にしていることを伝えたいです」と話しかけてみてください。3分で文面の案が出てきます
  2. 今週中:この記事の「相手別の指示文5選」から1つコピーして、実際に試してみてください。出てきた文面を、自分の言葉に手直しするところまでやってみましょう
  3. 今月中:年賀状を送りたい相手を3人思い浮かべて、それぞれに合わせた一言をChatGPTで作ってみてください。毎年同じ文面から卒業できます

次回予告:次の記事では「シニアがChatGPTで家族写真の整理を相談する方法」をテーマに、スマホにたまった写真をすっきり整える手順をお届けします。


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AI(人工知能)の可能性に魅了され、X(旧Twitter)で活用法を発信(@SuguruKun_ai、フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開し、シニアの方への個別サポートにも力を入れています。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆。

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